第 1 章
人口と地域別の分布
人口は200,525人(2026年6月末)。伊丹・摂陽圏域14.4%が最も多く、ほかの8圏域は8.5〜12.2%と規模がそろっています。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年6月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は伊丹市の日常生活圏域(9圏域、各圏域に地域包括支援センター1か所)で、名称は各センター名です。町丁と圏域の対応は市の「住所地別の担当地域包括支援センター」によります。圏域が丁目で分かれる10町(池尻・梅ノ木・行基町・御願塚・美鈴町・南町・南野・昆陽東・荻野西・昆陽南)は「町名(n〜m丁目)」の単位に分け、番地で分かれる丁目は主な側に寄せています(番地別人口が無いための推定)。単位は81です。
人口の推移
住民基本台帳人口(日本人+外国人)各年12月31日現在、最新は2026年8月31日現在。2015年12月末の202,037人から2019年の203,539人をピークに、2026年8月末は200,667人(2015年比 −1,370人、−0.7%)。20万人前後で横ばいです。世帯数は87,611から96,009へ8,398増え、1世帯あたり人員は2.31人から2.09人に縮小しています。
町別人口(上位40町)
横軸は人口(人)。色は地域。伊丹(7,905人)・西野(7,309人)・池尻2〜7丁目(6,869人)が上位で、荒牧・鴻池・千僧が続きます。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
分布の読み方 1万人を超える単位はなく、5,000人以上が8つです。市域約25km²のほぼ全体が平坦な住宅地・市街地で、人口が特定の町に偏りません。JR伊丹・阪急伊丹の中心部から自転車・車で市内のどこにでも行ける規模のため、訪問・送迎の範囲は市全域を前提に組めます。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は52,079人(26.0%)、80歳以上は19,108人(9.5%)、90歳以上は3,998人です(2026年6月末)。
女性男性濃色=70歳以上
伊丹市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年6月末)。
- 70代と80代:70代23,177人(11.6%)、80代15,110人(7.5%)。80歳以上は1.9万人で、市民の約10人に1人です。
- 人数が多い町と率が高い町は別:65歳以上の人数は西野2,574人(高齢化率35.2%)・伊丹1,745人(22.1%)・池尻2〜7丁目1,647人が上位です。高齢化率は車塚50.1%・池尻1丁目40.1%・昆陽泉町40.0%・西野35.2%(人口602人以上)が高く、車塚は85歳以上が22.0%と突出しています(高齢者施設の入所者を含む可能性があります)。
- 地域の差:高齢化率は笹原・鈴原圏域29.4%・花里・昆陽里圏域28.6%が高く、南圏域21.9%・稲野・鴻池圏域23.1%が低い地域です。80歳以上の比率も笹原・鈴原圏域が12.5%で最も高くなっています。
65歳以上が多い町(上位40町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。西野(2,574人)が65歳以上の人数で最多。80歳以上の比率は車塚32.1%・昆陽泉町16.7%・池尻1丁目16.2%が高い単位です(人口602人以上)。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位40町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。笹原・鈴原圏域は65歳以上29.4%・80歳以上12.5%でいずれも最も高く、南圏域は65歳以上21.9%・80歳以上7.9%で最も低い地域です。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全81町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の27,080人から2040年に33,355人(+23.2%)、85歳以上は7,989人から15,322人(+91.8%)になる推計です。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。伊丹市の2040年の高齢化率は33.3%(2020年26.0%)。人口は2020年から2040年に6.7%減る推計です。
33,355人
2040年の75歳以上
2020年 27,080人 → +23.2%
15,322人
2040年の85歳以上
2020年 7,989人 → +91.8%
33.3%
2040年の高齢化率
2020年 26.0%
- 85歳以上は2020年から2040年に+7,333人とほぼ倍増します。75〜84歳は19,091人から18,033人に減るため、75歳以上の増加は85歳以上が担います。
- 85歳以上のピークは2035年(15,516人)で、その後は1.5万人前後で推移します。75歳以上は2030年(33,396人)に一度頭打ちとなり、2045年以降に再び増え、2050年に40,117人になる推計です。
- 85歳以上の+91.8%は比較16市町中3位(猪名川町・三田市に次ぐ)、県内41市町中8位(県計+69.1%)。75歳以上の+23.2%は比較7位・県内11位(県計+19.6%)です。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が伊丹市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
65歳以上の一人暮らし世帯は10,572世帯(一般世帯の12.8%、2020年国勢調査)、高齢夫婦のみの世帯も12.8%で、いずれも県計並みです。
12.8%
65歳以上の一人暮らし世帯
10,572世帯(一般世帯比)
12.8%
高齢夫婦のみの世帯
10,569世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 高齢単身世帯率12.8%は比較16市町中同率8位、県内41市町中同率24位(県計13.1%)。高齢夫婦のみ世帯12.8%は比較7位・県内34位(県計12.9%)。単身と夫婦のみが同じ規模(各約1.06万世帯)です。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率は73.7%で、比較16市町中10位、県内41市町中38位(県計80.1%)。集合住宅・賃貸に住む高齢者が県平均より多い市です。
- 納税者1人あたり平均所得は375.0万円で県内41市町中8位(県計390.2万円)、比較16市町では13位です。保険外サービスは県平均並みの価格帯が合います。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が伊丹市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。伊丹市は375.0万円(県内8位)。比較16市町では姫路市(375.5万円)とほぼ同じで、尼崎市(360.9万円)を上回り、宝塚市(442.5万円)・西宮市(486.6万円)を下回ります。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は12,606人(2026年6月末)。第1号被保険者の認定率は23.9%で、県計(22.3%)・全国(20.3%)を上回ります。
12,606人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 228人を含む
23.9%
認定率(第1号)
75歳以上 35.6%/65〜74歳 5.3%
28.4%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
8,242人
居宅サービス受給者
地域密着 1,509人/施設 940人
- 認定率23.9%は比較16市町中5位、県内41市町中4位。75歳以上の認定率も35.6%(比較5位・県内5位、県計33.8%)、65〜74歳は5.3%です。75歳以上の比率が低い(2020年13.7%)のに認定率が高いのが特徴です。
- 認定者は5年前(2021年6月末)の10,483人から+2,123人(+20.2%)。増加率は比較16市町中2位(箕面市に次ぐ)、県内41市町中4位で、県計(+10.1%)の2倍です。
- 要介護3〜5の割合は28.4%(県計29.3%)、要支援1・2は33.7%、要介護1が21.9%です。第1号保険料の基準額は月7,200円で県内2位(第8期5,200円から+2,000円、県平均6,344円)、第1号被保険者1人あたり給付費は30.3万円(2024年度、県計29.8万円)です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が伊丹市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。認定率は年齢構成を調整していない粗い率です。伊丹市は75歳以上の割合(2020年13.7%)が県計(15.2%)より低いにもかかわらず認定率が高く、年齢構成だけでは説明できない高さです。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が伊丹市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(兵庫県)
兵庫県内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 兵庫県の認定率は75〜79歳13.5%から80〜84歳28.8%、85〜89歳53.3%、90歳以上82.0%へと、80代で急に上がります。
- 伊丹市は85歳以上が2035年までに約1.9倍になる推計です。認定者数は高齢者数を上回るペースで増え続けると見込まれます。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
推計要介護・要支援者は笹原・鈴原圏域1,929人・伊丹・摂陽圏域1,772人が多く、桜台・池尻圏域1,460人・天神川・荻野圏域1,452人が続きます。
推計 要介護・要支援者が多い町(上位40町)
町別の年齢階級別人口(2026年6月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 12,378人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計は町ごとの年齢構成の違いだけを反映しています。丁目で分けた単位(池尻・南野・昆陽南・梅ノ木など)の事業所は、住所の丁目で割り当てています。
- 推計が多い町:西野568人・寺本383人・荒牧362人・伊丹360人・池尻2〜7丁目359人・車塚357人。上位10単位で市全体の29.7%です。
- 地域別の事業所:訪問系+通所系は市全体で推計要介護者100人あたり1.7。天神川・荻野圏域(荒牧・荻野)は2.8と厚く、荒牧は市内で最も事業所が多い町(28事業所)です。
- 推計要介護者100人以上の47単位のうち、伊丹(推計360人)・鈴原町(272人)・緑ケ丘(197人)・東有岡(194人)・北本町(160人)などは町内に訪問系・通所系がありません。車塚(357人)は高齢者施設の入所者を含む可能性があります。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は近隣から来てもらっている可能性があります。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
訪問介護65・通所介護59・居宅介護支援53・訪問看護31事業所。第1号被保険者1万人あたりでは訪問介護12.6(県平均10.5)、通所介護11.4(同10.6)、訪問看護6.0(同5.2)と、主要サービスがそろって県平均より厚い市です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 兵庫県平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 65 | 12.6 | 10.5 | |
| 訪問看護 | 31 | 6.0 | 5.2 | |
| 訪問入浴 | 1 | 0.2 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 11 | 2.1 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 2 | 0.4 | 0.7 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 59 | 11.4 | 10.6 | |
| 通所リハビリ | 13 | 2.5 | 2.3 | |
| 認知症対応型通所 | 5 | 1.0 | 0.7 | |
| 短期入所(生活・療養) | 10 | 1.9 | 3.9 | |
| 小規模多機能 | 8 | 1.5 | 1.3 | |
| 看護小規模多機能 | 3 | 0.6 | 0.4 | |
| 居宅介護支援 | 53 | 10.3 | 9.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 13 | 2.5 | 3.0 | |
| 介護老人保健施設 | 2 | 0.4 | 1.1 | |
| 介護医療院 | 1 | 0.2 | 0.2 | |
| 認知症グループホーム | 12 | 2.3 | 2.8 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 8 | 1.5 | 1.6 | |
| 住宅型有料老人ホーム | 4 | 0.8 | 1.7 | 215 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 32 | 6.2 | 3.1 | 1,095 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 訪問介護12.6は県内41市町中4位、訪問看護6.0は同5位、通所介護11.4は同12位。比較16市町では通所介護5位・訪問介護8位・訪問看護8位です。居宅介護支援10.3(県平均9.9)は比較同率6位・県内同率15位です。
- 施設・居住系は75歳以上1万人あたり22.7か所(県計22.3、比較7位)。サ高住が32か所・1,095戸(1万人あたり6.2、県平均3.1)と多い一方、老健は2か所(0.4、同1.1)、短期入所は10か所(1.9、同3.9)と少なくなっています。
- 運営法人は営利法人が62.6%(県計50.3%)、医療法人17.3%、社会福祉法人16.7%です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が伊丹市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
事業所が多い町(上位40町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。
運営法人の種別
伊丹市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
兵庫県の介護サービス職業の有効求人倍率は3.62倍(2026年7月)。伊丹市の老人福祉・介護事業の従業者は65歳以上1,000人あたり69.7人で、県計(73.2人)をやや下回ります。
3.62倍
介護サービス職業の有効求人倍率(2026年7月)
全国 3.82倍
69.1%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 89.1%(全国 82.9%)
17.3%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 14.2%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
26.5万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 兵庫県では従業員が不足と感じる事業所が69.1%、訪問介護員に限ると89.1%(全国82.9%)。採用率17.3%・離職率14.2%で、全国(採用14.6%・離職12.4%)より人の出入りが大きい県です。
- 伊丹市の従業者は3,589人(2021年、155事業所)で、65歳以上1,000人あたり69.7人は比較16市町中12位、県内41市町中21位です。事業所数が多い割に人材の層は厚くありません。
- 隣接する尼崎市(88.5人)・宝塚市(78.8人)・豊中市(90.4人)は従業者が厚く、JR・阪急で通勤しやすい位置です。市外からの通勤者も採用の対象になります。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が伊丹市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(阪神・北摂の比較対象)。「兵庫県計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(兵庫県)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(兵庫県 n=906、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 兵庫県の介護労働者が今の職場を知った経路は友人・知人からの紹介が34.2%で最多。ハローワーク14.6%、求人情報サイト10.4%が続きます。
- 全国では勤続1年未満の人の21.3%が求人情報サイト経由です。紹介制度を土台に、若手・未経験者は求人サイトで補う組み合わせが合います。
介護労働実態調査の府県別値は標本(兵庫県の労働者調査 906人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
需要の伸びが県内上位
認定者は5年で+20.2%(県内4位)、85歳以上は2040年に+91.8%(県内8位)。需要の伸びが県内でも大きい市で、増設・新規参入の検討に値します。
Shidoができること:県内でも伸びが大きい市場の需要と競合を整理する商圏分析(リサーチ&インサイト)、新規開設に向けた事業所の名称・コンセプト設計(ブランディング戦略)。
85歳以上向けのサービス
75〜84歳は減り、85歳以上だけが2035年まで増えます。認定率は85〜89歳で53.3%(兵庫県)のため、訪問看護・看護小規模多機能・認知症対応型の需要が伸びる見通しです。
Shidoができること:訪問看護・看護小規模多機能など中重度向けサービスの紹介サイトとご家族向けの説明動画の制作(Webサイト・コンテンツ制作/撮影・映像制作)。
短期入所・老健が少ない
短期入所は1万人あたり1.9(県平均3.9)、老健は0.4(同1.1)。家族の介護負担を支えるショートステイは供給が少ないサービスです。
Shidoができること:ショートステイの紹介ページと利用までの流れを示す案内パンフレットの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)、介護者向けの検索広告(デジタルマーケティング)。
サ高住の入居者への訪問
サ高住は32か所・1,095戸で県平均の2倍の密度です。サ高住に併設・近接する訪問介護・訪問看護の需要が見込まれます。
Shidoができること:サ高住の入居者と運営会社に向けた訪問サービスの紹介資料の制作(デザイン)、近隣のサ高住を整理した営業先リストの分析(リサーチ&インサイト)。
笹原・鈴原圏域と大きな町が重点
笹原・鈴原圏域は高齢化率29.4%・推計要介護者1,929人で9圏域の最多です。ほかに西野(推計568人)・寺本(383人)など高齢者の多い町への営業が効率的です。
Shidoができること:圏域・町別の高齢者数を整理した営業エリアの分析(リサーチ&インサイト)、重点の町に届く地域向けのチラシ・広告(マス・メディア広告/デザイン)。
保険料が高い市
第1号保険料は月7,200円で県内2位、第8期から+2,000円。保険料負担に見合う介護予防・自立支援の成果を示せるサービスが評価されやすいと考えられます。
Shidoができること:介護予防・自立支援の取り組みを分かりやすく伝えるパンフレットとWebページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、利用者の声の取材・撮影(撮影・映像制作)。
採用は近隣市とセットで
市内の従業者は65歳以上1,000人あたり69.7人と県計を下回ります。尼崎市・宝塚市・豊中市を含む通勤圏での求人配信と紹介制度の併用が合います。
Shidoができること:近隣市を含めた通勤圏向けの求人広告の配信(デジタルマーケティング)、採用サイトと職員紹介の制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った伊丹市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「伊丹市 デイサービス」「伊丹市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 伊丹市「町・字別年齢別人口及び世帯数(住民基本台帳/5歳区分)」令和8年6月30日現在(r0807tyouazabetujinkouoyobisetaisuu.xlsx)。https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/SOMU/SSOMU/ITAMISI_TOKEI/ZINKO_SYOSAI/TYOU_AZA_NENREI_BETU/46685.html 人口の推移は同市「年齢(各歳)別男女別人口及び総世帯数」(各年12月31日現在、右端は2026年8月31日現在)。
- 伊丹市「地域包括支援センター」と「住所地別の担当地域包括支援センター」。https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/KENKOFUKUSHI/KAIGO/1438055928102.html
- 伊丹市「伊丹市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第9期、令和6〜8年度)」。https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/KENKOFUKUSHI/KAIGO/38674.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
町別データの基準日は2026年6月末(市の四半期公表の最新)で、外国人住民を含み、男女別年齢は公表値です。人口の推移の右端(2026年8月末)とは基準日が異なります。市は人数が極めて少ない町丁(2026年6月末は北伊丹9丁目・東有岡4丁目)を最寄りの地域に合算して公表しています。番地で圏域が分かれる丁目は主な側の圏域に寄せているため、圏域別の人口は市の公表値と数百人程度ずれることがあります。丁目で分けた単位の事業所数は、事業所の住所の丁目で割り当てています。住民基本台帳(2026年6月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。