第 1 章
人口と地域別の分布
人口は97,912人(2024年12月末)。千代田中学校区が25.5%で最も多く、長野中学校区22.7%、東中学校区19.2%、加賀田中学校区11.3%、西中学校区7.8%、南花台中学校区6.9%、美加の台中学校区6.7%と続きます。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2024年12月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は市立中学校区の7校区(長野中・東中・千代田中・西中・加賀田中・美加の台中・南花台中)です。都市計画マスタープランの地域別構想(駅勢圏の4地域)は範囲が重複し町を一意に割り当てられないため、市教育委員会の校区一覧表(町名ベース)を使いました。番地で複数の校区にまたがる町(小山田町・高向・木戸町・末広町・清水・原町の一部)は主な校区に寄せており、校区の境界は概略です。小学校区別人口と照合すると、長野中学校区は実際より約600人多く、西中学校区は約260人・東中学校区は約200人少ない可能性があります。あかしあ台は丁目で校区が分かれるため2行に分けました。町は丁目を合算した81町で、秘匿はなく、町の合計は2024年12月末の市総数(97,912人・47,635世帯)と一致します。
人口の推移
住民基本台帳(各年3月末 2015〜2024年、続いて2024年12月末・2026年8月末、外国人含む)。2015年3月末の110,435人から2024年3月末の98,786人へ、9年で11,649人(10.5%)減少しました。町別データの基準日の2024年12月末は97,912人、2026年8月末は95,537人です。世帯数は47,000台で横ばいです。
町別人口(上位40町)
横軸は人口(人)。色は地域。南花台(6,731人)・美加の台(6,518人)・木戸(4,616人)が上位で、小山田町・清見台・市町が続きます。南花台・美加の台・清見台は丘陵の大規模ニュータウンです。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 市域の大半は山林で、人口は北部の丘陵に並ぶ住宅団地と南海高野線の駅周辺に集まっています。南花台・美加の台はそれぞれ1町で1つの中学校区になる規模のニュータウンです。南部の天見・滝畑などの谷沿いの集落は人口が少なく、高齢化率が50%を超える町もあります。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は36,619人(37.4%)、80歳以上は13,119人(13.4%)、90歳以上は2,372人です(2024年12月末)。2020年国勢調査の高齢化率35.8%は、比較16市町村中2位(千早赤阪村に次ぐ)、府内43市町村中5位です。
女性男性濃色=70歳以上
河内長野市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2024年12月末)。
- 70代が16,544人(16.9%)と最大の塊で、80代10,747人(11.0%)を大きく上回ります。この層が今後10年で80代に入ります。
- 高齢者が多い町と高齢化率が高い町:65歳以上の人数は南花台3,177人・美加の台2,686人・清見台1,948人が多く、3町とも高齢化率は40%を超えます(47.2%・41.2%・49.5%)。高齢化率が最も高いのは天見58.0%・河合寺56.5%で、いずれも人口400人未満の町です。
- 地域別では南花台中学校区47.2%・西中学校区46.6%が高く、千代田中学校区32.4%が最も低くなっています。80歳以上の割合は西中学校区19.5%・加賀田中学校区17.7%が高く、美加の台中学校区は9.8%と最も低い校区です。
65歳以上が多い町(上位40町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。南花台3,177人・美加の台2,686人・清見台1,948人が上位。80歳以上でも南花台876人・美加の台641人が多く、小山田町518人が続きます。80歳以上の割合は南青葉台24.9%・緑ケ丘南町24.8%・大師町24.3%が高い町です(人口300人以上)。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。65〜79歳の割合は南花台中学校区34.2%・美加の台中学校区31.4%が高く、80歳以上の割合(13.0%・9.8%)はまだ低い校区です。70歳以上は西中学校区が40.0%で最も高く、千代田中学校区25.6%が最も低くなっています。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全81町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の18,899人から2030年に23,831人でピークを迎え、2040年は22,158人(+17.2%)。85歳以上は5,469人から2035年に10,967人へほぼ倍増し、2040年も10,932人(+99.9%)と推計されます。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。総人口は2020年の101,692人から2040年に72,683人へ約3割減ると推計されています。
22,158人
2040年の75歳以上
2020年 18,899人 → +17.2%
10,932人
2040年の85歳以上
2020年 5,469人 → +99.9%
48.9%
2040年の高齢化率
2020年 35.9%
- 75歳以上は2040年に+17.2%で、比較16市町村中5位(府内43市町村中16位)。大阪府計(+11.7%)を上回り、全国(+19.7%)よりやや低い伸びです。
- ピークの時期:75歳以上は2030年の23,831人、85歳以上は2035年の10,967人がピークです。65歳以上は2020年の36,484人から2040年の35,523人へ減り始めますが、総人口の減少が大きいため2040年の高齢化率は48.9%(2020年35.9%)まで上がります。
- 85歳以上の+99.9%は比較16市町村中2位(和泉市に次ぐ、府内43市町村中13位)で、大阪府計(+75.5%)を大きく上回ります。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が河内長野市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
2020年国勢調査で、65歳以上の一人暮らし世帯は6,061世帯(一般世帯の14.3%)、高齢夫婦のみの世帯は8,439世帯(19.9%)です。65歳以上がいる世帯は53.2%と半数を超え、持ち家率は87.6%です。
14.3%
65歳以上の一人暮らし世帯
6,061世帯(一般世帯比)
19.9%
高齢夫婦のみの世帯
8,439世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 高齢夫婦のみの世帯19.9%は比較16市町村中2位(千早赤阪村に次ぐ、府内43市町村中4位)で、大阪府計(11.0%)の約1.8倍です。一人暮らし世帯14.3%は比較16市町村中6位(大阪府計13.7%)です。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率87.6%は比較16市町村中4位(府内43市町村中8位、大阪府計70.1%)。戸建の住宅団地で夫婦2人暮らしを続ける世帯が多く、老老介護を支える訪問系サービス・住宅改修・福祉用具の対象が多い市と言えます。
- 納税者1人あたり平均所得は341.9万円で、府内43市町村中28位、比較16市町村中13位(大阪府計388.0万円)。保険外サービスは府平均より抑えた価格帯が合います。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が河内長野市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。河内長野市は341.9万円(府内28位)。羽曳野市(342.3万円)・柏原市(340.7万円)とほぼ同じ水準です。所得は全年齢の納税者の平均で、年金世帯の多さが影響します。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は8,542人(2026年6月末、第2号110人を含む)。第1号被保険者の認定率は23.2%で、大阪府計(25.2%)より低く、全国(20.3%)より高い水準です。
8,542人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 110人を含む
23.2%
認定率(第1号)
75歳以上 34.5%/65〜74歳 5.0%
30.3%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
5,110人
居宅サービス受給者
地域密着 915人/施設 647人
- 認定率23.2%は比較16市町村中7位、府内43市町村中16位。75歳以上の認定率は34.5%(大阪府計36.9%)、65〜74歳は5.0%です。認定率は年齢構成を調整していない粗い率で、高齢者の中で85歳以上が多いほど高くなります。
- 5年間の増加は+17.9%(2021年6月末7,243人→2026年6月末8,542人)。比較16市町村中4位、府内40市町村中7位で、大阪府計(+10.0%)を大きく上回ります。同じ期間に第1号被保険者は0.2%の増加にとどまり、高齢者の数ではなく年齢の上昇で認定者が増えています。
- 要介護3〜5の割合は30.3%で比較16市町村中15位(府内43市町村中36位)と低く、要介護1(1,807人)が最も多い区分です。第9期の保険料基準額は月5,980円(府内43市町村中39位、大阪府平均7,486円)、2024年度の第1号被保険者1人あたり給付費は27.6万円(大阪府計35.8万円)、給付費の総額は101億円です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が河内長野市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。河内長野市は認定率が比較の中位にある一方、5年の伸びは上位です。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が河内長野市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 85歳を境に認定率が急上がり:大阪府の認定率は80〜84歳32.6%、85〜89歳58.0%、90歳以上84.4%です。85歳以上がほぼ倍増する河内長野市では、この年齢の伸びがそのまま需要の伸びになります。
- 大阪府はどの年齢階級でも全国を上回ります(85〜89歳は大阪府58.0%、全国48.8%)。65〜69歳は大阪府4.1%、全国2.8%です。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の推計要介護・要支援者(第1号、市全体8,433人)は、南花台626人・美加の台490人・清見台332人・小山田町321人・木戸305人の順に多くなります。
推計 要介護・要支援者が多い町(上位40町)
町別の年齢階級別人口(2024年12月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 8,432人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計値のため、町ごとの健康状態や施設入所者の所在は反映していません。町別の人口は2024年12月末の値です。
- 3つのニュータウン(南花台・美加の台・清見台)で1,448人と、市全体の17.2%を占めます。
- 地域別では長野中学校区1,853人(22.0%)・千代田中学校区1,838人(21.8%)が多く、東中学校区1,554人(18.4%)、加賀田中学校区1,183人(14.0%)が続きます。
- 事業所の少ない町:市全体では推計要介護者100人あたり1.7事業所(訪問系+通所系)です。美加の台(推計490人)は町内に訪問系・通所系の事業所がなく、荘園町(197人)・日東町(186人)・大師町(154人)・旭ケ丘(152人)・南ケ丘(151人)も同じく0、清見台(332人)は1事業所(0.3)です。逆に喜多町(10.5)・加賀田(7.5)・原町(6.9)は多い町です。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
市内の事業所は訪問介護48、通所介護36、居宅介護支援33、訪問看護20。第1号被保険者1万人あたりでは訪問介護13.2(大阪府平均21.8)、通所介護9.9(同12.2)、居宅介護支援9.1(同13.9)です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 48 | 13.2 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 20 | 5.5 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 1 | 0.3 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 6 | 1.7 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 2 | 0.6 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 36 | 9.9 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 7 | 1.9 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 7 | 1.9 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 13 | 3.6 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 1 | 0.3 | 0.8 | 25 |
| 看護小規模多機能 | 2 | 0.6 | 0.3 | |
| 居宅介護支援 | 33 | 9.1 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 9 | 2.5 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 3 | 0.8 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 0 | 0.0 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 9 | 2.5 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 3 | 0.8 | 1.7 | 146 |
| 住宅型有料老人ホーム | 2 | 0.6 | 5.8 | 92 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 13 | 3.6 | 3.7 | 398 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 居宅介護支援が薄い:居宅介護支援9.1は比較16市町村中15位(府内43市町村中33位)。訪問介護13.2は比較16市町村中10位、訪問看護5.5は同11位で、いずれも大阪府平均を下回ります。通所介護9.9は羽曳野市・柏原市と同じ水準です。
- 施設・居住系は75歳以上1万人あたり17.4で比較16市町村中14位(府内43市町村中38位、大阪府計28.3)。サ高住13か所(398戸)、特養9か所、認知症グループホーム9か所、特定施設3か所(146人)、住宅型有料老人ホーム2か所(定員92人)があります。
- 運営法人は社会福祉法人が28.6%と大阪府全体(15.7%)より高く、営利法人は58.0%(大阪府68.3%)です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が河内長野市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(上位40町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。喜多町15、西之山町13、小山田町・木戸・加賀田各12事業所が上位です。
運営法人の種別
河内長野市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)、訪問介護の職業は14.92倍です。市内の老人福祉・介護事業の従業者は2,381人(2021年)です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府では従業員が不足と感じる事業所が67.8%(訪問介護員は83.4%)。採用率16.8%に対して離職率12.8%です。
- 市内の従業者は65歳以上1,000人あたり66.1人で、比較16市町村中10位(府内43市町村中28位)、大阪府計(81.1人)を下回ります。
- 15〜64歳の人口は53.1%(2024年12月末)にとどまります。採用は市内だけでなく、南海高野線・近鉄長野線でつながる富田林市・大阪狭山市・堺市からの通勤も前提にするのが合います。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が河内長野市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府では友人・知人からの紹介41.1%が最も多く、全国(33.8%)を上回ります。職員紹介の仕組みづくりが採用の近道になります。
- 求人情報サイト12.5%、ハローワーク11.9%が続きます。大阪府はハローワークの比率が全国(19.4%)より低いのが特徴です。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
重点エリアは美加の台・清見台
美加の台(推計490人)は町内に訪問系・通所系の事業所がなく、清見台(332人)も1事業所。需要に対して供給が薄いニュータウンと言えます。
Shidoができること:美加の台・清見台の需要と事業所の分布を整理する商圏分析(リサーチ&インサイト)、ニュータウン向けの地域広告・チラシ(マス・メディア広告/デザイン)。
南花台・美加の台は「これから」の需要
両校区は65〜79歳が3割を超え(34.2%・31.4%)、80歳以上はまだ13.0%・9.8%。今後10〜15年で後期高齢者が急に増える地域です。
Shidoができること:今後増える後期高齢者とそのご家族に向けた、早めの相談を促す案内チラシと情報サイトの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)。
85歳以上の倍増に備える
85歳以上は2020年5,469人→2035年10,967人。認定者は5年で+17.9%と伸びが大きく、訪問看護(1万人あたり5.5)・看護小規模多機能・グループホームの需要が伸びる市です。
Shidoができること:訪問看護・グループホームなど中重度向けサービスの紹介サイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)、ご家族向けの説明動画(撮影・映像制作)。
老老世帯への支援
高齢夫婦のみの世帯は19.9%(大阪府計11.0%)、持ち家率87.6%。夫婦2人を支える訪問介護・見守り・配食・家事支援の対象が多い市です。
Shidoができること:夫婦2人世帯に向けた見守り・配食・家事支援の案内チラシと申込ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、地域向けの新聞折込(マス・メディア広告)。
軽度者が多い構成
要介護3〜5は30.3%と比較16市町村中15位で、要介護1が最多。通所・介護予防・自費の運動プログラムなど軽度者向けのサービスが合う構成です。
Shidoができること:介護予防の通所や自費の運動プログラムの案内チラシ・体験会の告知ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、地域向けのSNS発信(SNSマーケティング)。
ケアマネジャーへの営業
居宅介護支援は33事業所(1万人あたり9.1、比較16市町村中15位)。1事業所あたりの担当が多いと考えられ、居宅介護支援の新設や、ケアマネジャーとの連携の密度が差になります。
Shidoができること:ケアマネジャー向けの事業所紹介資料と連携のご案内の制作(デザイン)、事業所の強みを伝えるWebサイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
居住系の不足
施設・居住系は75歳以上1万人あたり17.4で府内38位。住み替え先としての介護付き住まい・グループホームの余地があります。
Shidoができること:介護付き住まい・グループホームの紹介パンフレットと見学予約ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、住まいの紹介動画(撮影・映像制作)。
価格帯と採用
平均所得341.9万円は府内28位で、保険外サービスは府平均より抑えた価格設定が合います。採用は大阪府で友人・知人の紹介41.1%が最多で、職員紹介と近隣市からの通勤圏を前提にするのが現実的です。
Shidoができること:保険外サービスの料金表と案内ツールの設計(ブランディング戦略/デザイン)、職員紹介制度と近隣市向けの求人情報を載せた採用サイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った河内長野市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「河内長野市 デイサービス」「河内長野市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 河内長野市統計書 令和7年版 第2章「町別・年齢(5歳階級)別人口及び世帯数」(令和6年12月末現在、住民基本台帳・外国人を含む)。https://www.city.kawachinagano.lg.jp/static/kakuka/soumu/toukei/R07toukei/R07index.htm 人口の推移は同統計書(各年3月末)と市HP(2026年8月末)。
- 河内長野市教育委員会「河内長野市立小・中学校の校区一覧表」(地域区分に使用)。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
河内長野市は町丁目別の年齢別人口を年1回の統計書(12月末現在)でのみ公表しているため、町別データの基準日は2024年12月末で、他の市より約1年半古い値です。この間に市全体の人口は97,912人から95,537人(2026年8月末)へ2.4%減っています。町別の年齢別人口は男女計のみ公表のため、年齢別の男女内訳は市全体の年齢別男女比を各町の男女総数に合わせて按分した推計値です(町の年齢別男女計と男女総数は公表値)。最上位の年齢階級は90歳以上です。地域(中学校区)は番地で分かれる町を主な校区に寄せた概略の区分です。住民基本台帳(2024年12月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。