第 1 章
人口と地域別の分布
人口は61,756人(2026年3月末)で、31町に分かれます。北東地域33.2%、北西地域31.0%、南西地域26.2%、道明寺駅周辺の南東地域9.6%です。
地域別集計。人口・65歳以上・80歳以上は住民基本台帳(2026年3月末)。推計要介護・要支援者は第6章の方法による推計値、介護事業所は第7章の事業所一覧を所在地の町で集計。地域は藤井寺市都市計画マスタープラン(令和7年改定)第6章「地域別構想」の4地域(北西・北東・南西・南東。近鉄南大阪線と国道170号で区切る)です。町丁と地域の対応表は公表されていないため、計画の地域区分図に各町丁の代表点を重ねて判定した推定です。丁目で地域が分かれる沢田・林・古室・国府の4町は人口の多い側に寄せており、町単位の地域人口は計画上の地域人口と一致しません。秘匿された津堂4丁目は市が津堂3丁目に合算して公表しており、町の合計は市総数(61,756人・30,520世帯)と一致します。
人口の推移
住民基本台帳(各年9月末、右端のみ2026年8月末)。2015年9月末の66,189人から2025年9月末の62,058人へ4,131人(6.2%)減り、2026年8月末は61,725人です。世帯数は28,778から30,714へ増えており、世帯の小規模化が進んでいます。
町別人口(全31町)
横軸は人口(人)。色は地域。小山(9,523人)が突出して多く、道明寺(4,650人)・沢田(4,181人)・大井(4,099人)・林(4,092人)が続きます。カーソルで世帯数・年齢構成を表示。
地域の読み方 近鉄南大阪線(東西)と国道170号(南北)で4つに分かれます。北西地域は藤井寺駅北側の商業核と市役所、北東地域は土師ノ里駅と国道170号沿い、南西地域は藤井寺駅南側の春日丘・藤ヶ丘などの住宅地、南東地域は道明寺駅周辺です。地域の割当は推定を含みます。
第 2 章
高齢者はどこに住んでいるか
65歳以上は17,875人(28.9%)、80歳以上は6,637人(10.7%)、90歳以上は1,312人です(2026年3月末)。
女性男性濃色=70歳以上
藤井寺市全体の人口ピラミッド(10歳階級、2026年3月末)。
- 70代7,890人(12.8%)、80代5,325人(8.6%)。2020年国勢調査の高齢化率28.8%は比較16市町村中同率10位(東大阪市・八尾市と同率)、75歳以上の比率15.3%は同9位です。
- 高齢者が多い町と、高齢化率が高い町は別:65歳以上の人数は小山2,695人・道明寺1,472人・藤井寺1,217人が上位です。高齢化率は船橋町48.0%・梅が園町40.6%・青山37.4%・小山藤の里町36.7%が高く(人口300人以上の町)、梅が園町は80歳以上も18.4%です。
- 南東地域は高齢化率31.9%・80歳以上12.7%で4地域中最も高く、北西地域は28.1%で最も低い地域です。65歳以上の人数では北東地域が5,952人で最も多くなります。
65歳以上が多い町(全31町)
65歳以上の人数の多い順。右端は町内の高齢化率と80歳以上の比率。小山は65歳以上2,695人で、2位の道明寺(1,472人)の約1.8倍です。
町別の年齢構成(高齢化率の高い順)
0〜14歳15〜64歳65〜79歳80歳以上
人口上位31町の年齢4区分構成比(%)。右端は高齢化率。
地域別の年齢構成比(%)。太字は70歳以上。65歳以上の比率は南東地域31.9%・北東地域29.0%・南西地域28.8%・北西地域28.1%、80歳以上の比率は南東地域12.7%・南西地域11.0%・北西地域10.4%・北東地域10.3%です。
町別 × 年齢階級 × 性別 ヒートマップ
どの町に、どの年代の女性・男性が何人いるかを一枚で見る表です。全31町を地域ごとに人口の多い順で並べています。80代・90代の女性の列が、介護サービスの主な利用者層の分布にあたります。
実数はその町にいる人数。町内構成比は町ごとの年齢構造の違いを見る用途。市内シェアはその年代・性別の市内合計に占める割合で、「80代女性は市内のどこに集まっているか」を探す用途。
第 3 章
高齢者数の将来見通し
75歳以上は2020年の9,740人から2030年に11,393人へ増えた後、2040年は10,673人(2020年比+9.6%)の見通しです。85歳以上は2,769人から2040年に4,777人(+72.5%)へ増えます。
65〜74歳75〜84歳85歳以上
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」。2020年は国勢調査(年齢不詳を按分補完した値)。棒の上は65歳以上の合計。藤井寺市の2040年の高齢化率は37.1%(2020年は28.8%)の見通しです。
10,673人
2040年の75歳以上
2020年 9,740人 → +9.6%
4,777人
2040年の85歳以上
2020年 2,769人 → +72.5%
37.1%
2040年の高齢化率
2020年 28.8%
- 75歳以上は2030年が山:2030年の11,393人をピークに2040年まで緩やかに減り、2045年以降は再び増えて2050年は12,324人の見通しです。
- 85歳以上は2035年がピーク:2035年に5,055人と2020年の1.8倍になり、2040年は4,777人です。
- 75歳以上の+9.6%は比較16市町村中10位(府内43市町村中同率29位)、85歳以上の+72.5%は比較16市町村中12位(府内32位)で、いずれも大阪府計(+11.7%・+75.5%)をやや下回ります。
75歳以上の増減率(2020→2040年)
85歳以上の増減率(2020→2040年)
同推計。濃い青が藤井寺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
第 4 章
高齢者の暮らし(世帯・住まい・所得)
65歳以上の一人暮らし世帯は4,061世帯(一般世帯の14.6%)、高齢夫婦のみの世帯は3,624世帯(13.0%)です(2020年国勢調査)。
14.6%
65歳以上の一人暮らし世帯
4,061世帯(一般世帯比)
13.0%
高齢夫婦のみの世帯
3,624世帯(夫65歳以上・妻60歳以上)
- 高齢単身世帯率14.6%は比較16市町村中同率4位(大阪市と同率、府内43市町村中同率8位)で、大阪府計(13.7%)を上回ります。高齢夫婦のみ世帯率13.0%は比較16市町村中12位です。
- 高齢者のいる世帯の持ち家率は79.2%で、比較16市町村中10位(府内43市町村中21位)。大阪府計(70.1%)を上回ります。
- 納税者1人あたり平均所得は364.8万円で、比較16市町村中7位(府内43市町村中16位)。大阪府計(388.0万円)は下回りますが、南河内・中河内では中位より上です。保険外サービスは府内の中位の価格帯が目安になります。
65歳以上の一人暮らし世帯の割合
高齢夫婦のみの世帯の割合
総務省「令和2年国勢調査」(一般世帯に占める割合)。濃い青が藤井寺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
納税者1人あたり平均所得
総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」の課税対象所得÷所得割納税義務者数(全年齢)。自費サービス(保険外)の価格設定の目安。藤井寺市は364.8万円(府内16位)。比較16市町村では八尾市(369.7万円)に次ぎ、和泉市(363.9万円)を上回ります。
第 5 章
要介護認定と介護保険の給付
要介護(要支援)認定者は4,182人(2026年6月末)。第1号被保険者の認定率は22.9%で、比較16市町村中10位(府内43市町村中同率20位)です。
4,182人
要介護(要支援)認定者
2026年6月末・第2号 70人を含む
22.9%
認定率(第1号)
75歳以上 34.3%/65〜74歳 4.3%
33.3%
要介護3〜5の割合
施設入所の対象となる中重度
2,782人
居宅サービス受給者
地域密着 263人/施設 349人
- 認定率22.9%、75歳以上では34.3%(大阪狭山市と同率で比較16市町村中9位)。いずれも大阪府計(25.2%・36.9%)を下回ります。認定率は年齢構成を調整していない粗い率です。
- 認定者は5年前(2021年6月末)の3,737人から445人増え、+11.9%(比較16市町村中8位、大阪府計+10.0%)。同じ期間に第1号被保険者は2.1%減っています。
- 要支援が36.0%と軽度の認定者が多く、要介護3〜5は33.3%(比較16市町村中10位)です。第9期の保険料基準額は月6,400円(比較16市町村中10位、第8期6,000円)、第1号被保険者1人あたり給付費は32.7万円(2024年度、羽曳野市と同率で比較16市町村中6位)です。
認定率(第1号被保険者)
認定者数の増減(5年間)
厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末と2021年6月末。認定率は第1号被保険者に占める第1号認定者の割合(年齢構成の違いを調整していない粗い率)。濃い青が藤井寺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。藤井寺市の認定率は22.9%、5年間の認定者の増減は+11.9%です。
要介護度の構成
要支援1要支援2要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
認定者(第1号+第2号)の要介護度別構成比。右端は要介護3〜5の割合で、この順に並べています。
第1号保険料の基準額(月額・第9期)
第1号被保険者1人あたり給付費(2024年度)
保険料は厚生労働省「第9期計画期間(2024〜2026年度)における介護保険の第1号保険料」。給付費は同「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度の保険給付費(高額介護サービス費・特定入所者介護サービス費等を除く)÷年度末の第1号被保険者数。濃い青が藤井寺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
年齢階級別の認定率(大阪府)
大阪府内の第1号被保険者の年齢階級別認定率(介護保険事業状況報告 2026年6月末の認定者÷住民基本台帳 2026年1月1日の人口、Shido算出)。全国は65〜69歳 2.8%・75〜79歳 12.1%・85〜89歳 48.8%・90歳以上 77.9%。- 大阪府の認定率は65〜69歳4.1%、75〜79歳16.5%、80〜84歳32.6%に対し、85〜89歳で58.0%、90歳以上で84.4%と、85歳を境に急に高くなります。
- 全国(85〜89歳48.8%、90歳以上77.9%)と比べ、大阪府はどの年齢階級でも認定率が高めです。85歳以上が増える分だけ、認定者は高齢者数以上に増えると見込まれます。
第 6 章
町別の介護需要(推計)
町別の推計要介護・要支援者は、小山607人が突出し、道明寺370人・藤井寺281人・大井270人が続きます。地域別では北東地域が1,312人(31.9%)で最も多くなります。
推計 要介護・要支援者が多い町(全31町)
町別の年齢階級別人口(2026年3月末)に年齢階級別の認定率を掛け、市全体の第1号認定者数で補正したShido推計(市全体の第1号認定者 4,112人に一致)。町ごとの健康状態の差は反映していません。推計の合計は4,111人です。
- 推計要介護者の上位は小山(607人)・道明寺(370人)・藤井寺(281人)・大井(270人)・沢田(230人)・林(225人)。小山1町で市全体の14.8%です。町別の値は年齢構成から出した推計です。
- 地域別の推計は北東地域1,312人(31.9%)、北西地域1,231人(29.9%)、南西地域1,107人(26.9%)、南東地域461人(11.2%)。訪問系・通所系の事業所は推計要介護者100人あたり南西地域2.5に対し、北西地域1.6・南東地域1.5と少なめです。
- 市全体は推計要介護者100人あたり訪問系・通所系2.0事業所です。津堂(110人)は町内に訪問系・通所系の事業所が無く、惣社(141人に1事業所)も少ない町です。野中(7.8)・岡(3.5)・林(3.1)は多い町です。
訪問系=訪問介護・訪問看護・訪問入浴・訪問リハ・定期巡回・夜間対応、通所系=通所介護・通所リハ・認知症対応型通所・短期入所・小規模多機能・看多機。事業所の数であり、定員や稼働率は考慮していません。訪問系は町をまたいで提供されるため、少ない町は「近隣から来てもらっている」可能性があります。
第 7 章
介護サービスの供給(競合の状況)
訪問介護は36事業所、通所介護は17事業所、居宅介護支援は20事業所。訪問介護は第1号被保険者あたりで比較16市町村中5位、通所介護は同12位です。
| サービス | 事業所数 | 第1号被保険者1万人あたり | 大阪府平均 | 定員(戸数)合計 |
|---|
| 訪問介護 | 36 | 20.1 | 21.8 | |
| 訪問看護 | 12 | 6.7 | 8.0 | |
| 訪問入浴 | 1 | 0.6 | 0.3 | |
| 訪問リハビリ | 2 | 1.1 | 1.6 | |
| 定期巡回・随時対応 | 1 | 0.6 | 0.4 | |
| 通所介護(地域密着型含む) | 17 | 9.5 | 12.2 | |
| 通所リハビリ | 3 | 1.7 | 2.1 | |
| 認知症対応型通所 | 1 | 0.6 | 0.7 | 12 |
| 短期入所(生活・療養) | 5 | 2.8 | 3.2 | |
| 小規模多機能 | 0 | 0.0 | 0.8 | |
| 看護小規模多機能 | 3 | 1.7 | 0.3 | |
| 居宅介護支援 | 20 | 11.2 | 13.9 | |
| 特別養護老人ホーム | 5 | 2.8 | 2.5 | |
| 介護老人保健施設 | 1 | 0.6 | 0.9 | |
| 介護医療院 | 0 | 0.0 | 0.1 | |
| 認知症グループホーム | 7 | 3.9 | 2.9 | |
| 特定施設(介護付有料等) | 3 | 1.7 | 1.7 | 154 |
| 住宅型有料老人ホーム | 16 | 8.9 | 5.8 | 660 |
| サービス付き高齢者向け住宅 | 4 | 2.2 | 3.7 | 128 |
厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30(介護サービス情報公表システム オープンデータ 2026年6月末時点・出力日2026-07-09))。介護予防サービスのみの指定は数えていません。定員は全事業所で記載がある種類だけ表示(記載漏れの多い種類は—)。住宅型有料老人ホームは府県・市の届出一覧、サ高住は国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」から集計し、サ高住に該当する有料老人ホームはサ高住側だけで数えています。
- 第1号被保険者1万人あたりで、訪問介護20.1(比較16市町村中5位、府平均21.8)、居宅介護支援11.2(同10位、府平均13.9)、訪問看護6.7(同9位、府平均8.0)、通所介護9.5(同12位、府平均12.2)です。通所介護のうち地域密着型は2か所(同1.1、府平均5.6)と特に少ない構成です。
- 施設・居住系の数は75歳以上1万人あたり32.3で、高石市と同率の比較16市町村中3位(府内43市町村中同率8位、府平均28.3)。住宅型有料老人ホーム16か所・660戸(第1号被保険者1万人あたり8.9、府平均5.8)、認知症グループホーム7か所(同3.9、府平均2.9)が多く、看護小規模多機能も3か所(同1.7、府平均0.3)あります。
- 運営法人は営利法人が59.2%(87事業所)で大阪府全体(68.3%)より低く、社会福祉法人20.4%・医療法人15.6%と、非営利の法人の比率が高い構成です。
訪問介護(第1号被保険者1万人あたり)
通所介護(同)
居宅介護支援(同)
訪問看護(同)
施設・居住系の事業所数(75歳以上1万人あたり)
分母は2026年6月末の第1号被保険者数(75歳以上)。施設・居住系は特養・老健・介護医療院・認知症グループホーム・特定施設・住宅型有料老人ホーム・サ高住の数の合計(規模の大小は考慮していません)。濃い青が藤井寺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
事業所が多い町(全31町)
訪問系通所系居住・施設系居宅介護支援その他
事業所の所在地(住所)を町に割り当てて集計。事業所が多いのは野中(22事業所)・小山(21)・林(12)です。
運営法人の種別
藤井寺市内の事業所(上表の合計)を法人の名称で分類。
第 8 章
介護人材の状況
大阪府の介護関連職種の有効求人倍率は4.21倍(2026年7月)。市内の老人福祉・介護事業の従業者は1,753人(2021年)です。
4.21倍
介護関連職種の有効求人倍率(2026年7月)
訪問介護の職業 14.92倍/職業計 1.00倍
67.8%
従業員が不足と感じる事業所
訪問介護員は 83.4%(全国 82.9%)
16.8%
採用率(訪問介護員+介護職員)
離職率 12.8%(全国 採用14.6%・離職12.4%)
27.0万円
介護職の平均月収(月給の者・全職種)
全国 25.5万円(訪問介護員 24.0万円)
- 大阪府では従業員が不足と感じる事業所が67.8%、訪問介護員に限ると83.4%です。訪問介護の職業の有効求人倍率は14.92倍で、訪問介護員の確保が最も難しい状況です。採用率16.8%・離職率12.8%です。
- 市内の老人福祉・介護事業の従業者は65歳以上1,000人あたり97.0人で比較16市町村中3位(府内43市町村中3位)。大阪府計(81.1人)を大きく上回ります。
- 市内の介護経験者の層は厚い一方、事業所どうしの人材の取り合いも起きやすいと言えます。紹介と通いやすさを打ち出した採用が合います。
老人福祉・介護事業の従業者(65歳以上1,000人あたり)
総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数(事業所の所在地ベース)÷令和2年国勢調査の65歳以上人口。濃い青が藤井寺市、薄い青は近隣で比較対象として注目する市町、グレーはその他(南河内・中河内の比較対象)。「大阪府計」は府県全体の値。
介護職員が今の職場に就職した経路(大阪府)
介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」労働者調査(大阪府 n=1,871、複数回答)。全国は友人・知人からの紹介 33.8%、ハローワーク 19.4%、求人情報サイト 9.6%(勤続1年未満では求人情報サイト 21.3%)。- 大阪府の介護労働者が今の職場を知った経路は友人・知人からの紹介が41.1%で最も多く、全国(33.8%)より高い割合です。
- 求人情報サイトは12.5%、ハローワークは11.9%。紹介制度を整えたうえで求人サイトを補助に使う組み合わせが、大阪府の実態に合います。
大阪労働局の求人倍率は2023年改定の職業分類で、全国・京都・兵庫の「介護サービス職業従事者」とは区分が違います。介護労働実態調査の府県別値は標本(大阪府の労働者調査 1,871人)による参考値です。
第 9 章
Shidoからのご提案
データから機械的に導ける範囲の示唆です。貴社のサービス種類(訪問・通所・居住系・施設)、定員、営業エリアにより優先順位は変わります。
最大の需要は小山
推計要介護者は小山が607人で市全体の14.8%を占め、2位の道明寺(370人)を大きく上回ります。小山を中心にした北西地域は、訪問系・通所系が推計要介護者100人あたり1.6と市全体(2.0)を下回ります。
Shidoができること:小山エリアの要介護者に向けた事業所の紹介チラシ・看板のデザイン(デザイン)、地域・商圏の需要と競合の分析(リサーチ&インサイト)。
通所介護は手薄
通所介護は第1号被保険者1万人あたり9.5(比較16市町村中12位)で、地域密着型通所介護は2か所だけです。小規模な通所介護の新規開設の余地がある市と言えます。
Shidoができること:通所介護の紹介パンフレットや体験会案内の制作(デザイン)、事業所の雰囲気が伝わるWebサイトと送迎・日課の紹介動画(Webサイト・コンテンツ制作/撮影・映像制作)。
軽度者向けのサービス
要支援が認定者の36.0%を占めます。介護予防・リハビリ型の通所や、保険外の運動・生活支援サービスの対象者が多い市です。
Shidoができること:介護予防・運動プログラムの案内チラシと申込ページの制作(デザイン/Webサイト・コンテンツ制作)、地域の軽度者に届く新聞折込・地域広告(マス・メディア広告)。
南東地域・道明寺の高齢化
南東地域は高齢化率31.9%・80歳以上12.7%で4地域中最も高く、道明寺は推計要介護者370人と市内2位です。訪問系・通所系は推計要介護者100人あたり1.5と少なく、道明寺駅周辺の需要に対して供給が薄い地域です。
Shidoができること:道明寺駅周辺の対象世帯に届く地域向け広告と案内チラシ(マス・メディア広告/デザイン)、エリア別の需要と供給を整理する商圏分析(リサーチ&インサイト)。
一人暮らし高齢者への保険外サービス
高齢単身世帯は4,061世帯(14.6%、比較16市町村中同率4位)。見守り・配食・家事支援など保険外サービスの母数があります。所得は比較16市町村中7位で、府内の中位の価格帯が目安になります。
Shidoができること:見守り・配食・家事支援の保険外サービスの案内ページとチラシの制作(Webサイト・コンテンツ制作/デザイン)、料金の見せ方の整理(ブランディング戦略)。
85歳以上の増加に合わせる
85歳以上は2020年2,769人から2035年5,055人へ増える見通しです。大阪府の認定率は85〜89歳で58.0%に上がるため、訪問看護・看護小規模多機能・グループホームなど中重度に対応するサービスの需要が伸びます。
Shidoができること:訪問看護・グループホームなど中重度向けサービスの事業所紹介サイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)、ご家族向けの説明動画(撮影・映像制作)。
ケアマネへの営業
居宅介護支援は20事業所(第1号被保険者1万人あたり11.2)。市域が狭く、市内の居宅介護支援事業所をすべて回れる規模で、関係づくりの密度を上げやすい市です。
Shidoができること:ケアマネジャー向けの事業所紹介資料・空き状況の案内の制作(デザイン)、事業所の強みを伝えるWebサイトの制作(Webサイト・コンテンツ制作)。
採用は市内の経験者層も
市内の介護従業者は65歳以上1,000人あたり97.0人と府内3位です。紹介制度を軸に、市内の経験者に通いやすさを訴求する採用が合います。
Shidoができること:採用サイトと職員紹介の動画・写真の制作(Webサイト・コンテンツ制作/撮影・映像制作)、紹介制度の案内ツールのデザイン(デザイン)。
ご提案
貴社のデータをお預かりできれば、ここから先を「貴社専用の戦略」にできます
本資料は公的統計だけで作った藤井寺市全体の地図です。ここに貴事業所の利用者・紹介・採用の実績を重ねると、「どの町の・どの方に・どの経路で」を数字の根拠つきでご提案できます。以下のうち、ご用意いただけるものからで結構です。
① 利用者台帳(集計した形で)
利用者の住所(町名まで)・年齢・要介護度・利用開始日。本資料の町別推計と重ね、利用が多い町・需要があるのに取れていない町を特定します。
② 紹介元の記録
居宅介護支援事業所・地域包括支援センター・病院の地域連携室ごとの紹介件数と成約。どのケアマネジャー・どの圏域から紹介が来ているかを出し、営業先の優先順位を決めます。
③ 稼働率と待機・空きの推移
曜日別・月別の稼働率、定員の空き、待機者数。空きが出る曜日・時期と、それを埋める地域を町別需要から逆算します。
④ 求人・採用の実績
媒体別(ハローワーク・求人サイト・自社サイト・紹介)の応募数・採用数・採用単価、職員の通勤元。応募が来る地域と媒体を把握し、求人広告の配信範囲を決めます。
⑤ Webサイト・Googleビジネスプロフィール
サイトの流入地域・検索語句、GBPの表示・電話・経路検索の数。「藤井寺市 デイサービス」「藤井寺市 訪問介護」等の検索で貴事業所が見つかっている割合を推定します。
⑥ 家族・ケアマネジャーの声
選ばれた理由・知ったきっかけのアンケート、見学から契約に至った割合。パンフレット・Web・見学会のどこに力を入れるかを決める材料にします。
出典
データの出所と注意事項
数値は各出典の公表値、または公表値からの計算値です。
- 藤井寺市「町丁別年齢別男女別人口表」(令和8年3月31日現在)・「町丁別人口表」(令和8年)。https://www.city.fujiidera.lg.jp/soshiki/somubu/soumu/toke_deta/si_toke/1387435003484.html
- 藤井寺市「人口の推移」(各年9月末、住民基本台帳)。https://www.city.fujiidera.lg.jp/material/files/group/32/jinkou_suii.xls
- 藤井寺市都市計画マスタープラン(令和7年改定)第6章 地域別構想(地域区分に使用)。https://www.city.fujiidera.lg.jp/soshiki/toshiseibi/toshikeikaku/toshikeikaku/1390204591207.html
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(暫定)」2026年6月末 保険者別(第1号被保険者数・要介護(要支援)認定者数・受給者数)、同 2021年6月末。
- 厚生労働省「介護保険事業状況報告(年報)」2024年度 保険者別 保険給付費(第8-1-4表)・第1号被保険者数(第2表)。
- 厚生労働省「第9期計画期間における介護保険の第1号保険料について」保険者別 基準額(月額)。
- 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」オープンデータ(2026-06-30時点)。国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」(2026年9月取得)。住宅型有料老人ホームは大阪府・兵庫県・京都府と各市の有料老人ホーム一覧(2024〜2026年の各時点)。Shido集計。
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)」。
- 総務省「令和2年国勢調査」人口等基本集計(年齢5歳階級別人口、65歳以上世帯員のいる一般世帯・単独世帯、夫婦のみの世帯、住宅の所有の関係)。
- 総務省「令和7年度 市町村税課税状況等の調」第11表(課税対象所得÷所得割納税義務者数)。
- 総務省・経済産業省「令和3年経済センサス‐活動調査」産業小分類854 老人福祉・介護事業の従業者数。
- 厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和6年11月審査分、令和7年11月審査分)、総務省「人口推計」(2024年10月1日)、同「住民基本台帳に基づく人口」(2026年1月1日)。年齢階級別認定率はShido算出。
- 公益財団法人介護労働安定センター「令和7年度 介護労働実態調査」(2026年7月29日公表)。
- 大阪労働局「職業別求人・求職状況(令和8年7月)」、兵庫労働局「労働市場月報ひょうご 令和8年7月」、京都労働局「求人・求職バランスシート(令和8年7月分)」、厚生労働省「一般職業紹介状況」。
藤井寺市は町丁別の年齢別人口を年2回(3月末・9月末)公表しており、町別データの基準日は2026年3月末です(人口の推移は2026年8月末まで)。地域(北西・北東・南西・南東)への町の割り当ては、都市計画マスタープランの地域区分図から判定した推定です。津堂4丁目は秘匿のため津堂3丁目に合算されています(町「津堂」の値には影響しません)。町別の要介護・要支援者は年齢構成から出した推計です。住民基本台帳(2026年3月末)、介護保険事業状況報告(2026年6月末)、国勢調査(2020年)、将来推計人口(2023年推計)は基準日と定義が異なるため、章によって人口・高齢者数の値が異なります。町別の要介護者数は推計値で、実際の認定者の分布ではありません。