第 1 章
人口と地域別の分布
人口は57,534人(2026年8月末)。南海高野線の駅周辺の狭山中学校区が37.2%、狭山池の西〜南の第三中学校区が32.8%、狭山ニュータウンの南中学校区が30.0%です。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年8月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は市立中学校区の3校区(狭山中・南中・第三中)です。市の都市計画マスタープランには地域別構想(地域区分)が無いため、市教育委員会の通学区域を使いました。番地単位で校区が分かれる町丁目(半田1・5丁目、池之原1・2丁目、今熊2・3丁目、茱萸木4・6丁目、西山台6丁目)は主な校区に寄せており、境界は概略です。半田・今熊・茱萸木は丁目で校区が分かれるため2行ずつに分けました。町は丁目を合算した27町(行)で、秘匿はなく、町の合計は市総数(57,534人・26,819世帯)と一致します。
人口の推移
住民基本台帳(各年12月末、右端のみ2026年8月末、外国人含む)。2015年12月末の57,854人から2019年12月末の58,746人まで増えた後、2025年12月末は57,368人へ減りました。2026年8月末は57,534人です。世帯数は24,749から26,819へ約8%増えています。
町別人口(全27町)
横軸は人口(人)。色は地域。西山台(6,860人)・大野台(6,804人)の2つのニュータウンが上位で、茱萸木(1〜7丁目)・狭山・東池尻が続きます。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 面積約12km²のコンパクトな市で、南海高野線の4駅(狭山遊園前・狭山・大阪狭山市・金剛)が北東部に並びます。市の南部の狭山ニュータウン(西山台・大野台)は駅から離れた丘陵の住宅地です。大野東にあった近畿大学病院は2025年11月に堺市(泉ヶ丘駅前)へ移転し、跡地では後継病院と跡地活用の協議が進んでいます。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は16,467人(28.6%)、80歳以上は6,079人(10.6%)、90歳以上は1,273人です(2026年8月末)。2020年国勢調査の高齢化率28.6%は、比較16市町村中13位、府内43市町村中26位と、南河内の中では低い水準です。
女性男性濃色=70歳以上
大阪狭山市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年8月末)。
- 70代が7,300人(12.7%)で、80代4,806人(8.4%)を上回ります。50代も8,946人(15.5%)と厚く、高齢者は今後も増えていきます。
- 高齢者は2つのニュータウンに集中:65歳以上は西山台2,755人・大野台2,713人で、2町だけで市全体の33.2%を占めます。高齢化率も山本北42.3%に次いで西山台40.2%・大野台39.9%が高く、人数と割合の両方が大きい町です。
- 地域別では南中学校区が65歳以上35.5%・80歳以上14.9%と突出し、狭山中学校区(25.1%・8.9%)、第三中学校区(26.3%・8.5%)との差が大きくなっています。
65歳以上が多い町(全27町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。西山台2,755人・大野台2,713人が上位で、3位の狭山1,317人の2倍以上です。80歳以上は大野台1,207人・西山台1,157人。80歳以上の割合も大野台17.7%・山本北17.6%・西山台16.9%が高い町です(人口300人以上)。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位27町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。70歳以上の割合は南中学校区29.9%に対し、狭山中学校区20.0%・第三中学校区20.8%。0〜14歳は狭山中学校区が14.4%で最も高くなっています。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全27町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の8,770人から2030年に10,808人へ増え、2040年は10,360人(+18.1%)。85歳以上は2,565人から2035年に4,984人へ増え、2040年は4,854人(+89.2%)と推計されます。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。総人口は2020年の58,435人から2040年に52,134人へ10.8%減ると推計されています。羽曳野市・富田林市・河内長野市(いずれも2割以上の減少)より緩やかです。
10,360人
2040年の75歳以上
2020年 8,770人 → +18.1%
4,854人
2040年の85歳以上
2020年 2,565人 → +89.2%
35.2%
2040年の高齢化率
2020年 28.6%
- 75歳以上は2040年に+18.1%で、比較16市町村中4位(府内43市町村中15位)。大阪府計(+11.7%)を上回り、全国(+19.7%)に近い伸びです。
- ピークの時期:85歳以上は2035年の4,984人がピークです。75歳以上は2030年以降10,000人台で推移し、2050年に11,632人と最も多くなります。65歳以上は2020年の16,697人から2040年の18,359人へ増え続け、2040年の高齢化率は35.2%(2020年28.6%)です。
- 85歳以上の+89.2%は比較16市町村中7位(府内43市町村中21位)で、大阪府計(+75.5%)を上回ります。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が大阪狭山市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
2020年国勢調査で、65歳以上の一人暮らし世帯は3,172世帯(一般世帯の13.1%)、高齢夫婦のみの世帯は3,593世帯(14.9%)です。高齢者のいる世帯の持ち家率は85.4%です。
13.1%
65歳以上の一人暮らし世帯
3,172世帯(一般世帯比)
14.9%
高齢夫婦のみの世帯
3,593世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 高齢夫婦のみの世帯14.9%は比較16市町村中同率6位で、大阪府計(11.0%)を上回ります。一人暮らし世帯13.1%は比較16市町村中13位で、大阪府計(13.7%)をやや下回ります。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率85.4%は比較16市町村中5位(府内43市町村中10位、大阪府計70.1%)。戸建の住宅地で暮らし続ける高齢者が多く、訪問系サービス・住宅改修・福祉用具の対象が多い市と言えます。
- 納税者1人あたり平均所得は387.5万円で、比較16市町村中3位(府内43市町村中9位)、大阪府計(388.0万円)とほぼ同じです。南河内の中では所得が高く、保険外サービスも府平均並みの価格帯が見込めます。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が大阪狭山市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。大阪狭山市は387.5万円(府内9位)。比較16市町村では河南町(424.3万円)・大阪市(398.0万円)に次ぐ3位で、富田林市(360.9万円)より約27万円高い水準です。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は3,838人(2026年6月末、第2号72人を含む)。第1号被保険者の認定率は23.0%で、大阪府計(25.2%)より低く、全国(20.3%)より高い水準です。
3,838人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 72人を含む
23.0%
認定率(第1号)
75歳以上 34.3%/65〜74歳 4.7%
32.2%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
2,430人
居宅サービス受給者
地域密着 452人/施設 314人
- 認定率23.0%は富田林市と同じで、比較16市町村中同率8位、府内43市町村中同率18位。75歳以上の認定率は34.3%(大阪府計36.9%)、65〜74歳は4.7%です。認定率は年齢構成を調整していない粗い率で、高齢者の中で85歳以上が多いほど高くなります。
- 5年間の増加は+18.6%(2021年6月末3,237人→2026年6月末3,838人)。比較16市町村中3位、府内40市町村中6位で、大阪府計(+10.0%)を大きく上回ります。同じ期間の第1号被保険者の増加は0.4%で、高齢者の年齢の上昇が認定者を押し上げています。
- 要介護3〜5の割合は32.2%(比較16市町村中11位、大阪府計34.4%)。第9期の保険料基準額は月6,340円(大阪府平均7,486円)、2024年度の第1号被保険者1人あたり給付費は30.8万円(大阪府計35.8万円)、給付費の総額は50億円です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が大阪狭山市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。大阪狭山市は認定率が比較の中位にある一方、5年の伸びは上位です。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が大阪狭山市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 85歳を境に認定率が急上がり:大阪府の認定率は80〜84歳32.6%、85〜89歳58.0%、90歳以上84.4%です。85歳以上の人口の増え方が、そのまま介護需要の増え方になります。
- 大阪府はどの年齢階級でも全国を上回ります(85〜89歳は大阪府58.0%、全国48.8%)。65〜69歳は大阪府4.1%、全国2.8%です。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の推計要介護・要支援者(第1号、市全体3,763人)は、大野台703人・西山台692人が突出し、茱萸木(1〜7丁目)279人・狭山268人・池尻中209人が続きます。
推計 要介護・要支援者が多い町(全27町)
町別の年齢階級別人口(2026年8月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 3,766人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計値のため、町ごとの健康状態や施設入所者の所在は反映していません。
- 大野台・西山台の2町で1,395人と、市全体の37.1%を占めます。
- 地域別では南中学校区が1,532人(40.7%)で、人口の割合(30.0%)を大きく上回ります。狭山中学校区は1,178人(31.3%)、第三中学校区は1,053人(28.0%)です。
- 事業所の少ない町:市全体では推計要介護者100人あたり2.0事業所(訪問系+通所系)です。西山台(推計692人)は4事業所で0.6、大野台(703人)は1.3と、需要の大きい2町がいずれも市全体を下回ります。東野中(97人)・金剛(90人)・池尻北(71人)は町内に訪問系・通所系の事業所がありません。逆に大野西(8.8)・半田(5・6丁目、6.2)は多い町です。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
市内の事業所は訪問介護26、通所介護15、居宅介護支援24、訪問看護14。第1号被保険者1万人あたりでは訪問介護15.8(大阪府平均21.8)、通所介護9.1(同12.2)、居宅介護支援14.6(同13.9)、訪問看護8.5(同8.0)です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 26 | 15.8 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 14 | 8.5 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 0 | 0.0 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 3 | 1.8 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 1 | 0.6 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 15 | 9.1 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 4 | 2.4 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 3 | 1.8 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 6 | 3.7 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 2 | 1.2 | 0.8 | 54 |
| 看護小規模多機能 | 1 | 0.6 | 0.3 | |
| 居宅介護支援 | 24 | 14.6 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 5 | 3.0 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 1 | 0.6 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 0 | 0.0 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 6 | 3.7 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 3 | 1.8 | 1.7 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 1 | 0.6 | 5.8 | 29 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 5 | 3.0 | 3.7 | 182 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 通所介護が薄い:通所介護9.1は比較16市町村中同率14位(府内43市町村中同率37位)。一方、居宅介護支援14.6(比較16市町村中6位)と訪問看護8.5(同5位)は大阪府平均を上回ります。訪問介護15.8は比較16市町村中8位です。
- 施設・居住系は75歳以上1万人あたり20.7で比較16市町村中12位(府内43市町村中32位、大阪府計28.3)。認知症グループホーム6か所、特養5か所、サ高住5か所(182戸)、特定施設3か所、小規模多機能2か所(定員54人)があります。
- 運営法人は営利法人が59.2%で大阪府全体(68.3%)より低く、社会福祉法人24.0%・医療法人14.4%です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が大阪狭山市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(全27町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。大野台16、茱萸木(1〜7丁目)14、東茱萸木・半田(1〜4丁目)各11事業所が上位です。
運営法人の種別
大阪狭山市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)、訪問介護の職業は14.92倍です。市内の老人福祉・介護事業の従業者は1,365人(2021年)です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府では従業員が不足と感じる事業所が67.8%(訪問介護員は83.4%)。採用率16.8%に対して離職率12.8%です。
- 市内の従業者は65歳以上1,000人あたり83.1人で、比較16市町村中4位(府内43市町村中8位)、大阪府計(81.1人)を上回ります。
- 市内の介護従業者の層は府平均並みにあるため、市内・近隣の同業からの転職も採用の対象になります。南海高野線でつながる堺市・河内長野市、金剛駅を共有する富田林市も通勤圏です。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が大阪狭山市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府では友人・知人からの紹介41.1%が最も多く、全国(33.8%)を上回ります。職員紹介の仕組みづくりが採用の近道になります。
- 求人情報サイト12.5%、ハローワーク11.9%が続きます。大阪府はハローワークの比率が全国(19.4%)より低いのが特徴です。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
重点エリアは狭山ニュータウン
推計要介護者は大野台703人・西山台692人で市全体の37.1%。西山台は訪問系・通所系が4事業所(100人あたり0.6)で、需要に対して供給が薄い町と言えます。
Shidoができること:大野台・西山台を絞った商圏分析(リサーチ&インサイト)、ニュータウン向けの配布チラシと地域向け広告の設計(デザイン/マス・メディア広告)。
通所介護の余地
通所介護は1万人あたり9.1で比較16市町村中同率14位。南中学校区は65歳以上35.5%と高く、ニュータウン内や近くの通所拠点の余地があります。
Shidoができること:通所拠点の案内チラシと事業所紹介ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、通所の様子を伝える撮影(撮影・映像制作)。
認定者の伸びが大きい
認定者は5年で+18.6%(比較16市町村中3位)。65歳以上も2040年まで増え続ける推計(16,697人→18,359人)で、需要が長く伸び続ける市です。
Shidoができること:長く伸びる需要に備えた事業所のブランドの打ち出し方の設計(ブランディング戦略)、地域の認知づくりのための広告(マス・メディア広告)。
85歳以上の増加に合わせたサービス
85歳以上は2020年2,565人→2035年4,984人(ピーク)。訪問看護は府平均を上回る一方、施設・居住系は府内32位で、グループホーム・看護小規模多機能(市内1か所)の需要が伸びます。
Shidoができること:グループホーム・看護小規模多機能・訪問看護の案内パンフレットと紹介ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、施設の撮影・紹介動画の制作(撮影・映像制作)。
保険外サービスの価格帯
平均所得387.5万円は比較16市町村中3位で府平均並み。持ち家率85.4%の戸建住宅地が中心で、家事支援・見守り・自費リハビリを府平均並みの価格で打ち出せる市です。
Shidoができること:家事支援・見守り・自費リハビリの案内資料と申込ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、戸建住宅地の家族に届く地域向け広告(マス・メディア広告)。
ケアマネジャーへの営業
居宅介護支援は24事業所(1万人あたり14.6)。市域がコンパクトで、全事業所を定期的に回れる規模です。
Shidoができること:24事業所への定期訪問に持参する事業所紹介資料のデザイン(デザイン)、訪問先の事業所を整理する分析(リサーチ&インサイト)。
医療との連携の変化
近畿大学病院は2025年11月に堺市へ移転し、跡地では後継病院の協議が進んでいます。退院支援・紹介元の変化を確認しておく必要があります。
Shidoができること:医療機関の動きを踏まえた紹介元の整理(リサーチ&インサイト)、新たな紹介元に向けた事業所紹介資料の制作(デザイン)。
採用
市内の従業者は65歳以上1,000人あたり83.1人と府平均を上回ります。大阪府の採用経路は友人・知人の紹介41.1%が最多で、職員紹介と南海高野線沿線の通勤圏を前提にするのが現実的です。
Shidoができること:職員紹介につなげる採用サイトと求人原稿の制作(Webサイト・コンテンツ制作)、南海高野線沿線を含む求人広告の配信(デジタルマーケティング)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った大阪狭山市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「大阪狭山市 デイサービス」「大阪狭山市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 大阪狭山市「人口表ダウンロード(Excel)」地区別年齢別人口・住民基本台帳地区別人口(令和8年8月31日現在、住民基本台帳・外国人を含む)。https://www.city.osakasayama.osaka.jp/sosiki/soumubu/housei_soumu/1_1/4/12_2/8931.html
- 大阪狭山市教育委員会「大阪狭山市立小・中学校通学区域」(地域区分に使用)。https://www.city.osakasayama.osaka.jp/sosiki/kyouikubu/kyouikushidou/1/1473925124960.html
- 大阪狭山市「近畿大学病院等の移転について」。https://www.city.osakasayama.osaka.jp/sosiki/seisakusuishinbu/kikaku_jouhouseisaku/seisaku_keikaku/sayamanyu-taunchikukasseika/kinkidaigakubyouintouiten/7910.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
地域(中学校区)は、番地単位で校区が分かれる町丁目を主な校区に寄せた概略の区分です。住民基本台帳(2026年8月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。