第 1 章
人口と地域別の分布
人口は104,256人(2026年3月末)。金剛団地のある金剛地域が21.8%で最も多く、金剛東地域17.9%、中部地域16.8%、東部・東南部地域13.0%、中南部地域12.8%、北部地域12.5%、西南部地域5.1%と続きます。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年3月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は富田林市都市計画マスタープランの地域別構想の8地域をもとにしています。人口約2千人の東南部地域は東部地域と合わせて「東部・東南部地域」とし、7地域にしました。計画書に町と地域の対応表が無いため、各町丁目の代表点(国土地理院)を計画書の地域区分図に重ねて割り当てた推定です。同じ割当で2018年9月末の人口を集計すると計画書記載の地域別人口とほぼ一致します(北部・中部のみ各30人差)が、境界付近の町(中野町・宮町・昭和町・向陽台・津々山台など)は実際の区分と異なる可能性があります。川面町・藤沢台は丁目で地域が分かれるため2行に分けました。人口0の大字を除く75町で、秘匿はなく、町の合計は2026年3月末の市総数(104,256人)と一致します。
人口の推移
住民基本台帳(各年12月末、2016〜2025年、右端のみ2026年8月末、外国人含む)。2016年12月末の113,952人から2025年12月末の104,806人へ、9年で9,146人(8.0%)減少しました。世帯数は50,466から52,329へ増えています。2026年8月末は103,879人です。
町別人口(上位40町)
横軸は人口(人)。色は地域。寺池台(7,423人)・向陽台(5,343人)・藤沢台(1・2・5・6・7丁目、5,254人)が上位で、高辺台・津々山台・梅の里が続きます。上位6町のうち5町は金剛・金剛東の2つのニュータウンの町です。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 市の西側の丘陵にある金剛・金剛東の2地域で人口の約4割(39.7%)を占めます。最寄り駅は南海高野線の金剛駅・大阪狭山市駅(いずれも大阪狭山市内)で、近鉄長野線沿いの中部・北部地域とは生活圏が分かれます。石川の東側と南東部は山間の集落が多く、訪問・送迎の距離が長くなる地域です。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は33,846人(32.5%)、80歳以上は11,977人(11.5%)、90歳以上は2,521人です(2026年3月末)。2020年国勢調査の高齢化率30.5%は、比較16市町村中6位、府内43市町村中同率10位です。
女性男性濃色=70歳以上
富田林市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年3月末)。
- 70代が15,246人(14.6%)で、80代9,456人(9.1%)を大きく上回ります。この層が今後10年で80代に入ります。
- 高齢者が多い町と高齢化率が高い町は別:65歳以上の人数は寺池台2,773人・藤沢台(1・2・5・6・7丁目)1,850人・高辺台1,702人が多い町です。高齢化率は楠風台48.6%・楠町48.0%・不動ケ丘町46.9%が高く、いずれも人口1,200人未満の町です。
- 地域別では東部・東南部地域が37.7%で最も高く、西南部地域28.6%が最も低くなっています。金剛東地域は65〜79歳が24.1%と7地域で最も厚い一方、80歳以上は8.3%と最も低く、これから後期高齢者が増える地域です。
65歳以上が多い町(上位40町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。寺池台2,773人・藤沢台(1・2・5・6・7丁目)1,850人・高辺台1,702人・向陽台1,608人が上位。80歳以上では寺池台1,106人が最多で、高辺台724人が続きます。80歳以上の割合は不動ケ丘町22.0%・楠町21.7%・楠風台21.5%が高い町です(人口313人以上)。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。70歳以上の割合は東部・東南部地域31.3%が最も高く、西南部地域22.9%が最も低い地域です。0〜14歳は金剛地域が12.0%で最も高くなっています。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全75町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の16,946人から2030年に21,053人へ増え、2040年は20,715人(+22.2%)。85歳以上は4,778人から2035年に9,184人へ増え、2040年は9,093人(+90.3%)と推計されます。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。総人口は2020年の108,699人から2040年に81,768人へ減る一方、65歳以上は33,151人から34,996人に増えると推計されています。
20,715人
2040年の75歳以上
2020年 16,946人 → +22.2%
9,093人
2040年の85歳以上
2020年 4,778人 → +90.3%
42.8%
2040年の高齢化率
2020年 30.5%
- 75歳以上は2040年に+22.2%で、比較16市町村中3位(府内43市町村中9位)。大阪府計(+11.7%)・全国(+19.7%)を上回る伸びです。
- ピークの時期:75歳以上は2030年の21,053人の後、2040年まで2万人台の横ばいが続き、2050年に21,356人と最も多くなります。85歳以上は2035年の9,184人がピークです。2040年の高齢化率は42.8%(2020年30.5%)です。
- 85歳以上の+90.3%は比較16市町村中6位(府内43市町村中20位)で、大阪府計(+75.5%)を上回ります。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が富田林市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
2020年国勢調査で、65歳以上の一人暮らし世帯は6,412世帯(一般世帯の14.1%)、高齢夫婦のみの世帯は6,980世帯(15.3%)です。高齢者のいる世帯の持ち家率は72.2%です。
14.1%
65歳以上の一人暮らし世帯
6,412世帯(一般世帯比)
15.3%
高齢夫婦のみの世帯
6,980世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 高齢夫婦のみの世帯15.3%は比較16市町村中5位で、大阪府計(11.0%)を上回ります。一人暮らし世帯14.1%は比較16市町村中同率8位で、大阪府計(13.7%)をやや上回ります。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率72.2%は比較16市町村中14位(大阪府計70.1%、全国82.1%)。南河内の中では低く、UR金剛団地など賃貸住宅で暮らす高齢者が多いことが背景と考えられます。
- 納税者1人あたり平均所得は360.9万円で、府内43市町村中18位、比較16市町村中9位(大阪府計388.0万円)。保険外サービスは府平均よりやや抑えた価格帯が合います。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が富田林市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。富田林市は360.9万円(府内18位)。和泉市(363.9万円)とほぼ同じで、大阪狭山市(387.5万円)より約27万円低い水準です。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は7,942人(2026年6月末、第2号150人を含む)。第1号被保険者の認定率は23.0%で、大阪府計(25.2%)より低く、全国(20.3%)より高い水準です。
7,942人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 150人を含む
23.0%
認定率(第1号)
75歳以上 34.8%/65〜74歳 4.8%
35.4%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
5,304人
居宅サービス受給者
地域密着 908人/施設 824人
- 認定率23.0%は大阪狭山市と同じで、比較16市町村中同率8位、府内43市町村中同率18位。75歳以上の認定率は34.8%(大阪府計36.9%)、65〜74歳は4.8%です。認定率は年齢構成を調整していない粗い率で、高齢者の中で85歳以上が多いほど高くなります。
- 5年間の増加は+8.0%(2021年6月末7,353人→2026年6月末7,942人)。比較16市町村中13位、府内40市町村中32位で、大阪府計(+10.0%)より緩やかです。
- 要介護3〜5の割合35.4%は比較16市町村中4位(府内43市町村中9位、大阪府計34.4%)。第9期の保険料基準額は月6,927円(大阪府平均7,486円)、2024年度の第1号被保険者1人あたり給付費は32.4万円(大阪府計35.8万円)、給付費の総額は109億円です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が富田林市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。富田林市は認定率が比較の中位、5年の伸びは低い側、要介護3〜5の割合は高い側にあります。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が富田林市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 85歳を境に認定率が急上がり:大阪府の認定率は80〜84歳32.6%、85〜89歳58.0%、90歳以上84.4%です。85歳以上の人口の増え方が、そのまま介護需要の増え方になります。
- 大阪府はどの年齢階級でも全国を上回ります(85〜89歳は大阪府58.0%、全国48.8%)。65〜69歳は大阪府4.1%、全国2.8%です。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の推計要介護・要支援者(第1号、市全体7,790人)は、寺池台698人・高辺台437人・藤沢台(1・2・5・6・7丁目)383人・向陽台332人・梅の里323人の順に多くなります。
推計 要介護・要支援者が多い町(上位40町)
町別の年齢階級別人口(2026年3月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 7,792人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計値のため、町ごとの健康状態や施設入所者の所在は反映していません。
- UR金剛団地の3町(寺池台・高辺台・久野喜台)で1,433人と、市全体の18.4%を占めます。この3町は80歳以上が2,323人います。
- 地域別では金剛地域1,785人(22.9%)が最も多く、中部地域1,315人(16.9%)、東部・東南部地域1,217人(15.6%)、金剛東地域1,147人(14.7%)が続きます。
- 事業所の少ない町:市全体では推計要介護者100人あたり1.7事業所(訪問系+通所系)です。寺池台(推計698人)は3事業所で0.4、梅の里(323人)は0.6です。清水町(203人)・楠風台(150人)・楠町(104人)は町内に訪問系・通所系の事業所がありません。逆に若松町西(8.9)・寿町(6.2)・向陽台(4.8)は多い町です。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
市内の事業所は訪問介護44、通所介護40、居宅介護支援55、訪問看護19。第1号被保険者1万人あたりでは訪問介護13.0(大阪府平均21.8)、通所介護11.8(同12.2)、居宅介護支援16.3(同13.9)です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 44 | 13.0 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 19 | 5.6 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 2 | 0.6 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 3 | 0.9 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 3 | 0.9 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 40 | 11.8 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 4 | 1.2 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 3 | 0.9 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 10 | 3.0 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 4 | 1.2 | 0.8 | |
| 看護小規模多機能 | 1 | 0.3 | 0.3 | 12 |
| 居宅介護支援 | 55 | 16.3 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 7 | 2.1 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 2 | 0.6 | 0.9 | 193 |
| 介護医療院 | 0 | 0.0 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 8 | 2.4 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 2 | 0.6 | 1.7 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 3 | 0.9 | 5.8 | 152 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 14 | 4.1 | 3.7 | 376 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 居宅介護支援が厚く、訪問系が薄い:居宅介護支援16.3は比較16市町村中3位(府内43市町村中7位)。一方、訪問介護13.0は羽曳野市と同じで比較の下位、訪問看護5.6は比較16市町村中10位で大阪府平均(8.0)を下回ります。通所介護11.8は比較16市町村中8位です。
- 施設・居住系は75歳以上1万人あたり17.5で比較16市町村中13位(府内43市町村中37位、大阪府計28.3)。サ高住14か所(376戸)、特養7か所、認知症グループホーム8か所、住宅型有料老人ホーム3か所(定員152人)、老健2か所(193人)があります。
- 運営法人は営利法人が60.2%で大阪府全体(68.3%)より低く、社会福祉法人が21.6%です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が富田林市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(上位40町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。向陽台29、寿町21、喜志町15、甲田12事業所が上位で、金剛東地域の向陽台と中部地域の寿町に集まっています。
運営法人の種別
富田林市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)、訪問介護の職業は14.92倍です。市内の老人福祉・介護事業の従業者は2,051人(2021年)です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府では従業員が不足と感じる事業所が67.8%(訪問介護員は83.4%)。採用率16.8%に対して離職率12.8%です。
- 市内の従業者は65歳以上1,000人あたり62.6人で、比較16市町村中13位(府内43市町村中32位)、大阪府計(81.1人)を下回ります。
- 市内の介護従業者の層が薄いため、採用の対象は市内だけでなく、南海高野線でつながる大阪狭山市・河内長野市、近鉄長野線・南大阪線でつながる羽曳野市・藤井寺市まで広げて考えるのが合います。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が富田林市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府では友人・知人からの紹介41.1%が最も多く、全国(33.8%)を上回ります。職員紹介の仕組みづくりが採用の近道になります。
- 求人情報サイト12.5%、ハローワーク11.9%が続きます。大阪府はハローワークの比率が全国(19.4%)より低いのが特徴です。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
重点エリアは金剛団地
推計要介護者は寺池台698人が市内最多で、高辺台・久野喜台を合わせた3町で1,433人。寺池台は訪問系・通所系が3事業所しかなく、需要に対して供給が薄い町と言えます。
Shidoができること:寺池台・高辺台・久野喜台の需要と事業所数を重ねた商圏分析(リサーチ&インサイト)、団地向けのチラシ・地域広告の制作(デザイン/マス・メディア広告)。
金剛東地域は「これから」の需要
金剛東地域は65〜79歳が24.1%と厚く、80歳以上は8.3%。今後10〜15年で後期高齢者が急に増える地域で、先回りした拠点づくりの候補になります。
Shidoができること:将来の利用者を見据えた事業所の紹介サイトとブランドメッセージの設計(Webサイト・コンテンツ制作/ブランディング戦略)、地域別の需要整理(リサーチ&インサイト)。
85歳以上の増加に合わせたサービス
85歳以上は2020年4,778人→2035年9,184人(ピーク)。訪問看護(1万人あたり5.6)が府平均より少なく、訪問看護・看護小規模多機能(市内1か所)の余地がある市です。
Shidoができること:訪問看護・看護小規模多機能の紹介パンフレットと紹介ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、サービス紹介動画の制作(撮影・映像制作)。
居住系の不足
施設・居住系は75歳以上1万人あたり17.5で府内37位。要介護3〜5の割合も35.4%と高く、グループホーム・介護付き住まいの需要に対して供給が少ない状態です。
Shidoができること:グループホーム・介護付き住まいの施設案内パンフレットと紹介ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、施設紹介動画の制作(撮影・映像制作)。
高齢夫婦のみ・賃貸住まいへの支援
高齢夫婦のみの世帯15.3%は大阪府計(11.0%)を上回り、高齢者世帯の持ち家率72.2%は南河内の中で低めです。見守り・配食・家事支援の対象が多い市です。
Shidoができること:見守り・配食のメニュー表とLINE公式アカウントの設計(デザイン/デジタルマーケティング)、サービス紹介ページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
ケアマネジャーへの営業
居宅介護支援は55事業所(1万人あたり16.3、比較16市町村中3位)。紹介元が多い分、地域(金剛・中部など)ごとに訪問先を絞った営業が合います。
Shidoができること:ケアマネジャー向けの事業所紹介資料のデザイン(デザイン)、地域別の訪問先の整理と分析(リサーチ&インサイト)。
価格帯
平均所得360.9万円は府内18位。保険外サービスは府平均よりやや抑えた価格設定が合います。
Shidoができること:価格帯を分かりやすく見せる料金表のデザイン(デザイン)、保険外サービスの紹介ページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
採用は紹介と沿線で
大阪府の求人倍率は4.21倍、採用経路は友人・知人の紹介41.1%が最多。市内の従業者は65歳以上1,000人あたり62.6人と少なく、職員紹介と近隣市からの通勤圏を前提にするのが現実的です。
Shidoができること:介護職の採用サイトと職場紹介動画の制作(Webサイト・コンテンツ制作/撮影・映像制作)、沿線向けの求人広告の設計(デジタルマーケティング)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った富田林市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「富田林市 デイサービス」「富田林市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 富田林市「月ごとの人口の推移」町丁字別年齢別人口(5歳階級)・町丁別人口(令和8年3月31日現在、住民基本台帳・外国人を含む)。https://www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/15/2073.html
- 富田林市都市計画マスタープラン 第3章 地域別構想(地域区分)。https://www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/13885.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
富田林市は町丁字別の年齢別人口を毎年3月末(一部の年は9月末も)にのみ公表しているため、町別データの基準日は2026年3月末です(人口の推移は2026年8月末まで)。地域は計画書の地域区分図に町丁目の代表点を重ねて割り当てた推定で、境界付近の町は実際の区分と異なる可能性があります。住民基本台帳(2026年3月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。