第 1 章
人口と地域別の分布
人口は180,466人(2026年8月末)。和泉中央駅周辺とトリヴェール和泉を含む中部地域が51.5%を占め、JR和泉府中駅周辺の北西部地域27.5%、信太地区の北部地域18.4%、山間の南部地域2.6%と続きます。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年8月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は第2次和泉市都市計画マスタープラン(平成28年度策定)の地域別構想の4地域(北部・北西部・中部・南部)です。町と地域の対応は計画書の「〇〇地域に含まれる町」の一覧に従っており、推定はありません。伯太町だけは丁目で地域が分かれるため、「伯太町(4丁目ほか)」(北部)と「伯太町(1〜3・5・6丁目)」(北西部)の2行に分けました。町は丁目を合算した74町です。秘匿はなく、町の合計は市総数(180,466人・84,056世帯)と一致します。
人口の推移
住民基本台帳(各年12月末、右端のみ2026年8月末、外国人含む)。2015年12月末の186,833人から2025年12月末の181,322人へ、10年で5,511人(2.9%)減少しました。世帯数は76,227から83,589へ増えています。2026年8月末は180,466人です。
町別人口(上位40町)
横軸は人口(人)。色は地域。はつが野(11,812人)・府中町(10,484人)・いぶき野(10,145人)が1万人を超え、伏屋町・室堂町・池田下町が続きます。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 市域は南北に細長く、北の平野部(JR阪和線沿い)、中央の丘陵のニュータウン(南海泉北線 和泉中央駅)、南の山間部で性格が大きく変わります。人口の半分が中部地域に集まる一方、高齢者の割合は北部地域と南部地域が高く、需要の「量」と「割合」の分布が一致しません。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は48,627人(26.9%)、80歳以上は16,551人(9.2%)、90歳以上は3,221人です(2026年8月末)。2020年国勢調査の高齢化率25.9%は、比較16市町村中同率13位、府内43市町村中同率38位と低い水準です。
女性男性濃色=70歳以上
和泉市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年8月末)。
- 70代が22,251人(12.3%)で、80代13,330人(7.4%)を大きく上回ります。50代も30,255人(16.8%)と厚く、高齢者の増加が長く続く人口構成です。
- 高齢者が多い町と高齢化率が高い町:65歳以上は光明台2,850人・いぶき野2,761人・鶴山台2,730人・府中町2,716人が多い町です。このうち光明台44.7%・鶴山台40.3%は高齢化率も高く、人数と割合の両方が大きい町です。人口最多のはつが野は高齢化率7.8%と若い町です。
- 地域別では南部地域が41.7%で最も高く、北部地域30.7%、北西部地域27.4%、中部地域24.6%の順です。80歳以上の割合も南部地域15.3%・北部地域11.0%が高い地域です。
65歳以上が多い町(上位40町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。光明台2,850人・いぶき野2,761人・鶴山台2,730人・府中町2,716人・伏屋町2,547人が上位。80歳以上では鶴山台1,078人が最多で、光明台953人・府中町922人が続きます。80歳以上の割合は緑ケ丘19.4%・青葉台17.7%・国分町17.2%が高い町です(人口541人以上)。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。70歳以上の割合は南部地域35.2%、北部地域24.9%、北西部地域21.7%、中部地域19.5%の順です。0〜14歳は中部地域が13.4%で最も高くなっています。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全74町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の23,631人から2040年に31,549人(+33.5%)、2050年には37,683人へ増え続けます。85歳以上は6,626人から2040年に13,858人(+109.1%)と2倍を超えると推計されます。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。総人口は2020年の184,495人から2040年に165,938人へ減る一方、65歳以上は47,746人から59,423人に増えると推計されています。
31,549人
2040年の75歳以上
2020年 23,631人 → +33.5%
13,858人
2040年の85歳以上
2020年 6,626人 → +109.1%
35.8%
2040年の高齢化率
2020年 25.9%
- 75歳以上の+33.5%は比較16市町村中1位、府内43市町村中でも1位です。大阪府計(+11.7%)の約3倍、全国(+19.7%)も大きく上回ります。
- ピークの時期:75歳以上は2050年まで増え続け、2050年は2020年の1.6倍になります。85歳以上は2040年の13,858人がピークで、その後も13,000人台で推移します。65歳以上は2045年の59,873人まで増え、2040年の高齢化率は35.8%(2020年25.9%)です。
- 85歳以上の+109.1%は比較16市町村中3位(熊取町・阪南市に次ぐ、府内43市町村中8位)で、大阪府計(+75.5%)を大きく上回ります。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が和泉市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
2020年国勢調査で、65歳以上の一人暮らし世帯は8,215世帯(一般世帯の11.2%)、高齢夫婦のみの世帯は9,646世帯(13.1%)です。高齢者のいる世帯の持ち家率は80.5%です。
11.2%
65歳以上の一人暮らし世帯
8,215世帯(一般世帯比)
13.1%
高齢夫婦のみの世帯
9,646世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 一人暮らし世帯11.2%は比較16市町村中14位で、大阪府計(13.7%)を下回ります。高齢夫婦のみの世帯13.1%は比較16市町村中9位で、大阪府計(11.0%)を上回ります。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率80.5%は比較16市町村中6位(府内43市町村中17位、大阪府計70.1%)。ニュータウンの戸建住宅で夫婦で暮らす高齢者が中心と言えます。
- 納税者1人あたり平均所得は363.9万円で、府内43市町村中17位、比較16市町村中5位(大阪府計388.0万円)。保険外サービスは府平均よりやや抑えた価格帯が合います。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が和泉市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。和泉市は363.9万円(府内17位)。比較16市町村では大阪市・大阪狭山市・堺市・高石市に次ぐ5位で、泉大津市(357.9万円)を上回ります。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は10,588人(2026年6月末、第2号186人を含む)。第1号被保険者の認定率は21.5%で、大阪府計(25.2%)より低く、全国(20.3%)より高い水準です。
10,588人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 186人を含む
21.5%
認定率(第1号)
75歳以上 33.5%/65〜74歳 4.3%
33.4%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
6,633人
居宅サービス受給者
地域密着 836人/施設 886人
- 認定率21.5%は比較16市町村中15位、府内43市町村中同率30位。75歳以上の認定率は33.5%(大阪府計36.9%)、65〜74歳は4.3%です。認定率は年齢構成を調整していない粗い率で、75歳以上の割合が低い和泉市(2020年12.8%、比較16市町村中16位)では低く出ます。
- 5年間の増加は+18.7%(2021年6月末8,919人→2026年6月末10,588人)。比較16市町村中2位(泉大津市に次ぐ)、府内40市町村中5位で、大阪府計(+10.0%)を大きく上回ります。同じ期間に第1号被保険者は3.1%増えました。
- 要介護3〜5の割合は33.4%(比較16市町村中4位、大阪府計34.4%)。第9期の保険料基準額は月6,543円(大阪府平均7,486円)、2024年度の第1号被保険者1人あたり給付費は29.2万円(大阪府計35.8万円)、給付費の総額は140億円です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が和泉市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。和泉市は認定率が比較の下位にある一方、5年の伸びは上位です。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が和泉市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 85歳を境に認定率が急上がり:大阪府の認定率は80〜84歳32.6%、85〜89歳58.0%、90歳以上84.4%です。85歳以上が2倍を超える和泉市では、この年齢の伸びがそのまま需要の伸びになります。
- 大阪府はどの年齢階級でも全国を上回ります(85〜89歳は大阪府58.0%、全国48.8%)。65〜69歳は大阪府4.1%、全国2.8%です。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の推計要介護・要支援者(第1号、市全体10,406人)は、鶴山台637人・光明台595人・府中町594人・伏屋町538人・いぶき野477人の順に多くなります。
推計 要介護・要支援者が多い町(上位40町)
町別の年齢階級別人口(2026年8月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 10,402人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計値のため、町ごとの健康状態や施設入所者の所在は反映していません。
- 上位5町で2,841人(市全体の27.3%)。北部の鶴山台(UR鶴山台団地)と中部の丘陵住宅地(光明台・いぶき野)、北西部・中部の既成市街地(府中町・伏屋町)が並びます。
- 地域別では中部地域4,775人(45.9%)、北西部地域2,940人(28.3%)、北部地域2,236人(21.5%)、南部地域455人(4.4%)です。
- 事業所の少ない町:市全体では推計要介護者100人あたり2.1事業所(訪問系+通所系)です。弥生町(231人)・緑ケ丘(222人)は町内に訪問系・通所系の事業所がなく、青葉台(350人)は0.3、鶴山台(637人)は0.6、光明台(595人)は0.7です。逆に山荘町(7.4)・伯太町(4丁目ほか、6.3)・王子町(4.6)・和気町(4.2)は多い町です。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
市内の事業所は訪問介護83、通所介護58、居宅介護支援58、訪問看護47。第1号被保険者1万人あたりでは訪問介護17.2(大阪府平均21.8)、通所介護12.0(同12.2)、居宅介護支援12.0(同13.9)、訪問看護9.7(同8.0)です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 83 | 17.2 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 47 | 9.7 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 0 | 0.0 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 7 | 1.4 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 1 | 0.2 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 58 | 12.0 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 12 | 2.5 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 0 | 0.0 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 14 | 2.9 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 1 | 0.2 | 0.8 | 25 |
| 看護小規模多機能 | 1 | 0.2 | 0.3 | |
| 居宅介護支援 | 58 | 12.0 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 12 | 2.5 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 5 | 1.0 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 2 | 0.4 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 6 | 1.2 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 7 | 1.4 | 1.7 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 35 | 7.2 | 5.8 | 1,580 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 20 | 4.1 | 3.7 | 940 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 訪問看護が厚い:訪問看護9.7は比較16市町村中5位(府内43市町村中6位)。訪問介護17.2は比較16市町村中10位、居宅介護支援12.0は同12位で、いずれも大阪府平均を下回ります。通所介護12.0は大阪府平均並みです。
- 施設・居住系は75歳以上1万人あたり30.5で比較16市町村中8位(府内43市町村中同率14位、大阪府計28.3)。住宅型有料老人ホーム35か所(定員1,580人)・サ高住20か所(940戸)が多い一方、認知症グループホームは6か所(第1号被保険者1万人あたり1.2、大阪府平均2.9)、小規模多機能は1か所です。
- 運営法人は営利法人が62.7%で大阪府全体(68.3%)より低く、社会福祉法人18.0%・医療法人16.7%です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が和泉市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(上位40町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。府中町30、和気町29、伏屋町26、伯太町(1〜3・5・6丁目)19事業所が上位です。
運営法人の種別
和泉市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)、訪問介護の職業は14.92倍です。市内の老人福祉・介護事業の従業者は3,042人(2021年)です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府では従業員が不足と感じる事業所が67.8%(訪問介護員は83.4%)。採用率16.8%に対して離職率12.8%です。
- 市内の従業者は65歳以上1,000人あたり64.7人で、比較16市町村中14位(府内43市町村中30位)、大阪府計(81.1人)を下回ります。
- 高齢者の増加に対して市内の介護従業者の層が薄く、需要の伸びに採用が追いつかないおそれがあります。採用はJR阪和線・南海泉北線でつながる堺市・岸和田市・泉大津市からの通勤も前提にするのが合います。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が和泉市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(堺・泉州の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府では友人・知人からの紹介41.1%が最も多く、全国(33.8%)を上回ります。職員紹介の仕組みづくりが採用の近道になります。
- 求人情報サイト12.5%、ハローワーク11.9%が続きます。大阪府はハローワークの比率が全国(19.4%)より低いのが特徴です。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
府内で最も伸びる75歳以上
75歳以上は2040年に+33.5%で府内1位、2050年まで増え続けます。認定者も5年で+18.7%。今後の新規参入・増設の余地が大きい市です。
Shidoができること:新規参入・増設を検討するための75歳以上の増加予測と競合の整理(リサーチ&インサイト)、事業所の開設を知らせるブランドの打ち出し(ブランディング戦略)。
重点エリアは鶴山台・光明台・青葉台
推計要介護者は鶴山台637人・光明台595人が多い一方、訪問系・通所系は100人あたり0.6・0.7。青葉台(350人)は1事業所で、需要に対して供給が薄い町と言えます。
Shidoができること:鶴山台・光明台・青葉台の要介護者と事業所の分布を整理する商圏分析(リサーチ&インサイト)、町ごとの事業所紹介チラシと地域向け広告(デザイン/マス・メディア広告)。
事業所の空白がある町
弥生町(231人)・緑ケ丘(222人)は推計要介護者が200人を超えるのに、訪問系・通所系の事業所が町内にありません。近隣からの訪問の範囲や、新規開設の候補として確認する価値があります。
Shidoができること:事業所のない弥生町・緑ケ丘の需要を確認する商圏分析(リサーチ&インサイト)、訪問範囲を伝える案内チラシ・Webページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)。
認知症ケアの不足
認知症グループホームは6か所(1万人あたり1.2、大阪府平均2.9)、認知症対応型通所は0か所。85歳以上が2倍を超えるため、グループホーム・認知症対応のサービスの余地があります。
Shidoができること:グループホーム・認知症対応サービスの内容を家族に伝えるWebサイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)、施設紹介動画と見学案内の整備(撮影・映像制作)。
訪問看護は競合が多い
訪問看護は47事業所(1万人あたり9.7)で府平均を上回ります。新規参入では看護小規模多機能(市内1か所)・定期巡回(同1か所)との組み合わせが差別化の候補になります。
Shidoができること:看護小規模多機能・定期巡回との組み合わせを打ち出すサービス紹介資料のデザイン(デザイン/ブランディング戦略)、競合の事業所を整理する分析(リサーチ&インサイト)。
ケアマネジャーへの営業
居宅介護支援は58事業所(1万人あたり12.0、大阪府平均13.9)。地域(北部・北西部・中部)ごとに紹介元を絞った営業が合います。
Shidoができること:北部・北西部・中部の地域ごとに紹介元を整理する分析(リサーチ&インサイト)、ケアマネジャー向けの事業所紹介資料のデザイン(デザイン)。
価格帯
平均所得363.9万円は府内17位。夫婦のみの世帯・持ち家の世帯が中心で、保険外サービスは府平均よりやや抑えた価格設定が合います。
Shidoができること:やや抑えた価格帯に合わせた保険外サービスの料金表・メニュー表のデザイン(デザイン)、家族向けの案内ページの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
採用が需要の伸びの上限になる
市内の従業者は65歳以上1,000人あたり64.7人と府平均より少なく、大阪府の求人倍率は4.21倍。職員紹介と近隣市からの通勤圏を前提にした採用計画が欠かせません。
Shidoができること:職員紹介と近隣市の通勤圏を前提にした採用サイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)、職場紹介動画と求人チラシのデザイン(撮影・映像制作/デザイン)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った和泉市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「和泉市 デイサービス」「和泉市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 和泉市「市の人口2026年」町別人口・年齢別人口(令和8年8月末現在、住民基本台帳・外国人を含む)。https://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/siminseikatubu/siminka/gyoumu/konnamati/23004.html
- 第2次和泉市都市計画マスタープラン 地域別構想(地域区分)。https://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/dezainbu/tosiseisaku/gyoumu/toshikeikaku/tokeigaiyou/1488516405604.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
住民基本台帳(2026年8月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。