第 1 章
人口と区別の分布
人口は約80.6万人(2026年8月末)。北区19.3%、堺区18.4%、西区16.7%、南区16.0%、中区14.4%、東区10.6%、美原区4.6%です。人口は2015年末から39,887人減った一方、世帯数は24,856増えています。
区別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年8月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。区は堺市の7行政区(堺区・中区・東区・西区・南区・北区・美原区)で、市の区別公表値をそのまま使っています(推定なし)。915町丁を「〇丁」を除いた町名で342町に合算し、区境で丁目が分かれる東上野芝町は区ごとに2行に分けました。町の合計は市総数(806,073人・409,399世帯)と一致します。
人口の推移
住民基本台帳・外国人住民を含む(各年12月末、右端のみ2026年8月末)。2015年12月末の845,960人から2026年8月末の806,073人へ39,887人(4.7%)減少。世帯数は384,543から409,399へ24,856増え、1世帯あたり人員は2.20人から1.97人に縮小しています。
町別人口(上位40町)
横軸は人口(人)。色は区。金岡町(22,104人)・新金岡町(19,139人)・中百舌鳥町(13,400人)が上位で、いずれも北区です。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 町は342と細かく、1万人を超える町は8町だけです。人口の多い北区・堺区は高齢化率が24.5%・26.5%と比較的低く、泉北ニュータウンを含む南区は35.9%と7区で最も高い区です。区によって高齢者の住む町の性格(団地・戸建住宅地・旧市街)が異なるため、区ごとに町を選んで見るのが実態に合います。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は227,798人(28.3%)、80歳以上は86,014人(10.7%)、90歳以上は16,679人です(2026年8月末)。80歳以上の62.9%は女性です。
女性男性濃色=70歳以上
堺市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年8月末)。
- 70代が101,849人(12.6%)と厚く、80代69,335人(8.6%)を大きく上回ります。この世代が今後80代に入り、介護需要の中心になっていきます。
- 数の多い町と率の高い町は別:65歳以上の数は新金岡町6,291人・金岡町4,823人(ともに北区)が多く、高齢化率は竹城台42.8%・槇塚台42.2%・御池台41.8%が高い町です。高齢化率上位10町のうち9町が南区(泉北ニュータウン)です。
- 区の差:高齢化率は南区35.9%、美原区30.8%、東区29.2%が高く、北区24.5%が最も低い区です。80歳以上の比率も南区13.9%と北区9.4%で大きく異なります。
65歳以上が多い町(上位40町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。新金岡町(6,291人)・金岡町(4,823人)・三原台(3,553人)・原山台(3,477人)が上位。80歳以上の比率は槇塚台19.3%・八田西町17.6%・庭代台17.4%が高い町です。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
区別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。南区は65歳以上35.9%・80歳以上13.9%でともに最も高く、0〜14歳は9.7%で最も低い区です。北区は65歳以上24.5%と最も若い区です。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全342町を区ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の126,520人から2040年に136,746人(+8.1%)、85歳以上は35,577人から65,431人(+83.9%)へ増える推計です。75歳以上の伸びは小さく、増えるのは85歳以上です。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。2040年の高齢化率は35.7%(2020年29.1%)。65歳以上は2040年に253,483人と2020年(240,133人)より増えます。
136,746人
2040年の75歳以上
2020年 126,520人 → +8.1%
65,431人
2040年の85歳以上
2020年 35,577人 → +83.9%
35.7%
2040年の高齢化率
2020年 29.1%
- 75歳以上は2030年の151,574人が当面のピーク:2025年150,944人からほぼ横ばいの後、2035年141,115人、2040年136,746人と減り、2050年には158,351人へ再び増えます。
- 85歳以上のピークは2035年の69,448人で、2020年のほぼ2倍(1.95倍)です。2040年65,431人、2050年57,988人と減りますが、2035年前後に重度者・看取りの需要が最も厚くなります。
- 比較での位置:75歳以上の増減率+8.1%は比較16市町中14位(府内43市町村中32位、大阪府計+11.7%)、85歳以上+83.9%は比較16市町中8位(府内27位、府計+75.5%)です。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が堺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
65歳以上の一人暮らしは51,619世帯(一般世帯の14.1%、2020年国勢調査)で、比較16市町中7位(府内43市町村中15位)。高齢夫婦のみの世帯は12.6%です。
14.1%
65歳以上の一人暮らし世帯
51,619世帯(一般世帯比)
12.6%
高齢夫婦のみの世帯
46,089世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 一人暮らし14.1%・夫婦のみ12.6%:ともに大阪府計(13.7%・11.0%)を上回ります。高齢者だけで暮らす世帯が一般世帯の4分の1を超えます。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率は70.4%で、府計70.1%並み。比較16市町では14位(府内38位)と低い側です。
- 納税者1人あたり平均所得は383.4万円で比較16市町中3位(府内11位、府計388.0万円)。府平均に近い所得水準で、保険外サービスは府内の標準的な価格帯が基準になります。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が堺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。堺市は383.4万円(府内11位)。比較16市町では大阪市(398.0万円)・大阪狭山市(387.5万円)に次ぐ3位です。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は63,377人(2026年6月末、第2号901人を含む)。第1号の認定率27.5%、75歳以上の認定率39.4%はいずれも比較16市町中4位(府内43市町村中4位)です。
63,377人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 901人を含む
27.5%
認定率(第1号)
75歳以上 39.4%/65〜74歳 6.5%
31.4%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
38,844人
居宅サービス受給者
地域密着 6,448人/施設 4,785人
- 認定率27.5%は府内4位(大阪府計25.2%、全国20.3%)。75歳以上は39.4%(府計36.9%)、65〜74歳は6.5%です。認定率は年齢構成を調整していない粗い率で、75歳以上の比率が高い市(2020年15.2%、府計14.5%)ほど高くなります。
- 5年の増減は+10.8%(2021年6月末56,337人→2026年6月末62,476人、第1号)。比較16市町中10位(府内40市町村中26位)で、府計+10.0%とほぼ同じ伸びです。第1号被保険者数は同じ5年で2.9%減っています。
- 要支援1〜要介護1が52.9%と軽度者の比率が高く、要介護3〜5は31.4%(比較16市町中9位、府計34.4%)。第1号保険料は月7,417円(比較16市町中2位)、第1号被保険者1人あたり給付費は35.5万円(2024年度、比較3位)、給付費総額は年812億円です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が堺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。区別の認定率(市の第9期計画素案、2023年9月末、65歳以上人口比)は堺区27.9%が最も高く、南区23.3%・美原区22.5%が低い区です。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が堺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 85歳を境に認定率が急に上がります:大阪府内の認定率は75〜79歳16.5%、80〜84歳32.6%、85〜89歳58.0%、90歳以上84.4%です。
- 大阪府はどの年齢でも全国より高い:85〜89歳は全国48.8%に対し58.0%、75〜79歳は12.1%に対し16.5%です。2035年に向けて85歳以上が増える堺市では、認定者も増えていくと見込まれます。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の推計要介護・要支援者(第1号)は新金岡町1,901人が最も多く、金岡町1,341人、福田945人、三原台937人、日置荘西町903人が続きます。町の年齢構成から算出したShido推計です。
推計 要介護・要支援者が多い町(上位40町)
町別の年齢階級別人口(2026年8月末)に年齢階級別の認定率を掛け、区ごとの認定者数(堺市の集計、2023年9月末)で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 62,476人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。区ごとの認定者数(2023年9月末、市の計画素案)で補正しています。
- 北区の大規模団地・住宅地が上位:新金岡町・金岡町の2町で推計3,242人。南区は三原台・原山台・御池台・新檜尾台・高倉台など泉北ニュータウンの町が上位に並びます。
- 区別では堺区18.9%・南区18.8%・北区16.7%・西区16.4%。南区は65歳以上の20.3%が住みますが、区の認定率が低いため推計要介護者の割合はそれより小さくなります。
- 事業所の厚さ:訪問系+通所系の事業所は推計要介護者100人あたり市全体で1.9。推計100人以上の164町のうち、さつき野西(推計216人)・浜寺諏訪森町東(205人)・東上野芝町(北区)(182人)など11町には事業所がなく、深井沢町8.3・美木多上7.3・平井7.2・百舌鳥陵南町7.2が多い町です。規模の大きい町でも新金岡町0.7(推計1,901人に13事業所)・赤坂台0.3・新檜尾台0.4・三原台0.6と薄い町があります。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は近隣から来てもらっている可能性があります。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
訪問介護496、通所介護(地域密着型を含む)292、居宅介護支援323、訪問看護210事業所。第1号被保険者あたりでは訪問介護が大阪府平均と同じ21.8で、府内の標準的な競合の厚さです。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 496 | 21.8 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 210 | 9.2 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 8 | 0.4 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 31 | 1.4 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 4 | 0.2 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 292 | 12.8 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 45 | 2.0 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 15 | 0.7 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 71 | 3.1 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 22 | 1.0 | 0.8 | |
| 看護小規模多機能 | 19 | 0.8 | 0.3 | |
| 居宅介護支援 | 323 | 14.2 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 54 | 2.4 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 19 | 0.8 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 1 | 0.0 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 71 | 3.1 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 41 | 1.8 | 1.7 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 158 | 6.9 | 5.8 | 6,199 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 95 | 4.2 | 3.7 | 3,542 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 訪問介護21.8(府平均21.8)は比較16市町中6位(府内8位)。通所介護12.8(府平均12.2、比較8位)、居宅介護支援14.2(同13.9、比較8位)、訪問看護9.2(同8.0、比較6位)です。看護小規模多機能は19事業所(1万人あたり0.8、府平均0.3)と多い市です。
- 施設・居住系の数は75歳以上1万人あたり30.3で比較16市町中9位(府内16位、府計28.3)。住宅型有料老人ホーム158(定員6,199人)、サ高住95(3,542戸)です。
- 運営法人は営利法人が70.5%(1,466事業所)で、大阪府全体の68.3%をやや上回ります。社会福祉法人は16.4%です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が堺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(上位40町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。草部41(西区)・東山37・福田36(ともに中区)・長曽根町35(北区)が上位。推計要介護者が最も多い新金岡町(北区)は17事業所です。
運営法人の種別
堺市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)で、訪問介護の職業は14.92倍です。市内の老人福祉・介護事業の従業者は65歳以上1,000人あたり82.5人で、比較16市町中4位です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府の求人倍率4.21倍(職業計1.00倍)。従業員が不足と感じる事業所は67.8%、訪問介護員では83.4%です。採用率16.8%・離職率12.8%で、人の入れ替わりが多い職種です。
- 老人福祉・介護事業の従業者は19,231人(2021年経済センサス)、65歳以上1,000人あたり82.5人で比較16市町中4位(府内9位、府計81.1人)です。
- 府平均並みの厚さのため、採用は府内の他市と同じ条件で競うことになります。給与は大阪府の介護職の平均月収27.0万円(全国25.5万円)が目安です。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が堺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府は友人・知人からの紹介が41.1%と最も多く、全国(33.8%)より高い割合です。求人情報サイト12.5%、ハローワーク11.9%が続きます。
- 全国では勤続1年未満の職員の21.3%が求人情報サイト経由です。職員紹介の制度と求人サイトの併用が、実際の就職経路に合っています。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
北区の団地は需要が大きく事業所が薄い
新金岡町は推計要介護者1,901人で市内最多ですが、訪問系+通所系は13事業所(100人あたり0.7、市全体1.9)。需要に対して供給が薄い町です。
Shidoができること:新金岡町など需要の大きい町の分析(リサーチ&インサイト)、新規拠点の告知Webサイトと地域向けの広告の制作(Webサイト・コンテンツ制作/マス・メディア広告)。
泉北ニュータウンの高齢化
高齢化率上位10町のうち9町が南区で、竹城台42.8%・槇塚台42.2%・御池台41.8%。赤坂台(0.3)・新檜尾台(0.4)・三原台(0.6)は事業所が少なく、訪問系・小規模多機能の検討対象になります。
Shidoができること:南区の団地向けの訪問・小規模多機能の案内チラシと紹介ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、地域向けの広告(マス・メディア広告)。
85歳以上の急増に合わせる
85歳以上は2020年35,577人→2035年69,448人とほぼ倍増。訪問看護・看護小規模多機能・グループホームの需要が伸びると言えます。
Shidoができること:中重度向けサービスの内容を伝える紹介サイトとパンフレットの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)。
軽度者向けの通所・予防
要支援1〜要介護1が52.9%と過半。機能訓練型の通所・短時間デイの対象が多い市です。
Shidoができること:機能訓練型デイ・短時間デイの紹介ページと体験案内チラシの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)、地域の検索広告(デジタルマーケティング)。
高齢者だけの世帯への支援
一人暮らし14.1%・夫婦のみ12.6%はともに府計を上回ります。見守り・配食・家事支援などの保険外サービスの対象が多いと言えます。
Shidoができること:見守り・配食・家事支援の案内チラシと紹介ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、LINE公式アカウントでの相談受付の設計(デジタルマーケティング)。
ケアマネへの営業は区単位で
居宅介護支援は323事業所(1万人あたり14.2)。数が多いため、重点の区を決めて居宅介護支援事業所・地域包括支援センターを回るのが効率的です。
Shidoができること:重点の区の営業先を整理する分析(リサーチ&インサイト)、居宅介護支援事業所・地域包括支援センター向けの事業所案内資料のデザイン(デザイン)。
採用は紹介制度と求人サイト
従業者は65歳以上1,000人あたり82.5人で府平均並み。府内の介護職の就職経路は紹介41.1%が最多で、職員紹介の制度と求人サイトの組み合わせが合います。
Shidoができること:職員紹介制度の案内と、求人サイト向けの原稿・採用ページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)、求人広告の運用(デジタルマーケティング)。
価格帯は府内の標準が基準
平均所得383.4万円は府計388.0万円に近く、比較16市町中3位。保険外サービスは府内の標準的な価格帯を基準に設定するのが無理のない水準です。
Shidoができること:標準的な価格帯の保険外サービスを紹介するWebページ・チラシの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った堺市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「堺市 デイサービス」「堺市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 堺市「町丁別年齢別人口」「町丁別世帯数・人口」(令和8年8月末現在、住民基本台帳・外国人住民を含む)。https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/tokei/nenreibetsu/chouchounenrei.html https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/tokei/chouchoujinnkou.html 人口の推移は堺市「住民基本台帳(外国人住民を含む)による世帯数・人口」各年12月末と2026年8月末。区は7行政区。
- 堺市「堺市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第9期)」素案「各区の状況」(区別認定者数、2023年9月末)。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
堺市は人口の少ない24町丁の年齢内訳を隣接町丁に合算して公表しています。同じ町への合算は町単位の集計に影響しませんが、別の町に合算された8町丁(計69人)は合算先の男女別・年齢別構成で按分した推計値です。町別の要介護者の区ごとの補正には、2023年9月末の区別認定者数(65歳以上人口が分母)を使っています。住民基本台帳(2026年8月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。