第 1 章
人口と地域別の分布
人口は55,601人(2025年12月末)。南海本線高石駅を中心とする高石地域が46.9%、北部の羽衣地域が28.5%、JR阪和線富木駅周辺の富木地域が24.6%です。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2025年12月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は高石市都市計画マスタープラン(令和4年3月)第3章「地域別構想」の4地域(高石・羽衣・富木・臨海)です。町丁と地域の対応表は公表されていないため、計画の地域区分図に各丁目の代表点を重ねて判定した推定です。西取石は7・8丁目(1,733人)が計画上は高石地域ですが、年齢別人口が町単位でしか公表されていないため町ごと富木地域に入れています(丁目で数えると高石地域27,783人・富木地域11,965人)。臨海地域は泉北臨海工業地帯の埋立地で、住民は高砂2丁目の2人だけです。町の合計は市総数(55,601人・26,753世帯、2025年12月末)と一致します。
人口の推移
住民基本台帳・外国人を含む(各年1月1日現在、右端のみ2026年8月1日現在)。2015年1月1日の58,315人から2026年1月1日の55,601人へ、11年で2,714人(4.7%)減少しました。世帯数は24,846から26,753へ増えています。2026年8月1日は55,508人です。
町別人口(全9町)
横軸は人口(人)。色は地域。東羽衣(9,647人)・綾園(8,157人)・千代田(7,306人)が上位で、取石・西取石・羽衣・加茂・高師浜が続きます。住民がいる町は8町(高砂の2人を除く)です。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 面積11.3km²のコンパクトな市で、西側の埋立地は工業地帯のため、住宅地は内陸の約半分に集まっています。住民のいる8町はいずれも人口4,800人以上の大きな町で、町ごとの規模の差が小さいのが特徴です。北は堺市西区(浜寺)、南は泉大津市に接し、生活圏は市境をまたいでいます。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は15,559人(28.0%)、80歳以上は5,649人(10.2%)、90歳以上は1,101人です(2025年12月末)。2020年国勢調査の高齢化率28.4%は、比較16市町村中10位、府内43市町村中28位です。
女性男性濃色=70歳以上
高石市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2025年12月末)。
- 70代が6,935人(12.5%)で、80代4,548人(8.2%)を上回ります。50代も8,991人(16.2%)と厚い構成です。
- 高齢者が多い町と高齢化率が高い町:65歳以上は綾園2,624人・千代田2,394人・東羽衣2,298人が多い町です。高齢化率は千代田32.8%・綾園32.2%・高師浜30.4%が高く、いずれも高石地域の町です。人口最多の東羽衣は23.8%と市内で最も低くなっています。
- 地域別では高石地域が30.4%で最も高く、富木地域26.3%、羽衣地域25.4%です。80歳以上の割合も高石地域11.1%に対し、富木地域9.6%・羽衣地域9.1%です。
65歳以上が多い町(全9町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。綾園2,624人・千代田2,394人・東羽衣2,298人が上位。80歳以上も綾園969人・千代田884人・東羽衣843人の順です。80歳以上の割合は千代田12.1%・綾園11.9%・高師浜11.7%が高い町です。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位9町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。70歳以上の割合は高石地域24.9%、富木地域21.4%、羽衣地域20.0%。0〜14歳は富木地域が13.3%で最も高くなっています。臨海地域は住民2人のため比較の対象外です。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全9町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の8,344人から2030年に9,919人へ増え、2040年は9,307人(+11.5%)。85歳以上は2,479人から2035年に4,467人へ増え、2040年は4,262人(+71.9%)と推計されます。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。総人口は2020年の55,635人から2040年に45,588人へ減る一方、65歳以上は15,873人から16,806人に増えると推計されています。
9,307人
2040年の75歳以上
2020年 8,344人 → +11.5%
4,262人
2040年の85歳以上
2020年 2,479人 → +71.9%
36.9%
2040年の高齢化率
2020年 28.5%
- 75歳以上は2040年に+11.5%で、比較16市町村中11位(府内43市町村中27位)。大阪府計(+11.7%)とほぼ同じ伸びです。
- ピークの時期:85歳以上は2035年の4,467人がピークです。75歳以上は2030年の9,919人の後いったん減り、2050年に10,372人と最も多くなります。2040年の高齢化率は36.9%(2020年28.5%)です。
- 85歳以上の+71.9%は比較16市町村中11位(府内43市町村中33位)で、大阪府計(+75.5%)をやや下回ります。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が高石市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
2020年国勢調査で、65歳以上の一人暮らし世帯は3,276世帯(一般世帯の14.2%)、高齢夫婦のみの世帯は3,103世帯(13.4%)です。高齢者のいる世帯の持ち家率は79.0%です。
14.2%
65歳以上の一人暮らし世帯
3,276世帯(一般世帯比)
13.4%
高齢夫婦のみの世帯
3,103世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 一人暮らし世帯14.2%は比較16市町村中6位(府内43市町村中14位)で、大阪府計(13.7%)を上回ります。高齢夫婦のみの世帯13.4%も比較16市町村中7位で、大阪府計(11.0%)を上回ります。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率79.0%は比較16市町村中8位(府内43市町村中22位、大阪府計70.1%)です。
- 納税者1人あたり平均所得は375.0万円で、比較16市町村中4位(府内43市町村中12位、大阪府計388.0万円)。泉州の中では所得が高く、保険外サービスは府平均に近い価格帯が見込めます。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が高石市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。高石市は375.0万円(府内12位)。比較16市町村では大阪市・大阪狭山市・堺市に次ぐ4位で、泉大津市(357.9万円)より約17万円高い水準です。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は3,777人(2026年6月末、第2号62人を含む)。第1号被保険者の認定率は23.8%で、大阪府計(25.2%)より低く、全国(20.3%)より高い水準です。
3,777人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 62人を含む
23.8%
認定率(第1号)
75歳以上 35.4%/65〜74歳 5.3%
29.7%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
2,558人
居宅サービス受給者
地域密着 314人/施設 346人
- 認定率23.8%は比較16市町村中8位、府内43市町村中13位。75歳以上の認定率は35.4%(大阪府計36.9%)、65〜74歳は5.3%です。認定率は年齢構成を調整していない粗い率で、高齢者の中で85歳以上が多いほど高くなります。
- 5年間の増加は+5.6%(2021年6月末3,577人→2026年6月末3,777人)。比較16市町村中15位、府内40市町村中38位で、大阪府計(+10.0%)より緩やかです。同じ期間に第1号被保険者は1.7%減りました。
- 要介護3〜5の割合は29.7%で比較16市町村中14位(府内43市町村中38位)と低く、要支援1(859人)が最も多い区分です。第9期の保険料基準額は月6,137円(第8期と同額、大阪府平均7,486円)、2024年度の第1号被保険者1人あたり給付費は31.7万円(大阪府計35.8万円)、給付費の総額は49億円です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が高石市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。高石市は認定率が比較の中位、5年の伸びと要介護3〜5の割合は下位にあります。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が高石市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 85歳を境に認定率が急上がり:大阪府の認定率は80〜84歳32.6%、85〜89歳58.0%、90歳以上84.4%です。85歳以上の人口の増え方が、そのまま介護需要の増え方になります。
- 大阪府はどの年齢階級でも全国を上回ります(85〜89歳は大阪府58.0%、全国48.8%)。65〜69歳は大阪府4.1%、全国2.8%です。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の推計要介護・要支援者(第1号、市全体3,716人)は、綾園625人・千代田574人・東羽衣553人・取石497人・羽衣400人の順に多くなります。
推計 要介護・要支援者が多い町(全9町)
町別の年齢階級別人口(2025年12月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 3,715人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計値のため、町ごとの健康状態や施設入所者の所在は反映していません。町別の人口は2025年12月末の値です。
- 上位3町(綾園・千代田・東羽衣)で1,752人と、市全体の47.1%を占めます。住民のいる8町はいずれも推計300人以上です。
- 地域別では高石地域1,889人(50.8%)が半数を占め、羽衣地域953人(25.6%)、富木地域874人(23.5%)です。
- 事業所の少ない町:市全体では推計要介護者100人あたり2.1事業所(訪問系+通所系)です。東羽衣(推計553人)は6事業所で1.1、千代田(574人)は1.4、加茂(325人)は1.5と市全体を下回ります。逆に西取石(377人)は20事業所で5.3と、市内の訪問系・通所系の4分の1が集まっています。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
市内の事業所は訪問介護31、通所介護24、居宅介護支援23、訪問看護7。第1号被保険者1万人あたりでは訪問介護19.9(大阪府平均21.8)、通所介護15.4(同12.2)、居宅介護支援14.7(同13.9)、訪問看護4.5(同8.0)です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 31 | 19.9 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 7 | 4.5 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 1 | 0.6 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 4 | 2.6 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 0 | 0.0 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 24 | 15.4 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 4 | 2.6 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 1 | 0.6 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 4 | 2.6 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 3 | 1.9 | 0.8 | 82 |
| 看護小規模多機能 | 0 | 0.0 | 0.3 | |
| 居宅介護支援 | 23 | 14.7 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 2 | 1.3 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 2 | 1.3 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 1 | 0.6 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 4 | 2.6 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 2 | 1.3 | 1.7 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 12 | 7.7 | 5.8 | 463 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 8 | 5.1 | 3.7 | 271 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 通所介護は厚く、訪問看護は薄い:通所介護15.4は岸和田市と同じで比較16市町村中同率4位(府内43市町村中同率5位)、居宅介護支援14.7は比較16市町村中6位です。一方、訪問看護4.5は比較16市町村で最も少なく(府内43市町村中34位)、定期巡回・看護小規模多機能は市内にありません。
- 施設・居住系は75歳以上1万人あたり32.3で比較16市町村中5位(府内43市町村中同率8位、大阪府計28.3)。住宅型有料老人ホーム12か所(定員463人)・サ高住8か所(271戸)が中心で、特養は2か所(第1号被保険者1万人あたり1.3、大阪府平均2.5)です。小規模多機能は3か所(定員82人)あります。
- 運営法人は営利法人が70.5%で大阪府全体(68.3%)より高く、社会福祉法人は7.9%と低い比率です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が高石市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(全9町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。西取石31、綾園21、取石20、高師浜17事業所が上位です。
運営法人の種別
高石市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)、訪問介護の職業は14.92倍です。市内の老人福祉・介護事業の従業者は1,247人(2021年)です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府では従業員が不足と感じる事業所が67.8%(訪問介護員は83.4%)。採用率16.8%に対して離職率12.8%です。
- 市内の従業者は65歳以上1,000人あたり79.6人で、比較16市町村中5位(府内43市町村中13位)、大阪府計(81.1人)に近い水準です。
- 市域が狭く、南海本線・JR阪和線で堺市・泉大津市・和泉市とつながっているため、採用の商圏は市境をまたいで考えるのが実態に合います。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が高石市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府では友人・知人からの紹介41.1%が最も多く、全国(33.8%)を上回ります。職員紹介の仕組みづくりが採用の近道になります。
- 求人情報サイト12.5%、ハローワーク11.9%が続きます。大阪府はハローワークの比率が全国(19.4%)より低いのが特徴です。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
重点エリアは高石地域
推計要介護者は綾園625人・千代田574人と高石地域の町が上位で、高石地域が市全体の50.8%を占めます。千代田は訪問系・通所系が100人あたり1.4と、需要に対して供給が薄めです。
Shidoができること:綾園・千代田など高石地域の要介護者と事業所の分布を整理する商圏分析(リサーチ&インサイト)、地域向けの事業所紹介チラシと広告(デザイン/マス・メディア広告)。
東羽衣は人口最多で供給が薄い
東羽衣は人口9,647人・推計553人に対し、訪問系・通所系は6事業所(100人あたり1.1、市内最少)。浜寺(堺市西区)側の事業所との競合も含めて確認したい町です。
Shidoができること:東羽衣と堺市西区側の競合を重ねた商圏分析(リサーチ&インサイト)、町向けの案内チラシ・Webページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)。
訪問看護の空白
訪問看護は7事業所(1万人あたり4.5)で比較16市町村中最下位、定期巡回・看護小規模多機能は0か所。訪問看護・医療的ケアの受け皿に余地があります。
Shidoができること:訪問看護・医療的ケアの受け皿を家族とケアマネジャーに伝える案内サイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)、サービス紹介動画(撮影・映像制作)。
通所は競合が多い
通所介護は1万人あたり15.4で府平均(12.2)を上回ります。新規の通所は機能訓練・認知症対応など内容での差別化が前提になります。
Shidoができること:機能訓練・認知症対応など通所の内容の違いを伝える打ち出しの設計(ブランディング戦略)、見学案内を載せたWebサイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
一人暮らし高齢者への支援
一人暮らし世帯14.2%は大阪府計(13.7%)を上回ります。見守り・配食・家事支援など保険外サービスの対象が多い市です。
Shidoができること:見守り・配食・家事支援など保険外サービスの案内チラシ・メニュー表のデザイン(デザイン)、家族向けの相談ページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
保険外サービスの価格帯
平均所得375.0万円は府内12位で泉州の中では高い水準です。保険外サービスは府平均に近い価格設定が見込めます。
Shidoができること:府平均に近い価格帯の保険外サービスの料金表・案内パンフレットのデザイン(デザイン)、サービス紹介ページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
軽度者の比率が高い
要介護3〜5は29.7%と比較16市町村中14位で、要支援1が最多。介護予防・通所型の短時間サービスが合う構成です。
Shidoができること:介護予防・短時間通所の案内チラシ・体験会の告知ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、対象地域への告知(マス・メディア広告)。
採用は市境をまたいで
市内の従業者は65歳以上1,000人あたり79.6人と府平均に近い水準です。大阪府の採用経路は友人・知人の紹介41.1%が最多で、職員紹介と堺市・泉大津市からの通勤圏を前提にするのが現実的です。
Shidoができること:堺市・泉大津市の通勤圏も含めた採用サイトと求人チラシの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)、職場紹介動画と職員紹介の案内(撮影・映像制作)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った高石市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「高石市 デイサービス」「高石市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 高石市統計書 令和7年版 表2-5「町丁別世帯数及び男女別人口」・表2-6「年齢(各歳)別・男女別人口」(令和7年12月31日現在、住民基本台帳・外国人を含む)。https://www.city.takaishi.lg.jp/kakuka/soumu/soumu_ka/toukei/toukeisho_kakobun/1616738829983.html
- 高石市「統計ニュース」住民基本台帳人口(人口の推移、各年1月1日・2026年8月1日)。https://www.city.takaishi.lg.jp/kakuka/soumu/soumu_ka/toukei/toukeinews/5312.html
- 高石市都市計画マスタープラン(令和4年3月)第3章 地域別構想(地域区分)。https://www.city.takaishi.lg.jp/kakuka/doboku/toshikeikaku_ka/tosikeikaku/1354150779345.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
高石市は町別の年齢別人口を年1回の統計書(12月31日現在)でのみ公表しているため、町別データの基準日は2025年12月末です(人口の推移は2026年8月1日まで)。2026年8月1日の町別人口(年齢なし)は東羽衣9,645人・綾園8,149人・千代田7,214人などで、2025年12月末から大きな変化はありません。地域の割当は計画図からの推定で、西取石7・8丁目は富木地域に含めています。住民基本台帳(2025年12月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。