第 1 章
人口と地域別の分布
人口は257,520人(2026年3月末)で、140町に分かれます。近鉄八尾駅・JR八尾駅を含む中部エリアが54.2%を占め、南部エリア16.3%、東部エリア15.5%、西部エリア14.0%です。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年3月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は八尾市都市計画マスタープラン(令和3年版)第4章「地域別整備方針図」の4エリア(中部/西部=大阪中央環状線沿道/南部=八尾空港周辺/東部)です。市は町とエリアの対応表を公表しておらず、各エリア図も隣接エリアと数百m重なって描かれているため、町丁の代表点を各エリア図に重ねて判定し、重なる場合は境界からより内側にあるエリアとしました(推定を含む割当)。丁目で判定が分かれた町(東山本町・東山本新町・高安町北・恩智北町・宮町・山城町・渋川町・太子堂・志紀町南など)は人口の多い側に寄せています。町の合計は市総数(257,520人)と一致します。
人口の推移
住民基本台帳(外国人を含む、各年12月末、右端のみ2026年8月末)。2015年12月末の268,965人から2025年12月末の257,840人へ11,125人(4.1%)減り、2026年8月末は257,135人です。世帯数は121,672から129,792へ増えており、世帯の小規模化が進んでいます。
町別人口(上位40町)
横軸は人口(人)。色は地域。安中町(6,056人)・東山本町(5,890人)・南本町(5,881人)が上位で、東山本新町・南木の本・山本町南が続きます。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
エリアの読み方 中部エリアは近鉄八尾駅・JR八尾駅・河内山本駅の周辺で、人口の半分以上が集まります。西部エリアは大阪中央環状線沿いの工場と住宅が混在する地域、南部エリアは八尾空港・志紀駅の周辺、東部エリアは高安山の山麓の住宅地と農地・山林です。エリアの割当は推定を含みます。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は73,081人(28.4%)、80歳以上は28,235人(11.0%)、90歳以上は5,264人です(2026年3月末)。
女性男性濃色=70歳以上
八尾市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年3月末)。
- 70代31,788人(12.3%)、80代22,971人(8.9%)。2020年国勢調査の高齢化率28.8%は比較16市中同率9位(交野市・東大阪市・藤井寺市と同率)、75歳以上の比率15.6%は同6位です。
- 高齢者が多い町と、高齢化率が高い町は別:65歳以上の人数は南本町1,890人・安中町1,814人・東山本新町1,611人が上位です。高齢化率は高砂町44.8%・曙町41.9%・大字大窪41.5%・服部川40.8%が高く(人口773人以上の町)、高砂町は80歳以上も19.9%です。
- 東部エリアは高齢化率30.7%、80歳以上11.8%で4エリア中最も高く、西部エリアは26.2%で最も低いエリアです。65歳以上の人数では中部エリアが39,717人で市の半分以上を占めます。
65歳以上が多い町(上位40町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。上位は南本町・安中町・東山本新町・南木の本・東山本町。南本町は80歳以上も821人で市内最多です。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。65歳以上の比率は東部エリア30.7%・中部エリア28.5%・南部エリア27.7%・西部エリア26.2%、80歳以上の比率は東部エリア11.8%・中部エリア11.3%・西部エリア10.0%・南部エリア9.8%です。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全140町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の41,539人から2025年に47,264人へ増えた後、2040年は42,549人(2020年比+2.4%)の見通しです。85歳以上は11,491人から2040年に19,350人(+68.4%)へ増えます。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。八尾市の2040年の高齢化率は35.2%(2020年は29.0%)の見通しです。
42,549人
2040年の75歳以上
2020年 41,539人 → +2.4%
19,350人
2040年の85歳以上
2020年 11,491人 → +68.4%
35.2%
2040年の高齢化率
2020年 29.0%
- 75歳以上は2025年が山:2025年の47,264人をピークに2040年まで緩やかに減り、2045年以降は再び増えて2050年は49,685人の見通しです。
- 85歳以上は2035年がピーク:2035年に20,951人と2020年の1.8倍になり、2040年は19,350人です。介護の必要度が高い年齢層が、今後10年で大きく増えます。
- 75歳以上の増減+2.4%は比較16市中13位(府内43市町村中38位)、85歳以上の+68.4%は比較16市中14位で、大阪府計(75歳以上+11.7%・85歳以上+75.5%)を下回ります。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が八尾市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
65歳以上の一人暮らし世帯は17,067世帯(一般世帯の15.0%)、高齢夫婦のみの世帯は14,570世帯(12.8%)です(2020年国勢調査)。
15.0%
65歳以上の一人暮らし世帯
17,067世帯(一般世帯比)
12.8%
高齢夫婦のみの世帯
14,570世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 一人暮らし高齢者の比率が高い:高齢単身世帯率15.0%は比較16市中4位(府内43市町村中6位)で、大阪府計(13.7%)を上回ります。高齢夫婦のみ世帯率12.8%は比較16市中9位です。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率は74.2%で、比較16市中11位(府内43市町村中33位)。大阪府計(70.1%)よりやや高い水準です。
- 納税者1人あたり平均所得は369.7万円で、比較16市中5位(府内43市町村中15位)。大阪府計(388.0万円)は下回りますが、比較の中では高い方です。保険外サービスは府内の中位の価格帯が目安になります。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が八尾市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。八尾市は369.7万円(府内15位)。比較16市では交野市(373.0万円)に次ぎ、藤井寺市(364.8万円)を上回ります。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は19,760人(2026年6月末)。第1号被保険者の認定率は26.8%で、比較16市中4位(府内43市町村中6位)です。
19,760人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 298人を含む
26.8%
認定率(第1号)
75歳以上 38.6%/65〜74歳 6.3%
33.5%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
11,935人
居宅サービス受給者
地域密着 2,568人/施設 1,466人
- 認定率26.8%、75歳以上では38.6%:いずれも比較16市中4位で、大阪府計(25.2%、75歳以上36.9%)を上回ります。認定率は年齢構成を調整していない粗い率です。
- 認定者は5年前(2021年6月末)の17,646人から2,114人増え、+12.0%(比較13市中5位、大阪府計+10.0%)。同じ期間に第1号被保険者は2.8%減っています。
- 要介護3〜5の割合は33.5%(比較16市中9位)、要支援は33.1%です。第9期の保険料基準額は月7,089円(比較16市中8位、第8期6,556円)、第1号被保険者1人あたり給付費は37.5万円(2024年度、松原市と同率で比較16市中4位)です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が八尾市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。八尾市の認定率は26.8%、5年間の認定者の増減は+12.0%です。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が八尾市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 大阪府の認定率は65〜69歳4.1%、75〜79歳16.5%、80〜84歳32.6%に対し、85〜89歳で58.0%、90歳以上で84.4%と、85歳を境に急に高くなります。
- 全国(85〜89歳48.8%、90歳以上77.9%)と比べ、大阪府はどの年齢階級でも認定率が高めです。75歳以上がほぼ横ばいでも、85歳以上が増える分だけ認定者は増えると見込まれます。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の推計要介護・要支援者は、南本町548人・安中町448人・東山本町412人が上位です。エリア別では中部エリアが10,794人(55.5%)を占めます。
推計 要介護・要支援者が多い町(上位40町)
町別の年齢階級別人口(2026年3月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 19,462人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計の合計は19,463人です。
- 推計要介護者の上位は南本町(548人)・安中町(448人)・東山本町(412人)・東山本新町(411人)・久宝寺(389人)・本町(387人)。町別の値は年齢構成から出した推計です。
- エリア別の推計は中部エリア10,794人(55.5%)、東部エリア3,251人(16.7%)、南部エリア2,915人(15.0%)、西部エリア2,503人(12.9%)。東部エリアは人口の15.5%に対し推計要介護者の16.7%で、高齢の方の比率が高い分、需要が人口比より大きいエリアで、訪問系・通所系は推計要介護者100人あたり1.5と4エリアで最も少なくなります。
- 市全体は推計要介護者100人あたり訪問系・通所系2.0事業所です。植松町(267人)・志紀町西(264人)・恩智北町(237人)・上之島町南(222人)は訪問系・通所系の事業所が町内に無く、龍華町(180人)・旭ヶ丘(151人)なども同様で、推計要介護者の多い東山本町も412人に2事業所です。桜ヶ丘(8.6)・本町(6.7)・桂町(4.8)・八尾木北(4.6)は多い町です。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
訪問介護は155事業所、通所介護は101事業所、居宅介護支援は95事業所。施設・居住系は75歳以上あたりで比較16市中1位(府内43市町村中2位)です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 155 | 21.3 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 54 | 7.4 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 1 | 0.1 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 16 | 2.2 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 4 | 0.6 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 101 | 13.9 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 14 | 1.9 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 5 | 0.7 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 24 | 3.3 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 1 | 0.1 | 0.8 | 29 |
| 看護小規模多機能 | 9 | 1.2 | 0.3 | |
| 居宅介護支援 | 95 | 13.1 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 23 | 3.2 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 5 | 0.7 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 2 | 0.3 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 21 | 2.9 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 16 | 2.2 | 1.7 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 65 | 8.9 | 5.8 | 2,497 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 52 | 7.2 | 3.7 | 1,958 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 第1号被保険者1万人あたりで、通所介護13.9(比較16市中2位、府平均12.2)、訪問介護21.3(守口市と同率5位、府平均21.8)、居宅介護支援13.1(同6位、府平均13.9)、訪問看護7.4(同8位、府平均8.0)です。
- 施設・居住系の数は75歳以上1万人あたり40.0で比較16市中1位(府平均28.3)。住宅型有料老人ホーム65か所・2,497戸、サ高住52か所・1,958戸、特養23か所(第1号被保険者1万人あたり3.2、府平均2.5)です。看護小規模多機能も9か所(同1.2、府平均0.3)あります。
- 運営法人は営利法人が66.8%(460事業所)で、大阪府全体(68.3%)よりやや低く、医療法人が13.5%(府全体11.0%)とやや多い構成です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が八尾市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(上位40町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。事業所が最も多いのは近鉄八尾駅前の本町(41事業所)で、南本町(23)が続きます。
運営法人の種別
八尾市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)。市内の老人福祉・介護事業の従業者は5,286人(2021年)です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府では従業員が不足と感じる事業所が67.8%、訪問介護員に限ると83.4%です。訪問介護の職業の有効求人倍率は14.92倍で、訪問介護員の確保が最も難しい状況です。採用率16.8%・離職率12.8%です。
- 市内の老人福祉・介護事業の従業者は65歳以上1,000人あたり70.6人で、比較16市中12位(府内43市町村中同率23位)。大阪府計(81.1人)を下回ります。
- 居住系・通所の事業所が多い一方で従業者は府平均より薄く、事業所どうしの人材の取り合いが起きやすいと言えます。賃金に加え、通いやすさ・働き方の柔軟さでの差別化が要ります。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が八尾市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府の介護労働者が今の職場を知った経路は友人・知人からの紹介が41.1%で最も多く、全国(33.8%)より高い割合です。
- 求人情報サイトは12.5%、ハローワークは11.9%。紹介制度を整えたうえで求人サイトを補助に使う組み合わせが、大阪府の実態に合います。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
需要の中心は中部エリア
推計要介護者の55.5%(10,794人)が中部エリアに集まります。南本町・安中町・本町など近鉄八尾駅・JR八尾駅周辺が需要の中心です。
Shidoができること:中部エリアの需要と事業所数をまとめた商圏分析(リサーチ&インサイト)、近鉄八尾駅・JR八尾駅周辺のご家族に届く折込チラシ・地域広告(マス・メディア広告)。
事業所の空白がある町
植松町・志紀町西・恩智北町・上之島町南は推計要介護者が200人を超えるのに、訪問系・通所系の事業所が町内にありません。東山本町(412人に2事業所)も少ない町です。近隣からの訪問の範囲や、新規開設の候補として確認する価値があります。
Shidoができること:事業所が無い町を含む訪問範囲の地図資料の作成(リサーチ&インサイト)、新規開設を検討する際の出店候補エリアの整理(リサーチ&インサイト)。
居住系は競争が激しい
施設・居住系の数は75歳以上あたり比較16市中1位、住宅型有料老人ホームとサ高住で計4,455戸あります。居住系の新設は立地と対象者を絞った差別化が前提になります。
Shidoができること:立地と対象者を絞った居住系サービスの打ち出し方の設計(ブランディング戦略)、見学予約を受ける紹介Webサイトとパンフレットの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)。
85歳以上の増加に合わせる
85歳以上は2020年11,491人から2035年20,951人へ増える見通しです。大阪府の認定率は85〜89歳で58.0%に上がるため、訪問看護・看護小規模多機能・グループホームなど中重度に対応するサービスの需要が伸びます。
Shidoができること:訪問看護・看護小規模多機能・グループホームの紹介パンフレットのデザイン(デザイン)、サービス内容を伝える紹介動画の制作(撮影・映像制作)。
一人暮らし高齢者への保険外サービス
高齢単身世帯は17,067世帯(15.0%、比較16市中4位)。見守り・配食・家事支援など保険外サービスの母数が大きい市です。所得は比較16市中5位で、比較の中では価格を抑えすぎない設定も検討できます。
Shidoができること:見守り・配食・家事支援など保険外サービスのメニュー表・料金表のデザイン(デザイン)、ご家族向けの紹介Webページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
東部エリアの高齢化
東部エリアは高齢化率30.7%・80歳以上11.8%で4エリア中最も高く、服部川は高齢化率40.8%です。山麓の住宅地への訪問・送迎の需要があります。
Shidoができること:山麓の住宅地への訪問・送迎エリアを示す案内チラシのデザイン(デザイン)、東部エリアのご家族に届く地域広告(マス・メディア広告)。
ケアマネへの営業
居宅介護支援は95事業所(第1号被保険者1万人あたり13.1)。重点の町や中部エリアの居宅介護支援事業所から優先して関係をつくるのが効率的です。
Shidoができること:居宅介護支援事業所向けの事業所案内・営業資料のデザイン(デザイン)、重点の町と事業所の分布を整理した分析資料の作成(リサーチ&インサイト)。
採用は紹介と近さで
市内の介護従業者は65歳以上あたり府平均を下回り、大阪府の訪問介護の職業の求人倍率は14.92倍です。紹介制度と、自宅から近い職場であることの訴求が合います。
Shidoができること:職員紹介制度の案内ツールと、自宅から近いことを伝える採用サイトの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、求人広告の運用(デジタルマーケティング)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った八尾市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「八尾市 デイサービス」「八尾市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 八尾市「町丁字別人口・世帯数」町丁字別 5歳階級別人口(令和8年3月末日現在)。https://www.city.yao.osaka.jp/shisei/toukei_chousa/1009822/1009843.html
- 八尾市「行政区別 世帯数及び人口の推移」・令和8年度住民基本台帳人口(8月末)。https://www.city.yao.osaka.jp/shisei/toukei_chousa/1009822/1009824.html
- 八尾市都市計画マスタープラン(令和3年版)第4章 地域別整備方針図(地域区分に使用)。https://www.city.yao.osaka.jp/shisei/seisaku_keikaku_zaisei/1003421/1009658/1009674.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
町別データの基準日は2026年3月末(市は町丁字別の年齢別人口を年1回、3月末現在で公表)で、人口の推移の右端(2026年8月末)とは異なります。地域(4エリア)は都市計画マスタープランのエリア図に町丁の位置を重ねて割り当てた推定で、境界付近の町は市の意図と異なるエリアに入っている可能性があります。町別の要介護・要支援者は年齢構成から出した推計です。住民基本台帳(2026年3月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。