株式会社Shido 調査レポート

ペットショップ業界向けマーケティング資料〈関西2府4県〉

作成 2026年9月対象 滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山(近畿2府4県)対象業種 ペットショップ(生体販売・ペット用品・トリミング・ペットホテル)主な根拠 環境省 動物愛護管理行政事務提要/総務省 経済センサス・家計調査/厚生労働省 衛生行政報告例/ペットフード協会/矢野経済研究所/東京商工リサーチ/各社公式サイト

全国のペット関連市場は2025年度に1兆9,504億円(見込み)と伸び続けています(矢野経済研究所)。関西2府4県には約82万の犬の飼育世帯と約77万の猫の飼育世帯があり(当社推計)、当社の推計ではペット関連市場は約3,000〜3,150億円です。ただし中身は変わりつつあります。フードと動物病院への支出は10年で約6割増えた一方、子犬の平均価格は3年で約2割下がり、関西で犬猫を販売する事業所は5年で減りました。代わりに伸びているのはトリミング・ペットホテルなどの保管業です。本資料は、関西のペットショップが「生体を売る店」から「飼い主が通い続ける店」へ移るための材料を、公的統計と業界データからまとめたものです。

約3,050億円
関西のペット関連市場(Shido推計)。うちフード・用品は約1,600億円
8,643事業所
関西の第一種動物取扱業(2025年4月)。5年で+11.1%、全国の16.9%
+15.4%
関西の保管業(ペットホテル・トリミング等)の5年の伸び。犬猫の販売業は−3.2%
57.3%
この1年に迎えた犬のうちペットショップで購入した割合(2025年、全国)。猫は33.6%
−21%
子犬の掲載平均価格の下落(2023年11月31.4万円→2026年8月24.7万円、民間集計)
64件
ペット・ペット用品小売業の倒産16件+休廃業48件(2025年、東京商工リサーチ)。2013年以降で最多
CHAPTER 1

市場の全体像 ── 市場は伸びても、伸びているのはフードとサービス

矢野経済研究所の「ペット関連総市場」(小売金額ベース)と、ペットフード協会・東京商工リサーチの数値で市場の流れを見ます。

ペット関連総市場の推移 年度、単位:兆円。2025年度は見込み、2026年度以降は予測。矢野経済研究所。
ペットフードペット用品生体+サービス
市場は2019年度の1兆5,705億円から2025年度に1兆9,504億円(+24%)へ伸びました。伸びの中心はペットフード(+38%)で、生体とサービスを合わせた分野は+13%にとどまります。生体単独の市場規模は公表されていません。
4,594億円
ペットフードの出荷額(2024年度)。2019年度の3,194億円から1.4倍。猫用が2,605億円で犬用を上回る
ペットフード協会 流通量調査
19億円
ペット関連の主要98社の利益合計(2025年度)。売上は2,417億円で伸びたが、利益は2021年度の66億円から大きく減った
東京商工リサーチ
2,909億円
ホームセンター経由のペット関連販売額(2024年見込み)。ネット通販は3,056億円でホームセンターを上回った
富士経済(公表部分)
読み方:市場規模は出典ごとに定義が違います。矢野経済研究所は小売金額(サービスを含む)、富士経済は販売チャネル別、ペットフード協会はメーカー出荷額です。本資料では関西の推計に矢野経済研究所の値を使います。
CHAPTER 2

関西の事業者 ── 犬猫の販売は減り、ホテル・トリミングが増える

環境省「動物愛護管理行政事務提要」の第一種動物取扱業の登録数(各年4月1日)と、経済センサスの小売統計で関西の事業者を見ます。府県の値には府県内の指定都市を足しています。

地域第一種動物取扱業 計販売うち犬猫等の販売保管訓練展示犬猫等販売の5年増減保管の5年増減
大阪府3,7241,5609602,551433353−8.9%+15.8%
兵庫県2,2659346601,430271194+0.3%+16.4%
京都府1,01141130165213587−5.3%+12.2%
滋賀県6132882333554253+14.2%+14.1%
奈良県5742501853645758+6.9%+13.4%
和歌山県4562011582974546−8.7%+18.3%
関西計8,643(16.9%)3,6442,4975,649983791−3.2%+15.4%
全国51,19822,40416,78932,5765,2344,541+0.7%+13.6%

2025年4月1日現在。1つの事業所が複数の種別に登録するため、種別の合計は計と一致しません。「販売」には繁殖業者(ブリーダー)や、爬虫類・観賞魚の販売業者も含まれます。5年増減は2020年4月1日との比較です。

関西の動物取扱業の種別の変化 2020年4月と2025年4月、事業所数。
2020年2025年
犬猫等の販売業は2,580→2,497(−3.2%)に減り、保管業(ペットホテル・トリミング・一時預かり)は4,895→5,649(+15.4%)に増えました。大阪府の犬猫等販売は2024年の1,040から2025年の960へ、1年で80事業所減っています。
人口10万人あたりの犬猫等販売業 2025年4月(人口は2020年国勢調査)。
和歌山・滋賀は人口あたりの犬猫の販売業者が多く、繁殖業者(ブリーダー)が多い地域です。大阪・京都は人口あたりでは全国より少なく、都市部では店舗数より「1店あたりの商圏人口」が大きい構造です。
地域ペット専業小売の事業所(法人)従業者年間販売額(億円)全業態のペット生体販売額(億円)全業態のペット用品販売額(億円)Shido推計 フード・用品市場(億円)
大阪府1471,559213.9186.3390.5約785
兵庫県90897129.5107.0199.3約401
京都府3441854.444.886.6約174
奈良県1818821.826.840.6約82
滋賀県1711913.738.239.4約79
和歌山県87210.38.039.3約79
関西計3143,253443.7(17.7%)411.1(17.7%)795.7(14.8%)約1,600
全国2,10618,2232,502.62,328.35,366.310,794

経済センサス‐活動調査2021(販売額は2020年)。「ペット専業小売」は主業がペット・ペット用品小売業(産業細分類6096)の法人事業所。「全業態」はホームセンター・スーパーなどを含むすべての小売店の商品別販売額です。

Shido推計の方法:フード・用品は、矢野経済研究所の2025年度見込み(ペットフード7,344億円+用品3,450億円)に、経済センサスの関西のペット用品販売額シェア14.83%を掛けて約1,600億円としました。生体・サービスは8,710億円に関西の生体販売額シェア17.66%を掛けると約1,540億円、人口シェア16.28%で按分すると約1,420億円です。合わせて関西のペット関連市場は約3,000〜3,150億円と推計します。府県別も同じ方法で按分しています。
CHAPTER 3

関西の飼い主 ── 大阪は犬が増え、兵庫・神戸は減る

厚生労働省「衛生行政報告例」の犬の登録頭数(狂犬病予防法)と、当社の推計値から関西の飼い主の規模を見ます。猫には登録制度がないため、住まいの構成から推計しています。

犬の登録頭数の推移 2014年度=100。各年度末。
全国の登録頭数は10年で−8.7%でしたが、大阪府は+7.6%と増えました。関西全体は−1.8%で、兵庫県(−10.5%)の減少を大阪府が補っています。大阪府の新規登録は年41,749頭で、10年で+62%です(全国+19%)。
府県犬の飼育世帯犬の頭数猫の飼育世帯猫の頭数
大阪府34.2万46.5万32.8万58.5万
兵庫県23.2万31.6万19.9万35.4万
京都府9.5万12.9万10.0万17.8万
滋賀県6.6万8.9万5.2万9.3万
奈良県4.7万6.3万5.0万8.8万
和歌山県4.0万5.5万3.7万6.5万
関西計82.1万111.7万76.5万136.3万

Shido推計。犬は登録頭数×1.128(全国の飼育頭数÷登録頭数)÷1.36頭/世帯。猫は府県の住宅構成(一戸建・集合住宅)別の飼育率×1.78頭/世帯。犬と猫の両方を飼う世帯があるため、足し合わせることはできません。

市犬の登録頭数 2014年度2024年度増減
大阪市89,423100,645+12.5%
堺市41,73949,725+19.1%
東大阪市25,61925,720+0.4%
枚方市18,84819,015+0.9%
高槻市15,49416,192+4.5%
豊中市15,40915,524+0.7%
京都市59,25357,670−2.7%
神戸市82,63368,557−17.0%

2024年度のみ取れた市:姫路31,005、尼崎27,696、西宮23,674、和歌山21,431、大津17,778、吹田16,337、奈良15,938、八尾14,687、明石14,035、寝屋川12,830。

新たに飼い始めた犬・猫の頭数(全国) 過去1年に飼い始めた頭数、単位:千頭。ペットフード協会。
犬猫
犬の新規飼育は2025年に45.1万頭と増えていますが、猫は2021年の48.9万頭から4年続けて減り、33.3万頭になりました。ペットショップの生体販売にとって、犬は底堅く、猫は縮んでいます。
54%
7歳以上の犬の割合(2025年)。猫は45%。平均寿命は犬14.82歳、猫16.00歳
ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査2025
31.3%
猫を飼いたいのに飼えない理由のうち「住まいでペットが禁止」(2025年)。犬は26.0%
同上
19.3%
賃貸物件のうちペット可の割合(2025年3月)。2022年の12.9%から増えた
LIFULL HOME'S
CHAPTER 4

迎え方と買い場 ── 犬はまだ店から、用品はホームセンターとネットへ

ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査2025」から、犬猫をどこから迎え、フードや用品をどこで買っているかを見ます。地域別の値は公表されていないため全国の数値です。

この1年に迎えた犬・猫の入手先 2025年、複数回答(%)。犬n=185、猫n=143。
犬猫
犬の57.3%はペットショップから迎えられています(2023年は63.3%)。猫は知人・家族からの譲渡(21.0%)と野良猫の保護(18.2%)が多く、ペットショップは33.6%です。保護施設を「知らなかった」飼い主は犬で50.4%、猫で47.9%にのぼります。
犬の飼い主のフード・用品の購入先 複数回答(%)。
ホームセンター等ネット通販ドラッグストアペットショップ
最大の買い場はホームセンター・ディスカウントストアですが、2021年の62.3%から55.2%に下がりました。伸びているのはドラッグストア(+7.4pt)です。ペットショップは約3割で横ばいです。猫の飼い主では、ペットショップで買う人は16.2%にとどまります。
子犬・子猫の掲載平均価格 全国のペットショップの掲載価格の平均、単位:万円。petmi集計(民間、二次情報)。
子犬子猫
コロナ期に高騰した生体価格は下がり続け、子犬は約3年で約21%安くなりました。ジャパンケネルクラブの犬籍登録も2021年の32.0万頭をピークに、2025年は30.3万頭です。掲載価格の平均で、実際の成約価格ではありません。
19.0万円
犬の購入金額の平均(2025年、購入した人)。この1年に迎えた人では21.6万円
ペットフード協会 2025
64.9%
猫を無料で迎えた飼い主の割合(2025年)。犬は16.9%。猫は「買わずに迎える」動物
同上
59.5%
犬を迎えるときの情報源が「ペットショップ」(2025年、この1年に迎えた人)。猫はネットが32.2%
同上
CHAPTER 5

支出の変化 ── フードと医療で約6割増、関西は全国の84%

総務省「家計調査」(二人以上の世帯)と、アニコム損害保険の飼い主調査から支出の変化を見ます。

ペット関連の年間支出(全国) 二人以上の世帯、ペットフード・ペット用品・動物病院代・その他のペット関連サービスの合計、単位:円。
2015年の19,678円から2025年の32,164円へ、10年で+63%です。ペットフード(+61%)と動物病院代(+59%)が大きく伸び、トリミングなどのサービス(+81%)も増えました。飼っていない世帯を含む平均です。2020年に品目の区分が変わっています。
関西の都市のペット関連支出 2023〜2025年の3年平均、4品目の合計、単位:円(Shido計算)。
近畿地方の平均は25,314円で全国の84%です。堺市(ペットフード9位・動物病院代8位)と神戸市(動物病院代9位)は全国を上回り、京都市は動物病院代が52市中48位と低くなっています。都市別の値は標本が少なく、年ごとに振れます。
1頭あたりの年間支出(アニコム調査)犬 2025年前年比猫 2025年前年比
病気・けがの治療費89,120円+10.9%47,130円+45.2%
フード・おやつ80,029円−3.3%62,613円+2.2%
シャンプー・カット・トリミング50,575円−3.4%3,455円+0.6%
ペット保険料44,879円−3.2%28,207円−5.3%
ワクチン・健康診断34,024円−3.6%14,295円+2.3%
日用品・洋服・首輪など32,549円−3.9%13,487円+7.1%
ペットホテル・シッター8,291円+17.0%2,679円+35.2%
合計(その他を含む)413,416円−0.2%195,427円+9.5%

アニコム損害保険「ペットにかける年間支出調査2025」(2026年3月、同社のペット保険の契約者、犬3,974・猫1,107)。保険に入っている飼い主の調査のため、平均より高めに出ます。「日用品・洋服・首輪など」は日用品・洋服・首輪リードの合計。

マーケティング上の含意:犬1頭に年約41万円かかり、その多くは生体を買った後の「フード・医療・トリミング・保険」です。生体の価格が下がる中でも、飼い主1人から10〜15年にわたって生まれる支出は大きく、お迎えの後に通い続けてもらう仕組みが売上の中心になります。
CHAPTER 6

競合の構造 ── 専門チェーンより、ホームセンターの生体売場が最大勢力

主要チェーンの関西の店舗数を、2026年9月22日に各社の公式店舗検索から数えました。

主要チェーンの関西の店舗数(府県別) 2026年9月22日。
大阪兵庫京都滋賀奈良和歌山
関西で生体を販売する店舗が最も多いのは、専門チェーンではなくホームセンターのコーナン(生体ペットコーナーのある店98店)です。専門チェーンはペテモ(28)・Coo&RIKU(27)・ペッツファースト(22)が並びます。ペテモやホームセンターの売場に別のチェーンが生体売場として入っている例があるため、店舗数は足し合わせられません。関西の大手ローカルチェーンなど一部は店舗数を取れませんでした。
企業売上店舗動き
イオンペット(ペテモ)営業収益 約485億円(2024年度)用品販売195、サロン173、ホテル155、動物病院44イオンのショッピングセンター内で用品・サロン・病院を一体運営
Coo&RIKUグループ年商273億円(2023年度)全国218生体販売の最大手。関西は27店
ペッツファーストHD売上147.5億円(2024年2月期)全国1212025年にアークランズ(ビバホーム)の子会社に。2026年7月に同社で会計の疑義が判明し、特別調査委員会を設置
コーナン商事(ホームセンター)営業収益5,198億円(2026年2月期、全事業)生体売場のある店 全国180大阪本社。関西の生体売場98店。2026年にペット専門店も持つアレンザを持分法適用会社に
ユニ・チャーム(ペットケア事業)1,561億円(2025年)–2019年の870億円から1.8倍。フード・用品のプレミアム化
マーケティング上の含意:生体販売の競合は、専門チェーンだけでなく、駐車場と用品売場を持つホームセンターです。用品は価格でネット通販・ドラッグストアに流れています。独立系のペットショップが勝つには、生体の品揃えや価格ではなく、迎えた後の相談・トリミング・ホテル・しつけまで任せられる「かかりつけ」の立場を取ることが近道です。
CHAPTER 7

規制と逆風 ── 数値規制、価格下落、過去最多の撤退

2019年の動物愛護管理法改正で導入された規制が、2024年までに段階的に完全施行されました。

規制・制度内容施行
飼養管理基準(数値規制)ケージの広さ(犬は縦が体長の2倍・横1.5倍・高さは体高の2倍)、従業員1人あたりの上限(犬20頭・猫30頭)、雌の交配は原則6歳まで・犬の出産は生涯6回まで2021年6月(既存業者は2022〜2024年に段階適用)
8週齢規制生後56日を過ぎない犬猫の販売・引渡しを禁止2021年6月
マイクロチップの装着・登録義務販売業者に装着と登録を義務づけ。登録は約249万頭(2025年度)に2022年6月
環境省の一斉調査オークション会場で生年月日の改ざんが強く疑われると公表。調査したブリーダー約1,400事業所のうち約700事業所で違反2024年2月公表
行政処分2024年度の第一種動物取扱業の登録取消命令は全国2件で、2件とも大阪府2024年度
ペット・ペット用品小売業の倒産と休廃業 負債1,000万円以上の倒産、休廃業・解散。東京商工リサーチ。
倒産休廃業・解散
2025年は倒産16件・休廃業48件の計64件で、2013年以降で最多です。2026年も1〜7月で倒産10件と高い水準が続いています。倒産の原因の多くは販売不振で、すべて破産でした。

逆風の中身

  • 生体の単価が下がる。子犬の掲載平均価格は3年で約21%下落。コロナ期の需要の先食いの反動が続く。
  • 猫の新規飼育が減る。猫の新規飼育は4年続けて減り、猫は無料で迎える人が65%。生体で稼ぎにくい。
  • 飼養コストが上がる。数値規制でスペースと人手が必要になり、繁殖業者の廃業も進んだ。
  • 生体販売への目が厳しい。保護犬猫の譲渡会や、知人のブリーダーから迎える人が増えている。
  • 用品がネットに流れる。フード・用品はホームセンター・ドラッグストア・ネット通販との価格競争。
CHAPTER 8

Shidoからのご提案
「売って終わり」から「一生のかかりつけ」へ

ここまでのデータから、関西のペットショップが取るべき打ち手を整理します。

1. 迎えた後の10年で稼ぐ

犬1頭に年約41万円、生涯で約278万円かかります(ペットフード協会)。生体の価格は下がっても、その後のフード・トリミング・ホテル・保険の支出は伸びています。お迎えの時点で、フードの定期便・トリミングの予約・しつけ教室をセットにした「最初の1年のプラン」を用意し、来店が続く状態から始めます。

Shidoができること:「最初の1年のプラン」の案内物・パンフレットの制作(デザイン)、フード定期便やトリミング予約を受けるネットショップ・予約ページの制作(EC構築・運用)、来店後のLINE公式アカウント配信設計(SNSマーケティング)。

2. 保管業(ホテル・トリミング)を柱にする

関西の保管業は5年で+15.4%、ペットホテルへの支出も前年比+17%(犬)・+35%(猫)です。旅行や帰省、共働きで預け先の需要は増えています。予約のしやすさ、預け中の写真・動画の配信、送迎で選ばれる理由をつくります。

Shidoができること:ペットホテル・トリミングの予約ページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)、預け中の写真・動画を届ける仕組みの設計(SNSマーケティング)、施設紹介動画の撮影(撮影・映像制作)。

3. 大阪・堺の「犬が増えている地域」に集中する

大阪府の犬の登録頭数は10年で+7.6%、堺市は+19.1%、大阪市は+12.5%と増えています。一方で神戸市は−17.0%です。市・区単位の登録頭数とその増減を見て、出店・チラシ・Web広告の配分を決めます。

Shidoができること:市・区別の登録頭数と増減を見る商圏分析(リサーチ&インサイト)、対象地域向けのチラシ・Web広告の配分設計(デジタルマーケティング/マス・メディア広告)。

4. シニアの犬猫に強い店になる

7歳以上は犬の54%・猫の45%で、猫の治療費は1年で45%増えました。シニア用フードの相談、介護用品、動物病院との連携、シニア向けのトリミングは、ネット通販にはまねしにくい店頭の価値です。

Shidoができること:シニア向けフード・介護用品・トリミングの相談を伝えるPOP・チラシの制作(デザイン)、シニアの犬猫向けコーナーの紹介ページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。

5. 信頼を「見える化」する

数値規制・8週齢規制・マイクロチップの義務化で、飼い主の目は厳しくなっています。繁殖元の情報、飼養環境、スタッフ1人あたりの頭数、健康保証の内容をWebと店頭で開示すると、生体販売への不信を持つ層にも選ばれます。保護犬猫の譲渡会の開催も、地域での信頼づくりになります。

Shidoができること:繁殖元・飼養環境・健康保証を開示するWebページと店頭掲示物の制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)、店内・飼養環境の撮影(撮影・映像制作)。

6. 用品は価格ではなく「提案」で売る

用品の買い場はホームセンター(55%)・ネット通販(41%)・ドラッグストア(34%)に分かれ、ペットショップは約3割です。同じ商品の価格競争を避け、犬種・年齢・体調に合わせた選び方の提案と、LINEでの相談窓口で、購入先をペットショップにまとめてもらいます。

Shidoができること:犬種・年齢別の用品の選び方ガイドの制作(デザイン)、LINEでの相談窓口の設計(SNSマーケティング)、用品を提案つきで販売するネットショップの構築・運用(EC構築・運用)。

ご提案:貴社のデータをお預かりできれば、貴店専用の集客・再来店戦略にできます

本資料は公的統計と業界調査に基づく関西全体の汎用版です。以下の情報をお預かりできれば、貴店の商圏と顧客の実態に合わせて、狙うべき顧客層・エリア・広告媒体・再来店の施策をご提案できます。

顧客台帳(匿名で可)

犬種・猫種・年齢・住所の町名・初回来店日・最終来店日。どの町から、どんな飼い主が来て、何か月で来なくなるかを地図と数字で出します。

生体の販売記録

犬種別の販売数・価格・在店日数、お迎え後の再来店率。売れ筋と、販売後につながる顧客を見つけます。

トリミング・ホテルの予約データ

曜日・時間帯別の予約、リピート間隔、キャンセル。空き枠を埋める施策と、次回予約の取り方を設計します。

来店経路

Web・Googleマップ・SNS・チラシ・紹介ごとの来店数と購入率。経路別の獲得単価を出し、広告の配分を見直します。

Googleビジネスプロフィール・Web解析

検索語句・経路検索・電話数、口コミの内容。近隣の競合店と比べた見え方を点検します。

用品・フードの購買データ

商品別の売上と購入間隔。定期購入やLINEでの案内に向いた商品を選び、ネット通販への流出を防ぎます。

進め方:データはExcel・CSV・レジや予約システムのエクスポートのままで結構です。お預かりから2週間で、商圏と顧客の分析、狙うべき顧客層とエリアのリスト、広告媒体と予算配分、お迎え後1年の再来店施策をまとめてご報告します。

SOURCES

出典と注意事項

  1. 環境省「動物愛護管理行政事務提要」動物取扱業者の登録・届出状況(都道府県・指定都市)2020〜2025年4月1日、行政処分等の状況(令和6年度)。https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
  2. 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」卸売業・小売業 産業編(都道府県表)第2表(statInfId=000040032857)、品目編 第2表(000040032866)。「平成28年経済センサス‐活動調査」産業編(都道府県表)。
  3. 矢野経済研究所「ペットビジネスに関する調査」プレスリリース No.4169(2026年9月1日)ほか。富士経済 プレスリリース(ペット関連市場の販売チャネル別調査)。ペットフード協会「ペットフード流通量調査」。
  4. 厚生労働省「衛生行政報告例」狂犬病予防法関係 第1表(2014〜2024年度)。
  5. ペットフード協会「令和7年 全国犬猫飼育実態調査」(2025年10月、n=50,000)、同2024年版。https://petfood.or.jp/data/
  6. 総務省「家計調査(二人以上の世帯)」品目別 第4-1表 2015〜2025年(ペットフード・ペット用品・動物病院代・他のペット関連サービス)。3年平均と52市中の順位はShido計算。
  7. アニコム損害保険「ペットにかける年間支出調査2025」2026年3月11日、「人気犬種・猫種ランキング2026」。一般社団法人ジャパンケネルクラブ「犬種別犬籍登録頭数」。petmi「ペットショップ掲載価格の平均」(民間集計)。
  8. 環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」(令和6年度)。LIFULL HOME'S(ペット可賃貸の割合、2025年3月)。
  9. 環境省「第一種動物取扱業者が遵守する動物の管理の方法等の基準を定める省令」(令和3年環境省令第7号)、マイクロチップ登録状況、犬猫等販売業者等への一斉調査結果(2024年2月)。
  10. 東京商工リサーチ「ペット・ペット用品小売業の倒産・休廃業」(2026年)、「ペット関連業の業績」(主要98社)。
  11. 各社公式サイトの店舗一覧(2026年9月22日取得):Coo&RIKU、ペテモ(イオンペット)、ペッツファースト、ペットプラス(AHB)、ペットワールドアミーゴ、ペットパラダイス、空港ドッグセンター、P2、ペットの専門店コジマ、コーナン(生体ペットコーナーのある店舗)。
  12. 各社資料:イオンペット「数字で見るイオンペット」、Coo&RIKU 会社概要、アークランズ 適時開示(ペッツファーストHD)、コーナン商事 2026年2月期決算短信、ユニ・チャーム 決算資料、アニコムHD 決算資料。
注意事項:関西のペット関連市場は、矢野経済研究所の全国値に経済センサスの関西のシェアを掛けたShido推計です。犬猫の飼育世帯数は、犬は登録頭数、猫は住まいの構成から推計した値です。ペットフード協会・アニコムの調査は地域別の値を公表していないため全国の値を使っています。動物取扱業の「販売」には繁殖業者や爬虫類・観賞魚の販売業者も含まれ、店舗数とは一致しません。経済センサス2021の細分類の事業所数は法人のみで、2016年(個人を含む)とは比べられません。店舗数は各社公式サイトの2026年9月22日時点の表示で、FC店と直営店を区別していません。生体価格は民間の掲載価格の集計で、成約価格ではありません。