第 1 章
人口と地域別の分布
人口は105,106人(2026年3月末)。ウッディ・カルチャー圏域35.5%・三田・三輪南圏域23.7%・フラワー圏域20.0%の3圏域で約8割を占め、北部の農村部の3圏域は各6〜8%です。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年3月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は第9期三田市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(いきいき安心プラン21)の6つの日常生活圏域(各圏域に地域包括支援センター1か所)です。町の割当は市の「地域包括支援センター担当地区」によります。2圏域にまたがる行政町は多数側に一括しており(下深田→フラワー圏域、大原→三田・三輪南圏域、馬渡・上内神・沢谷→広野・本庄圏域)、圏域人口は市の公表値と数百人ずれることがあります。単位は丁目を合算した92町です。
人口の推移
住民基本台帳・外国人住民を含む(各年12月末、右端のみ2026年8月末。町別データの基準日2026年3月末とは異なる)。2015年12月末の113,966人から2026年8月末の104,618人へ9,348人(8.2%)減少し、毎年約1,000人ずつ減っています。世帯数は44,873から47,849へ増え、1世帯あたり人員は2.54人から2.19人に縮小しています。
町別人口(上位40町)
横軸は人口(人)。色は地域。ゆりのき台(10,580人)・けやき台(8,773人)・あかしあ台(8,207人)のウッディタウン3町が上位で、すずかけ台・狭間が丘・武庫が丘が続きます。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 92町のうち1万人を超えるのはゆりのき台だけで、5,000人以上の6町はすべて北摂三田ニュータウン(ウッディタウン・フラワータウン)の町です。市域約210km²の大部分は農村・山間部で、人口はニュータウンと三田駅周辺に集中しています。ニュータウンと農村部では移動距離が大きく違うため、訪問・送迎の範囲は圏域ごとに分けて設計するのが実態に合います。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は32,878人(31.3%)、80歳以上は8,726人(8.3%)、90歳以上は2,098人です(2026年3月末)。
女性男性濃色=70歳以上
三田市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年3月末)。
- 70代が厚い:70代15,553人(14.8%)に対し、80代は6,628人(6.3%)。ニュータウンの一斉入居世代が70代にあたり、今後10年で80代が急増する年齢構成です。
- 人数が多い町と率が高い町は別:65歳以上の人数はあかしあ台2,556人(高齢化率31.1%)・狭間が丘2,264人(41.2%)・けやき台2,204人が上位です。高齢化率は友が丘53.4%・下相野50.6%・つつじが丘南50.5%(人口315人以上の町)と、古い住宅団地と北部の農村が高くなっています。
- 地域の差:高齢化率は藍圏域45.9%・三輪北・小野・高平圏域44.2%が高く、ウッディ・カルチャー圏域24.9%が最も低い地域です。80歳以上の比率は三輪北・小野・高平圏域が14.7%で最も高くなっています。
65歳以上が多い町(上位40町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。あかしあ台(2,556人)が65歳以上の人数で最多。80歳以上の比率は尼寺19.6%・下相野19.5%・大川瀬19.0%と北部の集落が高い町です(人口315人以上)。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。三輪北・小野・高平圏域は80歳以上14.7%で最も高く、藍圏域は65歳以上45.9%で最も高い地域です。ウッディ・カルチャー圏域は65歳以上24.9%・80歳以上5.6%で最も低くなっています。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全92町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の12,734人から2040年に23,432人(+84.0%)、85歳以上は4,374人から9,672人(+121.1%)になる推計です。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。三田市の2040年の高齢化率は41.4%(2020年26.4%)。人口は2020年の109,238人から2040年に88,285人へ減る推計です。
23,432人
2040年の75歳以上
2020年 12,734人 → +84.0%
9,672人
2040年の85歳以上
2020年 4,374人 → +121.1%
41.4%
2040年の高齢化率
2020年 26.4%
- 75歳以上の増加率+84.0%は県内41市町中1位、比較16市町でも1位です(県計+19.6%)。75〜84歳も8,360人から13,760人に増え、前期から後期への移行が一度に進みます。
- 75歳以上のピークは2040年(23,432人)で、85歳以上は2050年(10,852人)まで増え続ける推計です。65歳以上は2035年(36,661人)がピークです。
- 85歳以上の+121.1%は比較16市町中2位(猪名川町に次ぐ)、県内41市町中4位(県計+69.1%)。人口は2020年から2040年に19.2%減るため、高齢化率は2040年に41.4%に達します。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が三田市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
高齢夫婦のみの世帯は6,493世帯(一般世帯の15.3%、2020年国勢調査)で、65歳以上の一人暮らし世帯(3,656世帯、8.6%)の約1.8倍です。
8.6%
65歳以上の一人暮らし世帯
3,656世帯(一般世帯比)
15.3%
高齢夫婦のみの世帯
6,493世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 夫婦のみの世帯が中心:高齢夫婦のみ世帯15.3%は比較16市町中3位(県計12.9%)。高齢単身世帯率8.6%は比較16市町で最も低く、県内41市町中同率40位(県計13.1%)です。今後は配偶者を亡くした単身世帯が増えていく段階にあります。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率は91.0%で、比較16市町中2位(県計80.1%)。ニュータウンの戸建てに住み続ける高齢者が大半です。
- 納税者1人あたり平均所得は382.1万円で県内41市町中5位(県計390.2万円)、比較16市町では10位です。保険外サービスは県平均並みの価格帯が合います。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が三田市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。三田市は382.1万円(県内5位)。比較16市町では大阪市(398.0万円)に次ぎ、川西市(376.0万円)・姫路市(375.5万円)を上回ります。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は5,832人(2026年6月末)。第1号被保険者の認定率は17.3%で、県内41市町で最も低い水準です(県計22.3%)。
5,832人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 122人を含む
17.3%
認定率(第1号)
75歳以上 31.4%/65〜74歳 3.5%
26.1%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
3,426人
居宅サービス受給者
地域密着 494人/施設 760人
- 認定率17.3%は比較16市町・県内41市町ともに最下位。75歳以上の認定率は31.4%(比較14位・県内23位、県計33.8%)、65〜74歳は3.5%です。75歳以上の比率が低い(2020年11.7%、県内で最も低い)ことが主な理由です。
- 認定者は5年前(2021年6月末)の5,141人から+691人(+13.4%)。増加率は比較16市町中9位、県内41市町中13位(県計+10.1%)です。
- 要介護3〜5の割合は26.1%(県計29.3%、比較16市町で最も低い)、要支援1・2は37.0%、要介護1が24.6%で、軽度者が中心です。第1号保険料の基準額は月5,276円(第8期5,621円から引下げ、県内40位)、第1号被保険者1人あたり給付費は21.9万円(2024年度、県計29.8万円)です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が三田市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。認定率は年齢構成を調整していないため、75歳以上の比率が低い三田市では低く出ます。75歳以上が急増する今後は、認定率・給付費とも上がっていく見込みです。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が三田市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(兵庫県)
兵庫県内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 兵庫県の認定率は75〜79歳13.5%から80〜84歳28.8%、85〜89歳53.3%、90歳以上82.0%へと、80代で急に上がります。
- 三田市は今の70代が2030年代に80代に入ります。認定者数は高齢者数を大きく上回るペースで増えると見込まれます。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
推計要介護・要支援者はウッディ・カルチャー圏域1,463人・三田・三輪南圏域1,381人・フラワー圏域1,175人が多く、この3圏域で市全体の70.4%です。
推計 要介護・要支援者が多い町(上位40町)
町別の年齢階級別人口(2026年3月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 5,710人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計は町ごとの年齢構成の違いだけを反映しています。町別の年齢は10区分(15〜39歳・40〜64歳・65〜69歳…85歳以上)の公表のため、10歳階級への配分は全市の構成による推計です。
- 推計が多い町:あかしあ台419人・狭間が丘352人・けやき台351人・武庫が丘326人・すずかけ台279人。上位10町で市全体の49.7%と、ニュータウンの町に需要が集中しています。
- 地域別の事業所密度(訪問系+通所系、推計要介護者100人あたり)は市全体1.4に対し、三田・三輪南圏域2.9・広野・本庄圏域2.1が高く、ウッディ・カルチャー圏域0.9・フラワー圏域0.7・三輪北・小野・高平圏域0.6・藍圏域0.5が低くなっています。
- 推計要介護者57人以上の25町のうち9町は町内に訪問系・通所系がありません。狭間が丘(352人)・武庫が丘(326人)・つつじが丘南(177人)・つつじが丘北(169人)・学園(127人)などが該当し、推計が最も多いあかしあ台(419人)も3事業所です。一方、東本庄(100人あたり9.8)・南が丘(6.9)は事業所が集まる町です。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は近隣から来てもらっている可能性があります。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
訪問介護18・通所介護21・居宅介護支援31・訪問看護16事業所。第1号被保険者1万人あたりでは訪問介護5.5(県平均10.5)、通所介護6.4(同10.6)と県平均の半分から6割の水準です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 兵庫県平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 18 | 5.5 | 10.5 | |
| 訪問看護 | 16 | 4.9 | 5.2 | |
| 訪問入浴 | 1 | 0.3 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 4 | 1.2 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 1 | 0.3 | 0.7 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 21 | 6.4 | 10.6 | |
| 通所リハビリ | 5 | 1.5 | 2.3 | |
| 認知症対応型通所 | 2 | 0.6 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 11 | 3.3 | 3.9 | |
| 小規模多機能 | 2 | 0.6 | 1.3 | 58 |
| 看護小規模多機能 | 0 | 0.0 | 0.4 | |
| 居宅介護支援 | 31 | 9.4 | 9.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 7 | 2.1 | 3.0 | |
| 介護老人保健施設 | 3 | 0.9 | 1.1 | |
| 介護医療院 | 1 | 0.3 | 0.2 | |
| 認知症グループホーム | 7 | 2.1 | 2.8 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 1 | 0.3 | 1.6 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 1 | 0.3 | 1.7 | 60 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 3 | 0.9 | 3.1 | 176 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 比較16市町では訪問介護・通所介護ともに15位(猪名川町に次いで低い)。県内41市町では通所介護39位・訪問介護同率25位です。居宅介護支援9.4(県平均9.9)は比較11位、訪問看護4.9(同5.2)は比較13位です。
- 施設・居住系は75歳以上1万人あたり14.1か所で比較16市町で最も少なく、県内41市町中38位(県計22.3)。特定施設1か所、住宅型有料老人ホーム1か所・60人、サ高住3か所・176戸と民間の高齢者住宅がほとんどない市です。看護小規模多機能もありません。
- 運営法人は営利法人43.6%(県計50.3%)、社会福祉法人26.4%、医療法人25.7%(同15.7%)で、営利法人の比率が低い市場です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が三田市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
事業所が多い町(上位40町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。
運営法人の種別
三田市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
兵庫県の介護サービス職業の有効求人倍率は3.62倍(2026年7月)。三田市の老人福祉・介護事業の従業者は65歳以上1,000人あたり56.8人で、比較16市町で最も少ない市です。
3.62倍
介護サービス職業の有効求人倍率(2026年7月)
全国 3.82倍
69.1%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 89.1%(全国 82.9%)
17.3%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 14.2%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
26.5万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 兵庫県では従業員が不足と感じる事業所が69.1%、訪問介護員に限ると89.1%(全国82.9%)。採用率17.3%・離職率14.2%で、全国(採用14.6%・離職12.4%)より人の出入りが大きい県です。
- 三田市の従業者は1,640人(2021年、51事業所)で、65歳以上1,000人あたり56.8人は比較16市町中16位、県内41市町中34位(県計73.2人)。市内の経験者の母数が小さいため、需要の急増に対して人材確保が最大の課題になります。
- ニュータウンには子育てを終えた世代・シニア層が多く住んでいます。未経験者の育成と短時間勤務を前提にした採用や、神戸市北区・宝塚市からの通勤者の取り込みが合います。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が三田市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(兵庫県)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(兵庫県 n=906、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 兵庫県の介護労働者が今の職場を知った経路は友人・知人からの紹介が34.2%で最多。ハローワーク14.6%、求人情報サイト10.4%が続きます。
- 全国では勤続1年未満の人の21.3%が求人情報サイト経由です。紹介制度を土台に、若手・未経験者は求人サイトで補う組み合わせが合います。
介護労働実態調査の府県別値は標本(兵庫県の労働者調査 906人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
県内で最も伸びる需要
75歳以上は2040年に+84.0%(県内1位)、85歳以上は+121.1%(県内4位)。今の認定率は県内最低でも、需要の伸びは県内で最も大きい市です。新規出店・増設の有力候補と言えます。
Shidoができること:将来需要を伝える事業所のブランドメッセージ設計(ブランディング戦略)、市内向けのサービス紹介サイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
供給が追いついていない
訪問介護5.5・通所介護6.4(1万人あたり)は県平均の半分から6割、施設・居住系は比較16市町で最少です。訪問介護・通所介護・小規模多機能・看護小規模多機能のいずれも参入余地があります。
Shidoができること:訪問介護・通所介護の案内パンフレットと紹介サイトの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、町別需要の整理(リサーチ&インサイト)。
フラワータウンの空白
狭間が丘(推計352人)・武庫が丘(326人)は町内に訪問系・通所系が無く、フラワー圏域全体でも推計100人あたり0.7です。一斉入居世代の高齢化が進む重点エリアです。
Shidoができること:フラワータウン向けの訪問範囲案内のチラシ・地図のデザイン(デザイン)、町別の商圏分析(リサーチ&インサイト)。
ウッディタウンは次の波
あかしあ台・けやき台・すずかけ台・ゆりのき台は推計275〜419人で、ウッディ・カルチャー圏域の事業所密度は0.9。今の70代が80代に入る2030年代に向けた先行出店が合います。
Shidoができること:ウッディタウンの町別需要を整理した商圏分析(リサーチ&インサイト)、将来の利用者に向けた事業所紹介サイトと地域広告の制作(Webサイト・コンテンツ制作/マス・メディア広告)。
高齢者向け住まいの不足
サ高住3か所・住宅型有料1か所・特定施設1か所と民間の住まいがほとんどありません。持ち家率91.0%の戸建てから住み替え先を求める需要が今後生まれると考えられます。
Shidoができること:高齢者向け住まいの紹介パンフレットと紹介ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、施設紹介動画の制作(撮影・映像制作)。
夫婦のみ世帯への支援
高齢夫婦のみの世帯が15.3%(比較16市町中3位)。老老介護を支える短期入所・デイサービスと、配偶者を亡くした後の見守り・配食の需要が見込まれます。
Shidoができること:短期入所・デイサービスの案内チラシと見守りサービスのLINE公式アカウント設計(デザイン/デジタルマーケティング)。
人材確保が最大の課題
市内の従業者は65歳以上1,000人あたり56.8人と比較16市町で最少です。未経験者の育成・短時間勤務・職員紹介を組み合わせ、神戸市北区・宝塚市も含めた採用が必要です。
Shidoができること:介護職の採用サイトと職場紹介動画の制作(Webサイト・コンテンツ制作/撮影・映像制作)、短時間勤務を打ち出した求人広告の設計(デジタルマーケティング)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った三田市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「三田市 デイサービス」「三田市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 三田市「行政町別年齢別人口構成表」令和8年3月末現在(r08gyouseibetsujinkouhyou.xls)、「行政町別人口及び世帯数」「年齢別人口表」(令和8年3月末)。https://www.city.sanda.lg.jp/soshiki/27/gyomu/gaiyo/tokei/2202.html 人口の推移は同市「行政町別人口及び世帯数」(各年12月末、右端は2026年8月末)。
- 三田市「地域包括支援センター担当地区」。https://www.city.sanda.lg.jp/soshiki/31/gyomu/kourei_fukushi_kaigo/support_koreisha/2222.html
- 三田市「いきいき安心プラン21(第9期三田市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画、2024〜2026年度)」。https://www.city.sanda.lg.jp/soshiki/30/gyomu/seisaku_keikaku/26855.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
町別データの基準日は2026年3月末(町別の年齢が公表される年1回の時点)で、外国人住民を含みます。人口の推移の右端(2026年8月末、104,618人)とは基準日が異なります。町別の年齢は10区分・男女計のみの公表のため、10歳階級と男女別の内訳は全市の各歳構成による推計です(0〜14歳・65歳以上・75歳以上・85歳以上と各町の男女総数は公表値)。住民基本台帳(2026年3月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。