第 1 章
人口と区別の分布
人口は1,368,214人(2026年7月1日)。伏見区19.2%・右京区13.9%・左京区10.9%・西京区10.3%が大きく、東山区は2.4%です。2015年から5.1万人減った一方、世帯数は5.7万増えています。
区別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年7月1日現在)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の学区で集計。区は京都市の11行政区です(洛西支所は西京区、深草・醍醐支所は伏見区、京北地域は右京区に含む)。単位は市が公表する国勢統計区(227学区)で、おおむね元学区(旧小学校区)を基礎に設定されています。学区の区所属は市の表のままで、推定はありません。京北地域は旧6村(京北黒田・山国・弓削・周山・宇津・細野)単位です。下京区と南区にある同名の学区は「梅逕(下京区)」「梅逕(南区)」と区名を付けています。
人口の推移
住民基本台帳人口(外国人住民を含む、各年10月1日現在、右端のみ2026年7月1日現在)。2015年10月1日の1,419,439人から2026年7月1日の1,368,218人へ51,221人(3.6%)減少。世帯数は698,376から755,817へ57,441増え、1世帯あたり人員は2.03人から1.81人に縮小しています。区別では南区・中京区・下京区が増え、東山区・西京区の減少が大きくなっています。
学区別人口(上位40学区)
横軸は人口(人)。色は区。久世(24,358人)・深草(18,550人)・太秦(18,213人)が上位で、西院第二・藤ノ森・大宅が続きます。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 227学区のうち1万人を超える学区が40、5,000人以上が120あります。都心(中京・下京)の小さな学区、郊外の大きな住宅地の学区、北部の山間部(京北・大原・花脊など)で、規模も年齢構成も大きく異なります。第9期京都市民長寿すこやかプランは学区を束ねた76の日常生活圏域を設け、61か所の高齢サポート(地域包括支援センター)が担当しています。営業・配布は学区単位で組み、圏域ごとの高齢サポートを窓口にするのが実態に合います。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は390,884人(28.6%)、80歳以上は145,054人(10.6%)、90歳以上は33,828人です(2026年7月1日)。
女性男性濃色=70歳以上
京都市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年7月1日現在)。
- 70代と80代:70代172,327人(12.6%)、80代111,226人(8.1%)。80歳以上は14.5万人で、市民の約9人に1人です。
- 人数が多い学区と率が高い学区は別:65歳以上の人数は久世5,272人(高齢化率21.6%)・太秦5,240人(28.8%)・深草5,102人(27.5%)と人口の大きい学区が上位です。高齢化率は境谷49.6%・福西47.4%・竹の里44.8%(洛西ニュータウン)、石田42.7%・池田42.0%(醍醐)と、1970〜80年代開発のニュータウン・団地が高くなっています(人口4,105人以上の学区)。
- 区の差:高齢化率は東山区32.4%・北区31.3%・山科区30.6%が高く、下京区22.9%・南区25.0%・中京区25.3%の都心・南部が低い区です。80歳以上の比率も東山区12.9%が最も高くなっています。
65歳以上が多い学区(上位40学区)
65歳以上の人数の多い順。右端は学区内の高齢化率と80歳以上の比率。久世・太秦・深草が65歳以上の人数で上位3学区。80歳以上の比率は境谷18.1%・福西17.7%・池田16.4%が高い学区です(人口4,105人以上)。人口の少ない学区では向島二ノ丸北(2,857人)の高齢化率が53.1%です。
学区別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40学区の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
区別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。東山区は65歳以上32.4%・80歳以上12.9%でいずれも11区で最も高く、下京区は65歳以上22.9%・80歳以上8.5%で最も低い区です。
学区別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの学区に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全227学区を区ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその学区にいる人数。学区内構成比は学区ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の220,174人から2040年に257,249人(+16.8%)、85歳以上は71,933人から118,369人(+64.6%)になる推計です。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。京都市の2040年の高齢化率は34.7%(2020年28.2%)。人口は2020年から2040年に9.0%減る推計です。
257,249人
2040年の75歳以上
2020年 220,174人 → +16.8%
118,369人
2040年の85歳以上
2020年 71,933人 → +64.6%
34.7%
2040年の高齢化率
2020年 28.2%
- 85歳以上は2020年から2040年に+46,436人。75歳以上全体の増加(+37,075人)を上回り、75〜84歳は148,241人から138,880人に減ります。利用者の高齢化・重度化が進む見通しです。
- 85歳以上のピークは2035年(122,316人)で、2040年は118,369人、2045年に109,963人まで減った後、2050年に114,109人になる推計です。75歳以上は2030年(263,859人)に一度頭打ちとなり、2045年以降に再び増え、2050年に294,532人になります。
- 比較16市町の中では、75歳以上の+16.8%は8位(府計+15.6%)、85歳以上の+64.6%は14位(府計+67.6%)で、大阪市・南丹市に次いで低い水準です。伸び率は中位以下でも、実数では85歳以上が4.6万人増えます。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が京都市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(京都府南部・大阪北部の比較対象)。「京都府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
65歳以上の一人暮らし世帯は95,220世帯(一般世帯の13.1%、2020年国勢調査)。高齢夫婦のみの世帯は9.9%で、府内26市町村で最も低く、単身が夫婦のみを大きく上回ります。
13.1%
65歳以上の一人暮らし世帯
95,220世帯(一般世帯比)
9.9%
高齢夫婦のみの世帯
72,500世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 高齢単身世帯率13.1%は比較16市町中同率5位、府内26市町村中同率14位(府計12.9%)。高齢夫婦のみ世帯9.9%は比較15位(大阪市に次いで低い)・府内26位(府計12.1%)です。一人暮らしの高齢者が中心の世帯構成です。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率は76.3%で、比較16市町中14位、府内26市町村中25位(府計81.7%)。都心の町家・マンション、市営住宅・団地など借家に住む高齢者が府平均より多い市です。
- 納税者1人あたり平均所得は411.8万円で府内26市町村中1位(府計384.4万円)、比較16市町でも1位です。保険外サービスは府平均より高めの価格帯も成り立ちやすい市場です。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が京都市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(京都府南部・大阪北部の比較対象)。「京都府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。京都市は411.8万円(府内1位)。比較16市町では長岡京市(411.7万円)・向日市(406.4万円)・京田辺市(406.3万円)がほぼ並び、大阪市(398.0万円)を上回ります。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は106,234人(2026年6月末)。第1号被保険者の認定率は26.7%で、府計(24.5%)・全国(20.3%)を大きく上回ります。
106,234人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 1,602人を含む
26.7%
認定率(第1号)
75歳以上 39.3%/65〜74歳 5.7%
32.1%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
65,437人
居宅サービス受給者
地域密着 13,738人/施設 11,670人
- 認定率26.7%は府内26市町村中2位、比較16市町では大阪市に次ぐ2位。75歳以上の認定率も39.3%(比較2位・府内3位、府計36.1%)、65〜74歳は5.7%です。
- 認定者は5年前(2021年6月末)の94,731人から+11,503人(+12.1%)。第1号被保険者は同じ期間に1.2%減っており、高齢者数が減っても認定者は増えています。増加率は比較16市町中12位、府内26市町村中11位(府計+11.4%)です。
- 要介護3〜5の割合は32.1%(府計31.8%、全国33.2%)、要支援1・2は29.1%、要介護2が20.9%です。第1号保険料の基準額は月7,160円で府内2位(第8期6,800円、府平均6,608円)、第1号被保険者1人あたり給付費は36.1万円(2024年度、府計32.7万円、府内3位)です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が京都市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(京都府南部・大阪北部の比較対象)。「京都府計」は府県全体の値。認定率は年齢構成を調整していない粗い率です。京都市の75歳以上の割合(2020年15.0%)は府計(15.4%)より低く、年齢構成だけでは説明できない高さです。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が京都市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(京都府南部・大阪北部の比較対象)。「京都府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(京都府)
京都府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 京都府の認定率は75〜79歳15.0%から80〜84歳31.5%、85〜89歳57.5%、90歳以上84.4%へと、80代で急に上がります。
- 全国(85〜89歳48.8%)より各年齢で高く、80代に入ると半数以上が認定を受ける水準です。85歳以上が増える2035年までは、認定者の増加が続くと見込まれます。
第 6 章
学区別の介護需要(推計)
学区別の推計要介護・要支援者は、伏見区20,599人・右京区14,838人・左京区11,373人・山科区10,331人・西京区10,048人の5区で市全体の64.2%です。
推計 要介護・要支援者が多い学区(上位40学区)
学区別の年齢階級別人口(2026年7月1日現在)に年齢階級別の認定率を掛け、区ごとの認定者数(京都市の集計、2026年4月末)で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 104,632人に一致)。学区ごとの健康状態の差は反映していません。推計は学区ごとの年齢構成の違いだけを反映し、区別の認定者数(京都市の集計、2026年4月末)で補正しています。
- 推計が多い学区:深草1,419人・久世1,364人・太秦1,341人・藤ノ森1,226人・大宅1,189人・修学院第一1,160人。上位20学区を合わせても市全体の20.6%で、需要は多数の学区に分散しています。
- 区ごとの認定率(京都市の集計、2026年4月末)は上京区28.9%・東山区28.7%・南区28.4%が高く、西京区24.1%・左京区25.5%・中京区25.7%が低くなっています。推計はこの区別の認定者数に合わせています。
- 大きな学区では認定者の実数、ニュータウン・団地(境谷・福西・竹の里・石田・池田・向島)では高齢化率の高さが営業上の目安になります。学区別の事業所数は集計していないため、競合の厚さは第7章の市全体の値で見てください。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
訪問介護554・通所介護418・居宅介護支援431・訪問看護279事業所。第1号被保険者1万人あたりでは訪問介護14.2(府平均11.3)が府内1位で、通所介護10.7(同9.3)・居宅介護支援11.0(同9.9)・訪問看護7.1(同6.2)も府平均より厚い市です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 京都府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 554 | 14.2 | 11.3 | |
| 訪問看護 | 279 | 7.1 | 6.2 | |
| 訪問入浴 | 19 | 0.5 | 0.5 | |
| 訪問リハビリ | 98 | 2.5 | 2.0 | |
| 定期巡回・随時対応 | 28 | 0.7 | 0.5 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 418 | 10.7 | 9.3 | |
| 通所リハビリ | 89 | 2.3 | 2.0 | |
| 認知症対応型通所 | 25 | 0.6 | 1.0 | |
| 短期入所(生活・療養) | 145 | 3.7 | 3.7 | |
| 小規模多機能 | 88 | 2.2 | 2.3 | |
| 看護小規模多機能 | 10 | 0.3 | 0.2 | |
| 居宅介護支援 | 431 | 11.0 | 9.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 110 | 2.8 | 3.0 | |
| 介護老人保健施設 | 39 | 1.0 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 17 | 0.4 | 0.3 | |
| 認知症グループホーム | 144 | 3.7 | 3.4 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 74 | 1.9 | 1.3 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 59 | 1.5 | 1.0 | 3,032 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 117 | 3.0 | 2.3 | 4,508 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 比較16市町では訪問介護3位(大阪市・枚方市に次ぐ)、訪問看護4位、通所介護5位、居宅介護支援6位。府内26市町村では訪問介護1位、訪問看護6位、居宅介護支援8位、通所介護同率9位です。主要サービスのいずれも競合が多い市場です。
- 施設・居住系は75歳以上1万人あたり22.9か所(府計19.7、比較5位・府内4位)。グループホーム144か所(1万人あたり3.7、府平均3.4)、住宅型有料老人ホーム59か所・3,032人、サ高住117か所・4,508戸で、介護医療院も17か所あります。小規模多機能は88か所(2.2、同2.3)と府平均並みです。
- 運営法人は営利法人が53.0%(府計45.9%)、社会福祉法人22.5%(同27.4%)、医療法人16.0%です。府平均より企業系の比率が高い市場です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が京都市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(京都府南部・大阪北部の比較対象)。「京都府計」は府県全体の値。
運営法人の種別
京都市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
京都府の介護サービス職業の有効求人倍率は3.95倍(2026年7月)で全国(3.82倍)を上回ります。京都市の老人福祉・介護事業の従業者は65歳以上1,000人あたり70.4人と、府計(65.9人)より厚い市です。
3.95倍
介護サービス職業の有効求人倍率(2026年7月)
全国 3.82倍
75.3%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 90.0%(全国 82.9%)
13.9%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 11.7%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
26.8万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 京都府では従業員が不足と感じる事業所が75.3%、訪問介護員に限ると90.0%(全国82.9%)。採用率13.9%・離職率11.7%で、全国(採用14.6%・離職12.4%)より人の出入りが小さく、定着はよいが新たな人材が入りにくい県です。
- 京都市の従業者は27,774人(2021年、1,118事業所)で、65歳以上1,000人あたり70.4人は比較16市町中5位、府内26市町村中8位です。
- 区ごとに生活圏が分かれ、市内の移動も時間がかかるため、求人は区・沿線単位の通勤圏に絞った配信が合います。大学の多い市であり、福祉系学部・養成校との連携も採用経路になります。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が京都市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(京都府南部・大阪北部の比較対象)。「京都府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(京都府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(京都府 n=406、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 京都府の介護労働者が今の職場を知った経路は友人・知人からの紹介が32.0%で最多。ハローワーク18.2%、求人情報サイト11.3%が続き、学校・養成施設等での進路指導も3.9%あります。
- 全国では勤続1年未満の人の21.3%が求人情報サイト経由です。紹介制度を土台に、ハローワークと求人サイトを併用する組み合わせが合います。
介護労働実態調査の府県別値は標本(京都府の労働者調査 406人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
85歳以上の増加に合わせたサービス
85歳以上は2020年71,933人から2035年122,316人へ約1.7倍。京都府の認定率は85〜89歳で57.5%です。訪問看護・看護小規模多機能・グループホームなど中重度・医療ニーズへの対応が求められます。
Shidoができること:中重度・医療ニーズ向けサービスの紹介サイトとパンフレットの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)、検索広告での集客(デジタルマーケティング)。
ニュータウン・団地が重点エリア
境谷49.6%・福西47.4%・竹の里44.8%(洛西)、石田42.7%・池田42.0%(醍醐)、向島二ノ丸北53.1%。一斉入居世代が高齢化した団地は、訪問・送迎の効率がよい地域と言えます。
Shidoができること:団地・ニュータウン向けの訪問・送迎の案内チラシの制作と、地域向けの広告(デザイン/マス・メディア広告)、対象エリアの分析(リサーチ&インサイト)。
大きな学区は実数で狙う
深草・久世・太秦・藤ノ森・大宅は推計要介護者が1,100〜1,400人規模です。人口の大きい学区は率が中位でも需要の実数が大きいため、通所・訪問の拠点候補になります。
Shidoができること:学区ごとの需要を整理する商圏分析(リサーチ&インサイト)、拠点の開設告知サイトと地域広告の制作(Webサイト・コンテンツ制作/マス・メディア広告)。
一人暮らし高齢者への保険外サービス
高齢単身世帯は95,220世帯(13.1%)で、夫婦のみ世帯(9.9%、府内最低)を大きく上回ります。見守り・配食・通院付き添いの需要が大きい市です。
Shidoができること:見守り・配食・通院付き添いの案内チラシと紹介ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、LINE公式アカウントの設計(デジタルマーケティング)。
競合の多い成熟市場
訪問介護は1万人あたり14.2で府内1位、営利法人が53.0%。専門性(認知症・看取り・リハビリ)や対応エリアの明確化による差別化が欠かせません。
Shidoができること:認知症・看取り・リハビリなど専門性の打ち出しを整理するブランドの設計と、Webサイトの制作(ブランディング戦略/Webサイト・コンテンツ制作)。
高齢サポートとの関係づくり
居宅介護支援431事業所、高齢サポート61か所が76の日常生活圏域を担当しています。圏域単位で高齢サポートと居宅介護支援事業所を回る営業が、紹介の獲得に合います。
Shidoができること:圏域ごとの高齢サポート・居宅介護支援事業所の営業先の整理(リサーチ&インサイト)、紹介元向けの事業所案内資料のデザイン(デザイン)。
採用は定着を強みに
府の有効求人倍率3.95倍・訪問介護員の不足感90.0%に対し、離職率11.7%は全国より低い水準です。紹介制度・養成校との連携と、働き続けやすさの打ち出しが合います。
Shidoができること:働き続けやすさを伝える採用サイトと職場紹介の動画の制作(Webサイト・コンテンツ制作/撮影・映像制作)、求人広告の運用(デジタルマーケティング)。
価格帯は府平均より高め
平均所得411.8万円は府内1位。自費サービスは府平均より高めの設定も可能ですが、対象地域の実情に合わせた設定が必要です。
Shidoができること:サービス内容と価格帯を伝える案内ページ・パンフレットの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)、地域の価格調査(リサーチ&インサイト)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った京都市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの学区の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(学区名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の学区別推計と重ね、利用が多い学区・需要があるのに取れていない学区を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を学区別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「京都市 デイサービス」「京都市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 京都市統計ポータル「住民基本台帳人口 詳細データ」令和8年7月1日現在(国勢統計区別/町別の人口(年齢別)、町別の人口及び世帯数)。https://www2.city.kyoto.lg.jp/sogo/toukei/Population/Juki/ 人口の推移は同「住民基本台帳人口 長期時系列データ(行政区単位)」(各年10月1日現在)。
- 京都市「介護サービスの利用状況について」令和8年6月作成分(行政区別の要介護認定者数、2026年4月末)。https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000296/296854/R0806.pdf
- 京都市「第9期京都市民長寿すこやかプラン(2024〜2026年度)」(日常生活圏域・高齢サポート一覧)。https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000323367.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
学区別データの基準日は2026年7月1日(市の住民基本台帳人口は3か月ごとの作成)で、外国人住民を含みます。年齢・男女は市の実数で、推計はありません。市は2025年10月1日現在分から集計単位を元学区別から国勢統計区別に切り替えており、過去の学区別の値とは区域が一部異なります。市の人口総数は男女計より4人多く(性別区分外の住民)、本資料の合計は市総数より4人少なくなっています。住民基本台帳(2026年7月1日現在)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。学区別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。