第 1 章
人口と地域別の分布
人口は140,784人(2025年9月末、町別データの基準日)。第一中・さつき学園校区が26.2%、樟風中学校区が18.4%を占め、庭窪中13.8%、梶中12.9%、八雲中10.7%、大久保中10.2%、錦中7.8%と続きます。人口は2015年12月末から2026年8月末までに3,680人(2.5%)減り、世帯数は5,382増えています。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2025年9月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は守口市教育委員会「通学区域町名別一覧表」(令和6年4月1日以降)の中学校区です。都市計画マスタープランの地域別構想は西部・東部の2区分のみのため、中学校区を採用しました。第一中学校とさつき学園(義務教育学校)は選択区域で入り組んでいるため1つにまとめ、7地域としています。丁目で校区が分かれる町(高瀬町・馬場町・八雲中町・菊水通・寺方本通・大久保町・藤田町・金田町・佐太東町)は丁目のまとまりごとに別行にしました(78町→87行)。丁目の中で番地により校区が分かれる所は、番地の範囲が広い側に丁目ごと寄せた推定のため、地域の合計は実際の校区人口と一致しない場合があります。町の合計は市総数(140,784人)と一致します。
人口の推移
住民基本台帳(各年12月末、2018年のみ12月28日、右端のみ2026年8月末)。2015年12月末の144,615人から2026年8月末の140,935人へ3,680人(2.5%)減少。世帯数は70,232から75,614へ増えています。
町別人口(上位40町)
横軸は人口(人)。色は地域。梶町(7,241人)・佐太中町(6,966人)・金田町2〜6丁目(6,804人)が上位で、藤田町2〜6丁目・大久保町2・4・5丁目・大日東町・八雲東町・八雲北町が続きます。上位8行で市人口の34.6%です。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 町は丁目で校区が分かれるものを別行にした87行で、5,000人以上は6行。人口の多い町は梶町・佐太中町・金田町・藤田町・大久保町など市の東部(都市計画マスタープランの東部地域)に集まっています。京阪守口市駅・谷町線守口駅の周辺(第一中・さつき学園校区)は町が細かく分かれ、1町あたりの人口は小さめです。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は39,453人(28.0%)、80歳以上は15,587人(11.1%)、90歳以上は2,760人です(2025年9月末)。
女性男性濃色=70歳以上
守口市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2025年9月末)。
- 高齢化率28.0%:2020年国勢調査では29.3%で、比較16市町中7位(府計27.5%)。75歳以上の割合は16.2%で、門真市と同率の比較16市町中3位です。
- 人数の多い町と率の高い町は別:65歳以上の人数は佐太中町2,145人・梶町2,080人・藤田町2〜6丁目2,023人・金田町2〜6丁目1,988人が上位。高齢化率は河原町45.2%・淀江町42.7%・外島町37.9%・長池町36.6%・寺内町36.3%が高い町です(人口422人以上の町)。外島町は65歳以上1,329人と人数も率も高い町です。
- 校区差:高齢化率は八雲中学校区31.2%、大久保中30.0%、梶中29.5%、樟風中29.1%が高く、錦中24.5%・第一中・さつき学園25.6%が低い校区です。80歳以上の割合は大久保中12.8%・梶中12.6%・樟風中12.4%が高くなっています。
65歳以上が多い町(上位40町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。佐太中町(2,145人)・梶町(2,080人)・藤田町2〜6丁目(2,023人)が2,000人を超えます。80歳以上は梶町902人・佐太中町882人が多い町です。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。大久保中学校区は65歳以上30.0%・80歳以上12.8%、梶中学校区は29.5%・12.6%で、80歳以上の割合が高い校区です。八雲中学校区は65歳以上31.2%と最も高い一方、80歳以上は10.5%です。第一中・さつき学園校区は80歳以上9.0%で最も低い校区です。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全87町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の23,243人から2025年に25,957人となった後に減り、2040年は22,598人(−2.8%)。85歳以上は6,286人から2035年に11,236人でピークとなり、2040年は10,054人(+59.9%)の見通しです。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。守口市は75歳以上・85歳以上とも、比較市町の中で伸びが小さい市です。
22,598人
2040年の75歳以上
2020年 23,243人 → −2.8%
10,054人
2040年の85歳以上
2020年 6,286人 → +59.9%
34.8%
2040年の高齢化率
2020年 29.5%
- 75歳以上は2040年に2020年より645人(2.8%)少なくなる推計です。85歳以上は+3,768人(+59.9%)増えますが、府計(+75.5%)・全国(+64.0%)を下回ります。2040年の高齢化率は34.8%(2020年29.5%)です。
- ピークの時期:75歳以上は2025年をいったんのピークに2040年にかけて減り、2050年に26,705人へ再び増える推計です。85歳以上は2035年がピークです。
- 比較市町での位置:75歳以上の増減率−2.8%は比較16市町中15位で、門真市(−4.3%)に次いで低い値です。85歳以上の+59.9%も同15位で、大阪市(+49.4%)に次いで低い伸びです。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が守口市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
2020年国勢調査で、65歳以上の一人暮らし世帯は15.7%(10,608世帯)、高齢夫婦のみの世帯は11.0%(7,440世帯)。一人暮らしの割合は門真市に次ぐ比較16市町中2位です。
15.7%
65歳以上の一人暮らし世帯
10,608世帯(一般世帯比)
11.0%
高齢夫婦のみの世帯
7,440世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 高齢単身世帯が多い:15.7%は比較16市町中2位(府内43市町村中3位、府計13.7%)。一人暮らしが夫婦のみの世帯を上回ります。夫婦のみの世帯は11.0%で、門真市と同率の比較16市町中12位(府計11.0%)です。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率は70.8%(比較16市町中13位)で府計(70.1%)並み。集合住宅や借家で暮らす高齢者も一定数います。
- 納税者1人あたり平均所得は347.1万円(府内43市町村中24位、府計388.0万円)。保険外サービスは府内の相場より抑えた価格帯が目安になります。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が守口市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。守口市は347.1万円(府内24位)。比較16市町では10位で、東大阪市(351.3万円)と羽曳野市(342.3万円)の間です。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は9,313人(2026年6月末、第2号170人を含む)。第1号の認定率は23.5%で、府計(25.2%)を下回り、全国(20.3%)を上回ります。
9,313人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 170人を含む
23.5%
認定率(第1号)
75歳以上 33.6%/65〜74歳 5.8%
35.8%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
6,730人
居宅サービス受給者
地域密着 834人/施設 818人
- 認定率23.5%は比較16市町中7位(府内43市町村中14位)。75歳以上の認定率は33.6%(府計36.9%、全国31.3%)、65〜74歳は5.8%です。認定率は年齢構成を調整していない粗い率で、75歳以上の比率が高い守口市では高めに出ます。
- 5年間の増減は市単独の値がありません:守口市は2024年3月までくすのき広域連合(守口市・門真市・四條畷市)が保険者だったため、2021年6月末は3市合算の値しかありません。3市合算では2021年6月末20,479人→2026年6月末21,038人で+2.7%(府計+10.0%)です。
- 要介護3〜5の割合は35.8%(比較16市町中5位、府計34.4%)。第9期の保険料は月8,970円で大阪市に次ぐ比較16市町中2位(府平均7,486円)、第1号被保険者1人あたり給付費も39.8万円(2024年度、府計35.8万円)で同2位です。第8期の保険料はくすのき広域連合の6,748円(3市共通)でした。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が守口市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。守口市・門真市・四條畷市は2021年6月時点でくすのき広域連合が保険者だったため、市別の5年増減は掲載していません。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が守口市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 大阪府の認定率は75〜79歳16.5%、80〜84歳32.6%から、85〜89歳で58.0%、90歳以上で84.4%に上がります。85歳を超えると半数以上が認定を受けています。
- 大阪府はどの年齢階級でも全国(85〜89歳48.8%、90歳以上77.9%)より高い率です。守口市では75歳以上が減っても、2035年まで増える85歳以上が認定者数を支えます。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の年齢構成から推計すると、第1号の要介護・要支援者は第一中・さつき学園校区に22.6%、樟風中学校区に20.4%が住み、梶中・庭窪中が各14.0%で続きます(Shido推計)。
推計 要介護・要支援者が多い町(上位40町)
町別の年齢階級別人口(2025年9月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 9,143人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計要介護者は佐太中町・梶町・金田町2〜6丁目・藤田町2〜6丁目・大久保町2・4・5丁目が400人を超えます。
- 推計要介護者の多い町:佐太中町513人、梶町497人、金田町2〜6丁目474人、藤田町2〜6丁目457人、大久保町2・4・5丁目439人(いずれも推計値)。上位5行はすべて市の東部です。
- 校区別:第一中・さつき学園校区は人口の26.2%に対し推計要介護者の22.6%、樟風中学校区は18.4%に対し20.4%。80歳以上の割合が高い樟風中・梶中・大久保中は人口比以上の需要があります。
- 事業所との対比:訪問系+通所系は市全体で推計要介護者100人あたり2.1か所。南寺方南通(推計134人)・大庭町(96人)は0か所で、大日東町(203人に1か所)・大久保町2・4・5丁目(439人に3か所)・東光町(242人に2か所)も少なく、大久保町1・3丁目(283人に16か所)・南寺方東通(195人に9か所)・八雲西町(241人に11か所)は多い町です。少ない町は隣接する町・丁目の事業所が担っていると見られ、通所の送迎範囲や訪問の移動時間で見るのが実態に合います。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
訪問介護83・通所介護50・居宅介護支援54・訪問看護31事業所。第1号被保険者1万人あたりでは4種類とも府平均並みで、比較16市町中5位です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 83 | 21.3 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 31 | 8.0 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 1 | 0.3 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 4 | 1.0 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 2 | 0.5 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 50 | 12.9 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 10 | 2.6 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 0 | 0.0 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 13 | 3.3 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 1 | 0.3 | 0.8 | 25 |
| 看護小規模多機能 | 1 | 0.3 | 0.3 | 25 |
| 居宅介護支援 | 54 | 13.9 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 9 | 2.3 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 4 | 1.0 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 0 | 0.0 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 8 | 2.1 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 12 | 3.1 | 1.7 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 29 | 7.5 | 5.8 | 1,387 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 20 | 5.1 | 3.7 | 846 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 在宅系は府平均並み:第1号被保険者1万人あたり訪問介護21.3(府21.8、全国9.8、八尾市と同率の比較16市町中5位)、通所介護12.9(府12.2、同5位)、居宅介護支援13.9(府13.9、同5位)、訪問看護8.0(府8.0、同5位)。
- 施設・居住系は82か所(特養9・老健4・グループホーム8・特定施設12・住宅型有料29・サ高住20)で、75歳以上1万人あたり33.1は八尾市に次ぐ比較16市町中2位(府計28.3、全国17.0)。住宅型有料は定員1,387人、サ高住は846戸です。
- 事業所の運営法人は営利法人が68.6%(240か所)で府全体(68.3%)と同水準。社会福祉法人は10.9%と府全体(15.7%)より低く、医療法人が13.7%です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が守口市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(上位40町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。大久保町1・3丁目26か所、佐太中町20か所、南寺方東通18か所、金田町2〜6丁目・大日町・八雲西町16か所が多い町です。
運営法人の種別
守口市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)。市内の老人福祉・介護事業の従業者は3,539人(2021年)で、65歳以上1,000人あたり86.6人です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府の人手不足:介護関連職種の有効求人倍率4.21倍(訪問介護の職業は14.92倍、職業計1.00倍)。従業員が不足と感じる事業所は67.8%、訪問介護員に限ると83.4%です。採用率16.8%に対し離職率12.8%です。
- 市内の介護従業者は厚い:65歳以上1,000人あたり86.6人は比較16市町中4位(府内43市町村中7位、府計81.1人、全国71.9人)。
- 事業所・従業者とも厚い市で、市内の事業所間で人材を取り合う構図です。大阪市(旭区・鶴見区)・門真市・寝屋川市と接しており、隣接地域を含めた求人範囲と、待遇・働きやすさでの差別化が合います。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が守口市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(北河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府の介護労働者が今の職場を知った経路は友人・知人からの紹介41.1%が最も多く、求人情報サイト12.5%、ハローワーク11.9%が続きます。
- 全国(紹介33.8%、ハローワーク19.4%)と比べて紹介の比重が大きく、職員紹介の仕組みが採用の中心になります。勤続1年未満では全国で求人情報サイトが21.3%あり、若手・転職者向けにはサイト掲載も併用が合います。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
量より質で選ばれる市
75歳以上は2040年に−2.8%、85歳以上の伸びも+59.9%と比較16市町中15位。在宅系は府平均並み、施設・居住系は比較2位と供給も厚く、新規参入より既存の需要の中で選ばれることが前提の市と言えます。
Shidoができること:事業所の強みと選ばれる理由を整理する差別化の設計(ブランディング戦略)、既存の需要に向けた紹介Webサイトとサービス案内資料の制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)。
高齢単身世帯への見守り
65歳以上の一人暮らし世帯15.7%は府内3位。見守り・配食・安否確認・通院付き添いなどの保険外サービスや、訪問介護と組み合わせた提案が合います。
Shidoができること:見守り・配食・安否確認など保険外サービスのメニュー表・案内チラシのデザイン(デザイン)、ご家族向けの紹介Webページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
東部の住宅地が需要の中心
推計要介護者は佐太中町513人・梶町497人・金田町2〜6丁目474人・藤田町2〜6丁目457人・大久保町2・4・5丁目439人と東部に集中。東部地域(庭窪中・梶中・大久保中学校区)の住宅地が最大の需要地です。
Shidoができること:東部の住宅地の需要を整理した商圏分析(リサーチ&インサイト)、庭窪中・梶中・大久保中学校区に届く折込チラシ・地域広告(マス・メディア広告)。
大久保町は丁目で供給に差
大久保町1・3丁目は訪問系・通所系が16か所(推計283人)と市内最多ですが、大久保町2・4・5丁目は推計439人に3か所(100人あたり0.7)、梶町も497人に5か所(1.0)と市全体2.1を下回ります。推計要介護者が400人を超える町・丁目に拠点を置くと、送迎・移動の時間を短くできる可能性があります。
Shidoができること:丁目別の事業所分布を示す地図資料の作成(リサーチ&インサイト)、拠点周辺のご家族に向けた検索広告と対応エリアの案内ページ(デジタルマーケティング/Webサイト・コンテンツ制作)。
重度者の在宅支援
要介護3〜5の割合は35.8%(比較16市町中5位)、1人あたり給付費は比較2位。定期巡回・随時対応型は2か所、看護小規模多機能は1か所で、重度者の在宅生活を支えるサービスの余地があります。
Shidoができること:定期巡回・看護小規模多機能など重度者の在宅支援を伝えるパンフレットのデザイン(デザイン)、サービス紹介動画の制作(撮影・映像制作)。
保険料の高い市での価格設計
第9期の保険料は月8,970円で比較16市町中2位、平均所得347.1万円は府内24位。保険料の負担が大きく所得は府平均を下回るため、保険外サービスは府内の相場より抑えた価格帯が合います。
Shidoができること:抑えた価格帯を分かりやすく示す保険外サービスの料金表・メニュー表のデザイン(デザイン)、サービス紹介ページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
ケアマネジャーへの営業
居宅介護支援は54事業所(1万人あたり13.9、府平均並み)。東部の事業所が集まる大久保町1・3丁目・佐太中町の周辺から訪問先を組むのが効率的です。
Shidoができること:ケアマネジャー向けの事業所案内・営業資料のデザイン(デザイン)、訪問先の優先順位づけに使う地域別の事業所分析(リサーチ&インサイト)。
採用は隣接地域を含めて
介護従業者は65歳以上1,000人あたり86.6人(比較16市町中4位)と厚く、府の求人倍率は4.21倍。大阪府では紹介経由が41.1%で、職員紹介の制度化と、大阪市・門真市・寝屋川市を含めた求人範囲が合います。
Shidoができること:職員紹介制度の案内ツールと採用サイトの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、大阪市・門真市・寝屋川市を含む範囲への求人広告の運用(デジタルマーケティング)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った守口市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「守口市 デイサービス」「守口市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 守口市「町名別、年齢別(5歳)人口」(令和7年10月1日現在、住民基本台帳)、「町丁別男女別人口」(令和7年9月30日現在ほか各月)。https://www.city.moriguchi.osaka.jp/kakukanoannai/somubu/hoseibunshoka/moriguchishinojinkou/2364.html
- 守口市教育委員会「通学区域町名別一覧表」(令和6年4月1日以降、中学校区の区分に使用)。守口市都市計画マスタープラン(令和3年3月)。https://www.city.moriguchi.osaka.jp/kakukanoannai/toshiseibibu/toshikeikakuka/keikaku/moriguchishitoshikeikakumasutapuran/271.html
- 2021年6月末の認定者数・第8期保険料はくすのき広域連合(守口市・門真市・四條畷市、2024年3月31日解散)の値。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
守口市は町丁別の年齢別人口を年1回(10月1日現在)のみ公表しているため、町別データの基準日は2025年9月30日です(人口の推移は2026年8月末まで)。中学校区は丁目内で番地により分かれる所を推定で割り当てているため、地域の合計は実際の校区人口と一致しない場合があります。住民基本台帳(2025年9月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。