第 1 章
人口と地域別の分布
人口は343,225人(2026年6月末)。中央地域が54.9%、西地域が37.1%を占め、東地域3.8%、南地域3.3%、北地域0.8%と続きます。人口は2015年12月末から2026年8月末までに12,252人(3.4%)減り、世帯数は9,704増えています。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年6月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は市の都市計画マスタープランの5地域(中央=芥川以東・檜尾川以西、西=芥川以西・番田井路以北、東=檜尾川以東、南=芥川以西・番田井路以南、北=北部山間の集落)。計画書に町の対応表がないため、各丁目の位置と河川で割り当てた推定です(境界の河川沿いの町は実際と違う可能性があります)。世帯数10以下の町丁は市が非公表のため、町の合計は市総数(343,225人)より192人少なくなります。
人口の推移
住民基本台帳(各年12月末、右端のみ2026年8月末)。2015年12月末の355,209人から2026年8月末の342,957人へ12,252人(3.4%)減少。世帯数は157,917から167,621へ増えています。
町別人口(上位40町)
横軸は人口(人)。色は地域。芝生町(9,817人)・真上町(9,365人)・津之江町(8,966人)が上位で、安岡寺町・富田町・古曽部町・塚原・氷室町が続きます。上位8町で町の合計の18.3%です。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 192町のうち1万人を超える町はなく、5,000人以上の町が17あります。人口の9割強が中央地域と西地域に集まり、北地域(2,844人)は山間の集落です。町の数が多いため、営業・配布の範囲は町単位ではなく地域+隣接する数町で組むのが実態に合います。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は100,581人(29.3%)、80歳以上は39,614人(11.5%)、90歳以上は7,846人です(2026年6月末)。
女性男性濃色=70歳以上
高槻市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年6月末)。
- 高齢化率29.3%:2020年国勢調査では29.6%で、比較16市町中4位(府計27.5%)。80歳以上は39,614人で、人口の9人に1人です。
- 人数の多い町と率の高い町は別:65歳以上の人数は安岡寺町2,847人・津之江町2,811人・真上町2,765人が上位。高齢化率は芝谷町56.1%・柱本新町45.3%・大字原45.0%・寺谷町44.5%が高く(人口1,029人以上の町)、牧田町は2,513人・42.5%と人数も率も高い町です。
- 地域差:高齢化率は北地域46.9%・南地域39.6%が高く、中央地域は28.2%で最も低い地域です。ただし65歳以上の人数では中央地域53,189人・西地域37,645人で、市全体の9割を占めます。
65歳以上が多い町(上位40町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。安岡寺町(2,847人)・津之江町(2,811人)・真上町(2,765人)が上位。安岡寺町は80歳以上も1,450人(町人口の19.6%)で市内最多です。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。北地域は65歳以上46.9%・80歳以上19.0%、南地域は65歳以上39.6%・80歳以上16.2%で、いずれも市平均を大きく上回ります。中央地域は65歳以上28.2%で最も低い地域です。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全192町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の56,646人から2030年に66,811人まで増えた後に減り、2040年は61,078人(+7.8%)。85歳以上は15,787人から2035年に31,244人でピークとなり、2040年は29,418人(+86.3%)の見通しです。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。高槻市は75歳以上が2030年、85歳以上が2035年にいったんピークを迎えます。
61,078人
2040年の75歳以上
2020年 56,646人 → +7.8%
29,418人
2040年の85歳以上
2020年 15,787人 → +86.3%
35.0%
2040年の高齢化率
2020年 29.6%
- 85歳以上は2040年までに+13,631人(+86.3%)。75歳以上の増加は+4,432人(+7.8%)にとどまり、増えるのは主に85歳以上の高齢層です。2040年の高齢化率は35.0%(2020年29.6%)になります。
- ピークの時期:75歳以上は2030年、85歳以上は2035年に最初のピークを迎えます。75歳以上は2040年にかけていったん減った後、2050年に71,182人へ再び増える推計です。
- 比較市町での位置:75歳以上の増減率+7.8%は比較16市町中12位(府計+11.7%、全国+19.7%)、85歳以上の+86.3%は同10位(府計+75.5%、全国+64.0%)です。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が高槻市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北摂・北河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
2020年国勢調査で、65歳以上の一人暮らし世帯は12.9%(19,720世帯)、高齢夫婦のみの世帯は14.3%(21,858世帯)。夫婦のみの世帯の割合は比較16市町中3位です。
12.9%
65歳以上の一人暮らし世帯
19,720世帯(一般世帯比)
14.3%
高齢夫婦のみの世帯
21,858世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 高齢夫婦のみの世帯が多い:14.3%は交野市・島本町に次ぐ比較16市町中3位(府計11.0%)。一人暮らしは12.9%で四條畷市と同率の比較16市町中8位、府計(13.7%)をやや下回ります。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率は78.8%(比較16市町中6位、府計70.1%)。自宅で暮らし続ける世帯が中心で、訪問系・通所系の利用が前提になります。
- 納税者1人あたり平均所得は386.6万円(府内43市町村中10位、府計388.0万円)で府平均並み。保険外サービスは府内の相場並みの価格帯が目安になります。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が高槻市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北摂・北河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。高槻市は386.6万円(府内10位)。比較16市町では8位で、箕面市(490.4万円)・吹田市・豊中市とは約90〜104万円の差があります。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は22,464人(2026年6月末、第2号367人を含む)。第1号の認定率は21.9%で、府計(25.2%)を下回ります。
22,464人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 367人を含む
21.9%
認定率(第1号)
75歳以上 31.4%/65〜74歳 4.3%
29.6%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
13,946人
居宅サービス受給者
地域密着 2,466人/施設 1,925人
- 認定率21.9%は池田市・寝屋川市と同率で比較16市町中6位(府内43市町村中24位、全国20.3%)。75歳以上の認定率は31.4%(府計36.9%、全国31.3%)、65〜74歳は4.3%です。
- 5年で+3,394人(+17.8%):2021年6月末の19,070人から増加。比較13市町中3位で、島本町・箕面市に次ぐ伸びです(府計+10.0%)。第1号被保険者は同じ期間に1.8%減っており、75歳以上の増加が認定者を押し上げています。
- 要介護3〜5の割合は29.6%(比較16市町中15位、府計34.4%)と低く、要支援が40.1%を占めます。第9期の保険料は月6,100円(府平均7,486円)、第1号被保険者1人あたり給付費は28.8万円(2024年度、府計35.8万円)で、いずれも比較16市町中14位です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が高槻市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北摂・北河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。高槻市の認定率は比較の中位、5年間の増加率は上位です。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が高槻市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北摂・北河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 大阪府の認定率は75〜79歳16.5%、80〜84歳32.6%から、85〜89歳で58.0%、90歳以上で84.4%に上がります。85歳を超えると半数以上が認定を受けています。
- 大阪府はどの年齢階級でも全国(85〜89歳48.8%、90歳以上77.9%)より高い率です。高槻市で2035年まで増える85歳以上が、認定者数の伸びに直結します。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の年齢構成から推計すると、第1号の要介護・要支援者は中央地域に53.4%、西地域に36.7%が住んでいます(Shido推計)。
推計 要介護・要支援者が多い町(上位40町)
町別の年齢階級別人口(2026年6月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 22,097人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計要介護者は安岡寺町・津之江町・真上町・芝生町・牧田町が500人を超えます。
- 推計要介護者の多い町:安岡寺町738人、津之江町608人、真上町567人、芝生町564人、牧田町550人、南平台485人(いずれも推計値)。
- 地域別:中央地域53.4%・西地域36.7%で9割。南地域は人口の3.3%に対し推計要介護者の4.5%、北地域は0.8%に対し1.4%と、高齢化率の高い地域は人口比以上の需要があります。
- 事業所との対比:訪問系+通所系は市全体で推計要介護者100人あたり1.3か所。古曽部町(推計349人)・淀の原町(272人)・西冠(207人)・芝谷町(204人)・弥生が丘町(190人)は0か所で、推計500人を超える津之江町(1か所)・真上町・牧田町(各2か所)も少ない町です。多いのは郡家新町(208人に9か所)・大字原(105人に5か所)・富田町(403人に11か所)などです。少ない町は近隣の町の事業所が担っている可能性があり、通所の送迎範囲や訪問の移動時間で見るのが実態に合います。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
訪問介護88・通所介護94・居宅介護支援72・訪問看護50事業所。第1号被保険者1万人あたりでは4種類とも府平均を下回ります。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 88 | 8.7 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 50 | 4.9 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 2 | 0.2 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 5 | 0.5 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 1 | 0.1 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 94 | 9.3 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 16 | 1.6 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 8 | 0.8 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 22 | 2.2 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 6 | 0.6 | 0.8 | |
| 看護小規模多機能 | 2 | 0.2 | 0.3 | |
| 居宅介護支援 | 72 | 7.1 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 25 | 2.5 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 8 | 0.8 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 0 | 0.0 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 36 | 3.6 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 14 | 1.4 | 1.7 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 20 | 2.0 | 5.8 | 979 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 19 | 1.9 | 3.7 | 855 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 在宅系の事業所が薄い:第1号被保険者1万人あたり訪問介護8.7(府21.8、全国9.8、比較16市町中15位)、通所介護9.3(府12.2、同13位)、居宅介護支援7.1(府13.9、同13位)、訪問看護4.9(府8.0、同12位)。
- 施設・居住系は122か所(特養25・老健8・グループホーム36・特定施設14・住宅型有料20・サ高住19)で、75歳以上1万人あたり18.6(府計28.3、全国17.0、比較16市町中15位)。住宅型有料は定員979人、サ高住は855戸です。
- 事業所の運営法人は営利法人が51.0%(255か所)で、府全体(68.3%)より低く、社会福祉法人25.0%・医療法人17.0%の比重が大きい市です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が高槻市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北摂・北河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(上位40町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。安岡寺町18か所、富田町・大塚町・郡家新町16か所、栄町13か所が多い町です。
運営法人の種別
高槻市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)。市内の老人福祉・介護事業の従業者は6,209人(2021年)で、65歳以上1,000人あたり60.7人です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府の人手不足:介護関連職種の有効求人倍率4.21倍(訪問介護の職業は14.92倍、職業計1.00倍)。従業員が不足と感じる事業所は67.8%、訪問介護員に限ると83.4%です。採用率16.8%に対し離職率12.8%です。
- 市内の介護従業者は薄い:65歳以上1,000人あたり60.7人は比較16市町中13位(府内43市町村中34位、府計81.1人、全国71.9人)。
- 事業所数と同様に従業者も府平均を下回るため、市内だけで経験者を集めるのは難しいと考えられます。未経験者の育成や、隣接市からの通勤者も含めた求人範囲の設定が合います。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が高槻市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北摂・北河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府の介護労働者が今の職場を知った経路は友人・知人からの紹介41.1%が最も多く、求人情報サイト12.5%、ハローワーク11.9%が続きます。
- 全国(紹介33.8%、ハローワーク19.4%)と比べて紹介の比重が大きく、職員紹介の仕組みが採用の中心になります。勤続1年未満では全国で求人情報サイトが21.3%あり、若手・転職者向けにはサイト掲載も併用が合います。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
在宅系の参入余地が大きい
訪問介護8.7・居宅介護支援7.1(第1号被保険者1万人あたり)は府平均(21.8・13.9)の4〜5割で、比較16市町中それぞれ15位・13位。認定者が5年で17.8%増えたのに対し供給が薄く、在宅系の新規参入・増設の余地がある市と言えます。
Shidoができること:在宅系サービスの新規開設・増設の告知サイトと、地域向けの検索広告の制作・運用(Webサイト・コンテンツ制作/デジタルマーケティング)、需要の分析(リサーチ&インサイト)。
重点エリアは津之江町・真上町・牧田町・古曽部町
津之江町・真上町・牧田町は推計要介護者が550人以上の一方、訪問系+通所系の事業所は各1〜2か所。古曽部町(推計349人)は0か所です。需要に対して事業所の少ない町で、通所の送迎範囲や訪問の拠点を置く候補になります。
Shidoができること:津之江町・真上町・牧田町・古曽部町の需要整理(リサーチ&インサイト)、送迎範囲を示す案内チラシと地域向け広告の制作(デザイン/マス・メディア広告)。
85歳以上の増加に合わせたサービス
85歳以上は2040年までに+86.3%、2035年がピーク。大阪府の認定率は85〜89歳で58.0%です。訪問看護(1万人あたり4.9)・看護小規模多機能(2か所)・グループホームなど、重度化・認知症に対応するサービスの需要が伸びます。
Shidoができること:訪問看護・看護小規模多機能・グループホームの紹介サイトとパンフレットの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)。
高齢夫婦世帯への支援
高齢夫婦のみの世帯14.3%は比較16市町中3位。老老介護になりやすい世帯で、通所・短期入所で介護者の負担を減らす提案や、家族向けの相談窓口が合います。
Shidoができること:介護者向けの通所・短期入所の案内ページと、家族向け相談窓口の案内の制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)、LINE公式アカウントでの相談受付(デジタルマーケティング)。
安岡寺町は最大の需要地
65歳以上2,847人・80歳以上1,450人・推計要介護者738人はいずれも市内最多。事業所も18か所と最多で、競合の多い需要地です。参入する場合はサービスの差別化が前提になります。
Shidoができること:競合の多い地域で違いを示すためのブランドの整理と、サービス紹介サイトの制作(ブランディング戦略/Webサイト・コンテンツ制作)、需要の分析(リサーチ&インサイト)。
ケアマネジャーへの営業は効率が高い
居宅介護支援は72事業所(1万人あたり7.1、府13.9)。1事業所あたりの担当が多いと考えられ、少ない訪問先で多くの利用者につながる営業ができます。
Shidoができること:ケアマネ向けの事業所案内資料のデザイン(デザイン)、紹介元になる居宅介護支援事業所の分布の分析(リサーチ&インサイト)。
採用は紹介と近隣市を含めて
介護従業者は65歳以上1,000人あたり60.7人(府計81.1人)と薄く、府の求人倍率は4.21倍。大阪府では紹介経由が41.1%で、職員紹介の制度化と隣接市を含めた求人範囲が合います。
Shidoができること:職員紹介の制度案内と、隣接市も対象にした求人ページ・採用サイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)、求人広告の運用(デジタルマーケティング)。
保険外サービスは府平均並みの価格帯
平均所得386.6万円は府内10位で府平均並み。持ち家率78.8%と自宅で暮らす世帯が多く、家事支援・付き添い・見守りなどを府内相場の価格帯で組み合わせるのが合います。
Shidoができること:家事支援・付き添い・見守りを組み合わせた保険外サービスの案内チラシと紹介ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った高槻市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「高槻市 デイサービス」「高槻市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 高槻市「高槻市の人口(令和8年)」町丁・字別世帯数及び人口、町丁・字別5歳階級別人口(令和8年6月末現在、住民基本台帳)。https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/11/33243.html
- 高槻市「高槻市の人口(平成13年1月末から令和8年8月末)」(人口の推移)。https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/11/1333.html
- 高槻市都市計画マスタープラン(令和5年3月更新)第4章 地域別構想の5地域(地域区分に使用)。https://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/keikaku/3823.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
町別データの基準日は2026年6月末です。世帯数10以下の町丁は市が非公表のため、町の合計は市総数より192人少なくなります。地域は町の位置からの推定割当です。住民基本台帳(2026年6月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。